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この世でもっとも好きな食べ物はバター、人生のたのしみは食事と料理と仕事。はじめまして。2023年4月に入社したライターの中川といいます。
自宅の二階におやつとコーヒー豆専用の小さい冷蔵庫があって、今は大好物の『スナックミーのやさしいキャラメル』『ブールドネージュ リッチバニラ』がストックされています。
魅惑的なおやつと心やさしい仲間たちに囲まれて春から働きはじめ、気がついたら夏も盛りを迎えていました。人形町オフィスへ出勤する朝の道には、老舗お惣菜屋さんのコロッケの香りやお蕎麦屋さんのだしの香りが漂い、風情がありながらも毎日すこぶるお腹が空きます。
現在私は、ECサイトのsnaq.me ストアで毎日お披露目されつづける新商品の紹介や、オウンドメディア mag.me(マグミー)の特集&販促記事、定期便BOXに入っているよみもの冊子『3PMmm…』、LINE配信バナーのキャッチコピーなどなど…スナックミーに存在するだいたいの文章を、唯一のインハウスライターとして手がけています。ライティングのほかにも、SEO対策や販促のための訴求づくり、LPサイトのディレクションや誌面編集など、工夫のしがいがある奥深い業務ばかり。
こういうのとか書いてます。定期便BOXに同梱されている『3PMmm…』より
よりよい「おやつ体験」をお届けするために、くる日もくる日もおやつのことを考え続け、ライターである自分ができることは何かを深く思考しながらひたすら手を動かす。そんな仕事をしながら「自分はなんだか来るべくしてここにやってきた気がするなぁ」と日々思っています。今回は、そんな私がおやつライターとしてスナックミーにやってくるまでの話にお付き合いください。
ショーケースの“こっち側”
私と「おやつ体験」の出会い、そしておやつを心から愛する今の私の目覚め。すべての始まりは、大学時代にアルバイトをしていたとあるケーキ屋でした。
苺が恭しく飾られた純白のショートケーキ、こってり濃厚なバタークリームとラムレーズン、洋酒がたっぷり効いたサヴァランにモンブラン…そんなクラシカルなケーキが品よく並び、お客様たちに長年愛されている、銀座の老舗洋菓子店です。
社長のおばあさま、パティシエのおじさまとお姉さまたちに可愛がっていただきながら販売業務を数年続けるうちに、自分がお客様に提供しているのは単なる食品ではなく「おやつの時間」なのだなと、あるとき自然と気がつきました。
銀座へ出かけて買ってきたちょっと贅沢なショートケーキを、夕飯のあとにせっかくだからとコーヒーを淹れて、お気に入りの食器をいそいそと並べ、家族と一緒にたわいもない話をしながらじっくりと楽しむ。そんな幸福な体験にひとびとはお金を払うのでしょう。もちろん私自身もまた、数えきれない「おやつの時間」に生かされて大人になった人間のひとりです。
就活をしながらケーキ屋のアルバイトを続けていたある夜。閉店後のしんと心地いい静けさに満ちた店内で、ケーキを出して空っぽになったガラスのショーケースの内側を拭いていました。
丹精込めて磨き込まれたガラスの内側に満ちる、ひんやりと清潔な消毒液の気配、ミルクとクリームのかすかに甘い香り。就活に消耗した心身になぜだかそのやさしい香りがとても深く深く沁みて、将来どんな仕事をするのかまだてんでわからないけど、いつか私は絶対「ショーケースのこっち側」に戻ってこよう、「おやつの時間」を届ける側の人になろう、と心に決めたのです。
部下もチームも育った。さて、これから何する?
そんなこんなで大人になった私は、まず制作という業界、そしてものを書いてお給料をいただく生き方を見つけました。新卒入社した広告制作プロダクションで、プロダクションマネージャーとして撮影現場を日夜駆けまわったり、中小企業を対象とする集客支援会社へ人生初転職を果たし、制作部のライターとしてあれこれ奔走したり。
とりわけその2社目は愉快でした。社員ライターが何十人もいるんです(はじめは6人そこらでしたが)。そのチームに迎え入れられてライティングスキル、中でもとくにフードライティングの腕をめきめき磨いていくうちに、チームメイキングや教育の楽しさも知り…充実した日々の中で係長、課長へと昇進する機会にも恵まれ、激動のコロナ禍をふくむ4年ほどを過ごしました。
やがて愛する部下たちが頼もしく育ち、チームもひとまずの成熟を迎え、長い過渡期を乗り越えたあるとき。「さて、これから私は何をしようかな」という漠然とした問いが芽生えると同時に、あの日のショーケースがふと脳裏をよぎりました。今の自分なら、なにより好きな飲食を扱う業界でライターのスキルを活かせるのでは?
