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未来を拓く君たちへ


こんにちは。

スナックミー共同創業者の三田村(37歳)です。

今はもっぱらOperationとCustomer Success、オフィス向け事業(オフィスグリコのヘルシー版みたいなやつ、ご興味ある方ご連絡ください!)など幅広くみています。

社員ブログの順番が回ってきたので何を書こうかと頭を巡らせていたところ(誰も自分の経歴には興味なさそうだし・・・)、最近リクルートスーツを着た学生さんを街ナカで見る機会が増えてきたので、就活について経験談も踏まえて少し書こうと思います。(新卒一括採用の仕組み自体、もはや終わっていると思いますが、それはまた別の機会に)

僕が就活をしたのは2003年12月〜2004年5月、当時は3回生の秋くらいから本格的に就活が始まっていたり、就職氷河期が始まりかけていたり、スマホなんてなかったり、OfferBox(http://offerbox.jp/)みたいな逆求人サービスもなかったり・・・・今とは随分様子が異なっていると思います。

一方で変わっていない部分もきっとあって、就活経験者として君たち(学生さん)にアドバイスというか、伝えられることもあると思っています。

3つだけお伝えするので、自分の仕事や将来に希望を持てていない方はぜひ読んで欲しいと思います。

1.受かって当然

面接ってどうしても緊張しちゃいますよね。㈱ワールドイッツマインの世良社長(意識高いIT社長)は「本気でこの会社に来たいと思ってるから緊張してるんだよね!」と言ってるが、いやいや、そこまで高い志望度でなくても緊張するって。普段から緊張しいの僕は面接で緊張しまくってたくさん失敗もしました。

ちょっと話が逸れますが、僕は中学から大学までずっとバスケットボールをやっていたのですが、高校時代の顧問の古田先生が

「フリースローを打つ時の一番良い気構えは何だと思う?」

と僕たちに聞いてきたことがありました。(ちなみにフリースローとはサッカーでいうPKみたいなもの。決めないとチームメイトから「おいおい」となじられる感じ。)



「『絶対に決めてやる!』違う、『決めなかったらやばい・・・』違う。」

さて答えはいうと・・・

「決めて当然」

だと。

その当時の僕たちは「何が違うの?」という感じでしたが、時間がたって、歳を重ねて、いつの日からか、あの時いただいた言葉を次のように解釈するようになっていました。

「『決めて当然』と思えるだけの努力をしよう」と。

それだけ努力ができたら、自信に繋がり、それはきっと結果に繋がると。

面接が怖い、という人は、自信を持てるだけの努力をしよう。自信を持てるようになるアプローチは人それぞれ違うと思う。徹底的に自己分析をする人、企業研究をする人、模擬面接しまくる人、様々なアプローチがあって良い。

僕は昔も今も頭があまり良くないので、とにかく行動量で負けないようにしようと思い、第1志望であったJTBのOB訪問をしまくりました。1人捕まえると「あなたより活躍している人を紹介してくれるまで帰りません」的なことを言って、若干というかかなり迷惑がられていたような気もしますが、おかげさまで30名近い先輩方と話をする機会を得ることができました。(あの時の先輩方、本当に感謝しています)

最初の選考は筆記試験。会場は400人くらい入る大部屋。会場の入る前に「昨年度志望者数16000人に対して採用400人、ざっくり400人に1人、ってことはこの会場で受かるのは1人か。」なんてモヤモヤ考えながら会場に入って席に付いて内心こう思った。

「勝った」

その会社について多分この会場にいる誰よりも努力してきた自分がいるから。負けるわけはないと。

おかげさまでJTBからも内定をいただき、今は違う仕事をしていますが、幸せな8年間をおくることができました。

これを読んでいる君たちにはどうか、自信を持てるようになる"正しい努力"をして欲しいと思います。繰り返しですが、それは人によってアプローチが異なります。自分にあった自信の付け方を見つけ出し、誰よりも努力する。その時きっと君たちはこう思う。

「受かって当然だ」

2.就活程度で人生詰まん

最近下記のようなニュースを見ても誰もあまり驚かなくなっているかもしれませんね。


神戸新聞NEXT|総合|私だけ...「就活うつ」多発 大卒就職率最高その陰で
兵庫県内にある大学と短大の今春卒業生の就職率(4月1日時点)が、前年比0・3ポイント増の94・7%を記録し、兵庫労働局が11年に調査を始めて以来、過去最高だったことが分かった。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201806/0011351285.shtml
大林組社員の卑劣手口 就活アプリを悪用しわいせつ行為 - ライブドアニュース
就活生への強制わいせつ容疑で逮捕された大林組社員をゲンダイが取り上げた。男は就活アプリで女子大生と知り合い、大林組近くの喫茶店で会ったという。その後、女子大生を店から連れ出し、事務所と偽り自宅に誘い込んだそう
http://news.livedoor.com/article/detail/16059603/

