1
/
5

離職が多い(と言われる)飲食業界で、離職率を年々減らせたコツ

はじめまして、の方がほとんどだと思いますが、

株式会社StyLe 代表の石川と申します。

2014年の設立以来、振り返れば、

毎年10店舗ほど増やしてきて、

丸4年と少しで50店舗の飲食店を運営する規模になりました。

その中で、完全に撤退したのは2店舗だけ。

よく人からは、「急成長」とか言われることが多いのですが、

決してそんなことはなく、

むしろ、地に足をつけた展開を心がけているくらいです。

そんな当社の成長の基盤となった、人材の考え方についてお伝えすることで、

就職や転職を考えている皆さんの参考になればと思います。


直近3年間は、セーブしながら150%前後づつ成長

冒頭でもお伝えしたように、

設立から、毎年10店舗ほどづつ増やしてきて、

現在では多種多様な飲食店を50店舗運営しております。

売上は、直近3年で、約10億、約15億、約20億と、

150%前後で成長できております。

飲食業態で、複数の業態でこれほどのスピードで展開することを

急成長と言われることも多いのですが、

自分としては、まったくそんなことないと思っています。

どちらかというと、緩やかに成長できるように抑えているくらい。

じゃあ、なぜ緩やかに成長するように抑えているか、というと、

急成長には労働環境の悪化がどうしてもつきものだから。

特に人で成り立つ飲食業においてのそれは、他の業態よりも、

より顕著にでると思っています。

じゃあ、なぜ、労働環境の悪化が問題なのか。

これはStyLeの理念ともいえる存在意義が、

StyLeに関わった人々の幸せへの原動力となる会社であることだから。

そして、労働環境の悪化により、退職があることはこの存在意義に反することだからです。

もちろん、売上をあげることも大事ですが、それは、この目的のための手段でしかない。

だからこそ、一緒に働く仲間の満足度にはこだわってきていて、

それが、結果として、この成長につながったと思っています。


離職率低下のポイントは幸せの基準

で、やっと冒頭の離職率を減らせたコツの話(笑)

もちろん色々な考え方があると思いますが、

自分が考えているコツは、

スタッフそれぞれの幸せに寄り添うこと。

自分自身がそうであったように、

仕事に没頭して、最終的に自分で独立してお金持ちになりたい、という幸せもあれば、

そうではなくて、週2日ちゃんと休めて、家族との時間をしっかりもちたい、

という幸せもある。

もちろんそれ以外にも、たくさんあると思いますが、

つまりは、幸せの基準は人それぞれ、ということ。

このそれぞれの基準に寄り添った環境を提供することこそが、

離職を減らせたコツであり、StyLeの存在意義を全うすることでもあるという考えです。

例えば、飲食業界でよく言われる給与や休みの話。

給与は、同年代よりも稼げるように、業界最高水準を常に目指しています。

今だと店長候補の場合、月給30万円~50万円から。

給与査定も毎月あるので、稼ぎたい人はちゃんと稼げる仕組みができてきたと思います。

また、大手飲食チェーンから転職してきて、一時的に給与は下がったけど、

すぐにそれ以上稼げるようになったメンバーも実際にいます。

休みも、月8日休みを基本として、年末年始や夏季休暇とは別で

最大10日休めたり。

もちろん有給も完全消化できる仕組みを整えました。

こんなにスタッフを優遇して、経営は大丈夫か聞かれることもありますが、

すべての数字は社員に公開しているのでご安心を(笑)

また、今後の出店目標とか、売上目標を聞かれることもありますが、

明確には定めていません。

それらもすべて、今いるメンバーにあわせてのことなので。

売上を優先するようになると、どこかで無理がでるから。

数字ではなく、人と向き合って、ともに成長する経営。

これこそが一番の離職を減らすコツなのかもしれませんね。

株式会社StyLe's job postings
2 Likes
2 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Kosuke Suwa's Story
Let Kosuke Suwa's company know you're interested in their content