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美大を卒業後、個人で制作活動をしていた僕がスパイスボックスに入社した理由。

こんにちは。スパイスボックス採用広報担当の吉池です。

今回は2019年7月にクリエイティブ職で入社した、髙橋 大輝を紹介します!

 自己紹介はどちらかといえば、苦手分野だ。

 正直なところ、こうして入社記事の寄稿のためにキーボードを打っていても、求められている文章にはならない予感がしている。それでもこうして文字を連ねているのは、半ば開きに直りに近いかもしれない。

 自分が書きやすいように、気軽にと言われているのだし、ここでどんな文章を書こうと怒られる気はないので気を取り直して自己紹を始めようと思う。

 名前。髙橋大輝。

髙橋の『髙』は旧漢字。よくある名前に生まれた自分の、小さなプライドである。ちなみに社用PCに登録された表記は常用漢字になっている。機種依存の文字なので仕方がない。世の中は常にままならない。

 東京に生まれて22年。東京で育ち、東京の会社で働いている。はたから見ればシティボーイというやつだが、残念なことにきらびやかなシティ感は僕からは滲み出てくれない。

 ここまでの文章でなんとなく察しはつくかもしれないが、好きな言葉を書こうにも、「質実剛健」とか、「一期一会」などといった言葉は出てこない。おそらく、嫌いな言葉の方がスラスラ出てくるのではないだろうかと思う。「男らしく」とか、特に嫌いなことばに挙げられる。

僕は男でも女でも、誰かでもなく僕なので。

ちなみに趣味は散歩、彫金、読書。

「学生時代に何をやっていましたか。」この質問は世に出る学生なら大抵は聞かれたことがあると思う。正直、何をしていたのか聞かれても、1つに絞れなくて困ることがある。4年間をまとめるのはなかなかに難しいことなのではないだろうか。

しかし、ここは限りのあるスペースなので、できるだけ簡潔に済ませたいと思う。

 武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科環境計画専攻。

履歴書に書き込むのが大変なこれが、最終学歴である。スパイスボックスは書類選考がwebだったので、とても楽で嬉しかった覚えがある。今どき、手書きの履歴書になんの価値があるのか、少々の疑問を抱きつつ閑話休題。

 学生時代は制作が生活の基本だった。一般的な大学における専攻科目の講義が、美大では課題ごとの実制作になり、提出物が単位になるので、課題の締め切りの度に徹夜していた覚えがある。基本的には空間に関することを学びつつ、身の回りにあるモノやコトに関して、グラフィックや文章、インスタレーションといった様々な手法で表現する毎日を送っていた。


 その一方で、アート作家、舞台芸術、ファッション、デザインなどの現場にアシスタントとして実際の現場とも触れ合ってきた。その経験は入社した今でも役立つことが多い。




 スパイスボックスはデジタルに強い会社である。

これはエントリーする前に調べたので知っていたが、実際に入社する前にも念を押された覚えがある。というのも、自分の経歴をみると今までは基本的に空間系のことをやっていたから、デジタルの分野に飛び込んでいくことにある程度、気を使ってもらったのだろうと思う。ありがたいことである。

 それでもなぜスパイスボックスに入社したのかと言われれば、もちろん広告の分野に興味があったし、プランニングやその実現のためのアウトプットを考えることのできる場所にいたいと思ったからだが、理由はもう1つある。

 それは、自分が個人で続けている制作活動のことを自然と受け入れてくれたから、というのが大きい。僕は大学時代からの友人とユニットを組んで展示などを続けている。今の時代にはそう珍しくもないことだが、これを会社に勤めながらとなると話は変わってくる。どうしたってある程度の時間は仕事に取られてしまうからだ。

 しかし、スパイスボックスは違っていた。自分の活動の話をした時から、そこは大切にした方がいいと言われた。自分の時間をしっかりと持って、いいものを作り続けることが大事なんだと言われた。そこで僕は本当に入社を決めることができたと思う。

 実際、僕は今働きながら自分たちの制作を続けられている。クリエイティブとして仕事をしながら、制作活動で得たものが仕事に還元されている実感もあるので、個人の活動も仕事も頑張ろうという気持ちを持てている。

 制作と仕事。この両立ができることにありがたいと思いながら、どちらもいいものを作ることを考えて、いいものができたといってもらえるように、日々精進していこうと決心を新たにこのページを締めくくらせていただく。

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