今回は新卒採用の話を書きたいと思います。
本来、わが社の存在価値は
お客様の課題を解決するためにあると思っている。
当然ながら、求められるのはいつだって経験豊富なエンジニアリソースだ。
この観点から、経験のない新卒を採用をしないと決めていた。
採用活動にもお金がかかるし、取り組む工数もなかなかのものだ。
仮に新卒を採用できたとして、教育している期間は持ち出しのみでまったく利益を生まない。
それでいて、利益を出せるようになったと思いきや
最近は「石の上には3年いれば十分」ということで、いなくなってしまうんだ。
ある程度使える人材になったから、他社に声をかけられちゃう、
いわゆる ”引き抜き” にあうからね。
こう考えてたから12年ぐらい前までは
経験者のみを採用をするのが正しいと思ってたわけだけど、
なんでか、いつまで経っても会社が伸びないわけよ。
悩んでる俺をしり目に
周りで伸びている会社を見てみると
皆こぞって新卒をガンガン採用してるわけだ。
特にIT業界の大先輩が「無限列車」ならぬ、「無限採用」と言いながら
優秀な新卒はいくらでも採用するスタンスを取っていて、
それを優秀な起業家たちが真似していたのを思い出す。
会社が伸びない俺を見かねて
周りの友人経営者たちから新卒採用を勧めてもらった。
それで俺も見よう見まねで新卒採用を始めてみたんだ。
まぁ~やってみたら、大変たいへん。
始めてみてまず一番最初に気が付いたのは
うちの会社の計画性の無さだ。
※俺はいまだに計画性がないのは子の数を見ればわかっちゃうのは内緒だよ
ほとんどの学生さんは3年の後半から就職活動を始めているんだけど、
うちが採用を始めた当初はそのタイミングが分からずに
4年生の中盤過ぎるぐらいから始めた。
恥ずかしいことに
「あれ~良い子あんまりいなくない?」なんて当時の人事と言ってたけどね。
今考えたら、当たり前じゃんかね~
良い子たちはもうとっくに内定をもらってるからね。
ましてやうちみたいな何も揃ってない弱小ベンチャーに
好き好んでくる子がいるわけがない。
一年物の求人媒体を出していて半年しか使わないし
ちゃんと採用サイクルも勉強しないで始めるあたりは
いかに当時のわが社(俺が)が行き当たりばったりだったのか。。。
次の気が付いたのは
企画力の無さ、経営者の魅力の無さだ。
説明会を開いても、そもそもスピードリンクってどこだよ!?って感じだから
来るのはせいぜい2~3人程度だ。
誰一人来ない回もあるぐらいだ。
ただでさえ誰も来ないのに、せっかく来てもらっても
会社の魅力をちゃんと伝える
コンテンツ設計ができないんだ。
外見で言えば当時のうちは
安心感ある規模でもなければ、グレードの高いビルに入っているわけでもない。
良い取引先も少ないし、資金もない。
ソフトの部分では、魅力的なビジョンや制度すら、わが社にはないわけよ。
ないないづくしのうえに
当時の俺は考え方が定まってない未熟者だったし
人前でしゃべり慣れていない。
ベンチャーの唯一の武器になりえる「経営者の魅力」ってやつを出すことが全くできなかった。
それでも何とか運よく初年度は2人だけ採用できたと記憶してる。
やっとの思いで採用できたのに
今度は受け入れる体制が皆無だということに気が付くんだ。
教育する制度がない、道しるべとなるキャリアマップもない、
新入社員をフォローする人もいない、、、
もうほんとに「吉幾三の” 俺ら東京さ行ぐだ ”」状態で恥ずかしい限りだ。
でもあの時、新卒採用を始めなければきっと俺はいつまでも
この組織の足りないところに気が付かなかっただろうし、
気が付かなければ、整備改善しようとも思わなかったと思う。
若い子を教えるのは コストもかかるし、手間もかかるけど、
新卒採用を通じて最も教えられたのは
社長である俺の社会責任に対する考え方
なのかもしれないね。
この若い子たちを通じて、大人の仕事とは何か?
次の世代につなげるべき モノゴトとは何か?などなど
いろいろと考えさせられた。
そういう考え方たちがわが社の土台となり、会社の文化になってきている。
全く伸びなかったわが社が少しずつ伸び始めた要因に寄与していると思うんだ。
追伸:
よく、求人媒体出した程度で 「良い子が面接に来ないんだよ~」って嘆く経営者がいるけど
その前に、お前の会社は良い会社なのか?
まるで稼ぎも大してなく、男前でもない、経験も包容力もない男が
「浜辺美波みたいな子いないかな~」って言ってるようで恥ずいわ!!
まずは鏡見て自分磨きしろや!!!って言いたい!!