しかし、管理職として就業しながらの転職活動はやはり困難です。家族がいるので、フリーランスや業務委託へと踏み出すのもなかなか悩みどころ。するとちょうどそんな時期に、当時すでにスナックミーでCRMの仕事をしていた友人のおみつが「ライター募集してるよ」とWantedlyのページを送ってくれました。
おみつがスナックミーで働いていることは転職が決まったときから知っていましたし、なんなら私はかつて定期便ユーザーだったのです。飲食どころか、大好きなおやつのそばでライターの仕事ができるかもしれないなんて。人生最大の転機が訪れた瞬間です。
リファラル採用ですぐ見えた、スナックミーのいいところ
そこからはとんとん拍子でした。人生でこんなに自然体でうきうきと就活をしたことはありません。おみつからスナックミーの雰囲気について詳しく教えてもらい(紹介によるリファラル採用の場合はスナックミーが食事会費用を負担してくれる仕組みがあります)、いよいよ面接の日に。
志望動機をぶつぶつ丸暗記することも、受け答えのシミュレーションをすることもなく、面接担当の方々とおやつへの愛や仕事への情熱を語り合っているうちに、いっときは夢のようだとすら思った「スナックミーのおやつライター」への扉が開かれていました。
そしてあっというまに季節がめぐり、今に至ります。
(余談ですが、前職の同僚たちが大勢スナックミーのことを知っていて、とてもあたたかく送り出してくれたのが嬉しかったな~。たくさんのユーザーに愛されるブランドゆえですね。今でも元職場におやつギフトを贈ったりしていて、スナックミーが縁を繋いでくれているなと感じます)
元職場に贈ったハウス型おやつBOX。私もほしい
あとから聞いたのですが、スナックミーの採用はなにより人柄重視なんだとか。リファラル採用と聞くと、どうしても「紹介だから選考が有利に進む & 採用する側もラクできちゃう」みたいなイメージがありませんか?でもスナックミーの場合、リファラル採用だとしてもとことん真摯な面接が行われます。面接担当者1名あたり1時間ほど、合計4名とかわるがわる計4時間ほどお話ししたかもしれません。これが逆にとても嬉しかったんです。
面接のときは、今思い返してみると、仕事とは直接関係がない話もたっぷり丁寧に引き出してもらいました。それが私という個人をしっかり見てもらえている証のように感じ、血の通った採用活動をされているな~と感動したものです。
そんな選考を経ているスナックミーメンバーのみなさんは、仲間を思いやり、協力を惜しまず、つねに切磋琢磨しあうことができる(こういった精神のことを私たちは“チームスナックミー”と呼んでいます)すばらしい方ばかり。そして誰しもが愛すべき食いしん坊で、スナックミーのことが大好きです。言うまでもありませんね。
私が大のおやつ好きだと知っている友人たちは、スナックミーでおやつのライターをしているよ~と話すと、みな口々に「ぴったりじゃん!」と言ってくれます。そしてこれは個人的に仕事中いつも感じていることなんですが、いわゆる「スナックミーらしい文章」をとても自然に書けるんです。自分の筆致と自社の世界観が、意識して合わせにいくまでもなくしっくり合う。ライターとしてこれ以上に嬉しいマッチングはありません(これ本当に重要で、筆致が合わないとずっと“誰かのふり”をしながら働いてるみたいな気分になって超しんどいんです…)。
一番のお気に入り『スナックミーのやさしいキャラメル』。名前も好き
あらゆる縁があったからこそ、今ここでこうして「おやつ体験」を届ける一員として働いていますが、あの日「ショーケースのこっち側」にまた戻ってきたいと願った若い自分、そして苦楽をともにしてきた元同僚のライターたちに、しっかり顔向けできることを嬉しく思います。
そんな私が思う、「スナックミーで幸せに働ける人」はこんな感じ。
これはどの職種であってもひとしく共通しているはずです。
- 飲食業界の仕事や飲食店のアルバイトで「おいしいものを食べる時間と経験」を提供することに、深い喜びを感じた経験がある
- 心から好きなおやつや食べ物があり、そのことについて情熱的に語れる
- 自社ブランドを愛し、責任を持って育てていきたい
- 仲間を思いやり、ともになにかを達成することが好き
- ありのままの自分でいられる環境で、のびのび力を発揮して成長したい
ご興味を持ってくださったら、ぜひ「話を聞きに行きたい」ボタンを押して、私たちに会いに来てくださいね。新しい仲間が増える日を心待ちにしています。