大林組の犯罪者のようなダメな人間がいるのもまた事実。(明るみに出なかっただけで、この手の奴は多分昔からいたと思う)

君たちには悪いオトナたちに騙されないだけの知恵を身に付けて欲しいと思う一方で、「所詮は就活」程度の気構えで臨んで欲しいとも思います。

きっと就活うつになっちゃう学生さんも、可哀想な女子大生も、就活を「人生を決める大事なイベント」みたいに思ってたんじゃないでしょうか。(もちろんそう意気込むこと自体は悪いことではないと思います)

さて話は変わりますが、僕の親友に新卒1年目のGWに退職(というかGW明けに出社せずそのままドロン)した人間がいますが、彼は今起業して社員30名を越える会社を立派に経営しています。

就活がうまくいかずふと立ち寄ったパスタ屋のパスタの旨さに衝撃を受けて、そのまま弟子入りして今では自分の店を持っている親友もいます。

電通に入りたくて就職浪人までして、業界3位の会社に入社し、嘘みたいに活躍し、程なく電通からヘッドハントされるも、今の会社を変えたいから、という理由でそれを断った親友もいます。

何が言いたいかというと、人生何が起こるか分からない、ってこと。(当たり前の話ですが・・・)

上で紹介した僕の友人たちは「就活が自分の人生を決めた」なんて微塵も思っていないと思います。君たちの人生を決めるのは君たち自身であって、決して面接官や会社や、ましてや色に狂ったサラリーマンでもない。

就活なんて君たちの100年間の人生におけるほんの一部。

サッカーの岡田監督はフランスW杯初戦、W杯初試合ということでガチガチに緊張している選手たちに

「地球が誕生して46億年、人類が生まれて100万年、君たちの人生は80年、サッカーの試合はたった90分」



と伝えたそうです。魔法の言葉ですよね。

肩に力が入りすぎているな、と感じたら、どうかこう思うようにしてください。

「就活程度で人生詰まん」

3.社会人の方が100倍おもろい

君たちの大学やサークルの先輩たちはひょっとしたらこんなこと言ってませんか?

「学生時代が楽しかった。今の内に遊んでおけよ。」

「こんなに自由な時間はもう来ないから、親から金借りてでも遊びまくれ。」

僕も君たちの立場の頃に似たような言葉をかけられた覚えがあります。

敢えて、ハッキリと言いますね。

それ、真っ赤なウソ!

仕事で成果をあげれなかったり、やる気のない人間ほどえてしてそのようなことを言います。

そんな人間の言うことなんか聞く耳持たなくていい。

どうせ話聞くなら、仕事を目一杯楽しんでいる人の話を聞いて欲しい。

僕と同じように「月曜日の朝が来るのが待ち遠しい」と思っている人間は少なからずいる。(特にスタートアップ界隈には多いと思う)

数年前サークルのOB会に招待された時、締めの挨拶で現役の学生さんたちにこう伝えました。

「社会人の方が100倍おもろい。楽しみにしておいて!」

これ、本当だから。実際僕がそうだし、うちの会社の仲間たちもきっとそう思っている。(はず)

以上、まとまりのない話になりましたが、最低限伝えたいことは伝えられたかなと。

「読んで、ちょっと勇気が湧きました」

「いい意味で肩の力が抜けました」

「スナックミーで働いてみたいです!」⬅これ一番うれしいやつ、待ってます

なんて思っていただけたら嬉しいな、と妄想しながら深夜3時にこれを書いてます。


人間が不幸な感情を抱くのは「未来への不安」と「過去への後悔」だけだと聞いたことがあります。過去は過ぎたこと、未来はやってみないと分からない。そう考えると悩むだけ無駄ですね。君たちには"自分でコントロールできること"にだけフォーカスをして欲しいと願っています。それは"今何をするか"だけですね。

最後に僕が尊敬する田坂広志さんの書籍より、今までの人生で幾度となく自分を救ってくれた言葉。

その言葉を、いま、君たちに贈ります。

『未来は無い。過去も無い。

 あるのは、永遠に続く、いまだけだ。

 いまを生きよ。いまを生き切れ。」 

※田坂広志 著『未来を拓く君たちへ』より引用


未来を拓く君たちの就活が、悔いのないものに終わること(おまけに少しでもスナックミーに興味を持ってくれること)を願っています。

スナックミー 取締役COO 三田村

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