株式会社Squadは、「この世で最も人を生かす企業であり続ける」という理念を掲げ、デジタル広告運用プラットフォーム「Squad beyond」を開発・提供しています。リリースから約4年でARR12億円を突破し、現在は「10→100」の非連続な成長を目指す第2創業期の真っ只中にあります。
今回は、2025年7月から約9ヶ月間、長期インターン生として存在感を発揮してきたトラウト凜さんにインタビュー。群馬大学医学部に在籍しながら、あえて医療とは全く異なるITベンチャーの世界に飛び込んだ彼女。営業、データ分析、そして人事。職種の壁を超えて「自走」し続けた彼女のルーツと、Squadで見つけた「一生モノの市場価値」について詳しくお話を伺いました。
トラウト凜 / インターン生
現在23歳。群馬大学医学部医学科。父の実家があるアメリカで9歳まで過ごし、その後新潟へ。国際キリスト教大学(ICU)でリベラルアーツを学び、その後医学部へ編入。休学期間中の2025年7月、株式会社SIVA/Squadにジョイン。営業、データ分析、人事と3つの部署を渡り歩き、未経験から数々の仕組みを構築した。
「自分の意見」を武器に。医学生がSquadでの真剣勝負を選んだ理由
──トラウトさんは非常にユニークな歩みをされていますが、インターンを始めるまでのルーツを教えてください。
私の価値観の根底にあるのは、9歳まで過ごしたアメリカでの経験です。向こうの教育では、小学校低学年から「あなたはどう思う?」と常に意見を求められ、「みんなと同じです」という回答は自分の存在を否定するのと同じだと教えられました。
そんな環境から小学4年生で新潟に来たのですが、待っていたのは激しいカルチャーショックでした。最初は周囲から省かれたくない一心で、周りに合わせて自分を抑えていたんです。
でも、中学に上がる頃には「自分を偽って後悔するくらいなら、何を言われてもいいから意志を貫こう」と腹を括りました。
──その強さは、部活動などでも発揮されたのでしょうか?
はい。中学・高校・大学と一貫して硬式テニス部に所属し、個人戦での勝利という結果にこだわり続けてきました。
また、中学校では女子では珍しかった応援団長や生徒会役員にも立候補しました。「女子だから」「気が強いと思われるから」と躊躇してモヤモヤするくらいなら、男子と対等に議論して、自分で正解を創りたかったんです。
この時、「自信がなくても、自信があるように振る舞い、周囲を巻き込んで結果を出す。それが本当の自信に繋がる」というリーダーシップの本質を学びました。この負けず嫌いで粘り強いスタンスが、後にSquadでの業務を支える土台になったと感じています。
──その後、医学部へ編入されたわけですが、なぜ休学してまでITベンチャーの世界へ?
医学部にいると、出会う人が医療関係者だけに限定されてしまいます。非常に安心できる環境ですが、同時に社会の広さを知らないまま医師になることに、どこか危機感を抱いていました。どうせ休学して時間があるのなら、単なる語学留学などではなく、もっと生産的な挑戦をしたい。そして何より、医学部では学べない「自ら価値を創り、対価をいただく」スキルを本気で身につけたいと考え、長期インターンを探し始めました。
数あるインターンの中でもSquadを選んだのは、代表の杉浦さんとの面接が決め手です。正直に「今までレジのバイトくらいしかしたことがなくて不安です」と伝えたところ、杉浦さんは私の過去のスポーツ経験やスタンスを評価してくれた上で、「インターンだからと甘えさせるつもりはない。一人のプロとして戦力になってもらう」と断言してくれました。
多くのインターンが学生のお手伝いで終わる中、Squadは「学生を一人のビジネスパーソン」として扱い、責任ある仕事を任せる。その真剣勝負の姿勢に、「ここなら本物の力がつく」と直感し、他社の選考を辞退してジョインを決めました。
営業・データ・人事。3つの領域を渡り歩き、「成果」を創り出してきた軌跡
──ジョイン後は、具体的にどのような業務を担当されたのですか?
最初は営業チームでのテレアポからスタートしました。最初はビジネス敬語すら怪しく、毎日マネージャーと30分のロープレを重ねる日々。断られることが前提の仕事ですが、テニス部で培ったメンタルで「どうすれば相手の期待値を超えられるか」を研究し、最終的には緊張せずに商談のアポイントを獲得できるようになりました。
その後、データの部署に異動したのですが、ここで最大の壁にぶつかりました。当時の私は、スプレッドシートすら触ったことがないレベルだったんです(笑)。
──そこからどうやって、今の商品開発まで至ったのでしょうか?
最初は「関数もクエリもわからない、もう無理だ」と、マネージャーに部署移動を申し出たほどです。でも、「トラウトならできる、もう一度だけ試行錯誤してみよう」と言われ、腹を括りました。 ChatGPTなどのAIを使い倒して、一から独学で集計・分析方法を学びました。当時、M&Aをしたグループ会社が持つ膨大な宿泊データが活用されずに眠っていたのですが、それを「どう可視化すればクライアントが喜ぶか」を考え抜き、自動でダッシュボード化する仕組みを構築しました。
これが現在、商品として実際に販売されているんです。自分が一から作り上げた仕組みが、ビジネスとして価値を生んでいる。その手触り感を得られたことは、人生において大きな自信になりました。
──最後は人事領域を担当されているとお聞きしました。
はい。エンジニアや営業の採用スカウトを担当しました。ここでも「属人的な頑張り」に頼るのではなく、AIを活用して「社内の文化にマッチする人材の履歴書」を自動判定する基準を調整し、スカウトの返信率を高めるための仕組みを構築しています。 Squadが掲げる「MECHANISM FIRST(仕組み化)」という言葉を、単なるスローガンではなく、実務レベルで体現できるようになったことが、私にとって最大の成長です。
「可能性を閉じない」。インターンを経て手に入れた、どこでも通用する武器
──9ヶ月のインターンを経て、自分自身で「変わったな」と思う部分はどこですか?
一番の変化は、「自分の可能性に対する確信」を持てるようになったことです。これまでは、少しやってみてできないと「自分には向いていない」とすぐに諦めてしまうところがありました。でも、Squadで「やらざるを得ない環境」に置かれ、未経験から商品開発までやり遂げたことで、自分が思っている以上に、人間には可能性があるんだと実感できたんです。
また、常に「数値」で結果を出すという考え方がデフォルトになりました。毎日、朝に目標を設定し、夕方に成果を報告する。この繰り返しが、どんな環境や職種であっても「どうすれば成果を出せるか」に執着できるプロフェッショナルなOSを形作ってくれました。これは、将来私が医師として働く際にも、あるいは別の道を歩む際にも、一生モノの武器になると確信しています。
──将来、就職活動をする際にもこの経験は活きそうですね。
もちろんです。実務でAIを使いこなし、データの見方を知り、履歴書を「判定する側」の視点を学んだことは、他の学生にはない圧倒的なアドバンテージだと思います。 実際、Squadのインターン卒業生は、日本を代表するような名だたる企業へ次々と内定を決めています。
【Squadインターン卒業生の内定実績(一部)】
・株式会社電通
・アビームコンサルティング株式会社
・EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
・デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
・株式会社Dirbato
・長瀬産業株式会社
・ディップ株式会社
・株式会社Hakuhodo DY ONE
こうした実績が出ているのは、Squadでの経験が単なる「ガクチカ」に留まらない、ビジネスの現場で即戦力として通用する実力を証明しているからだと思います。
──一方で、心理的な働きやすさについても感じているとお聞きしました。
はい。これはいろんなバイトを経験してきたからこそ言えるのですが、Squadは本当にホワイトな環境です。これは単に制度の話だけではなく、人間関係の良さや、空気感の健全さが他とは違います。
世の中には、人間関係に気を遣いすぎて本来の仕事に集中できなかったり、嫌な先輩がいてストレスを感じたりする職場も少なくないですよね。でも、Squadにはそうした理不尽なストレスが一切ありません。
むしろ、一人のメンバーとして対等に接してくれ、困ったときには会社の先輩が手厚く指導してくれる「包容力」があります。
医学生として、ビジネスパーソンとして。Squadを「原点」に描く未来
──いよいよ医学部へ復学されますが、今後のキャリアをどう描いていますか?
まずは医師免許を取り、研修医として全力を尽くします。でも、Squadでビジネスの面白さを知った今、将来は医療という専門性を活かしつつ、経営や事業開発の視点を持って社会に貢献したいと考えています。Squadで学んだ経験は、どんな業界でも通用する一生モノの武器だと確信しています。
最終出社の日、代表の杉浦さんが私にこう言ってくれました。
「トラウト(鱒)という魚は、どんなに広い海に出ても、最後は産卵のために生まれた川(原点)に戻ってくる。トラウトも、これから広い世界で挑戦して、いつでもここに戻ってきていいよ」
その言葉に、この組織の懐の深さを改めて実感しました。
──最後に、インターンを迷っている学生に一言お願いします!
「自分には何ができるんだろう」と迷っている人にこそ、Squadという環境を一度見てほしいなと思います。
私自身、最初はレジ打ちのバイト経験しかなくて、スプレッドシートすら触ったことがない状態からのスタートでした。それでも、一人の戦力として信じて任せてくれる環境があったからこそ、今の自信に繋がっています。ここでは「学生だから」という妥協は一切ありませんが、その分、本気で向き合えば先輩が必ず引き上げてくれます。
一歩踏み出すのは勇気がいりますが、自分の可能性を決めつけずに、ぜひエキサイティングなこの環境に飛び込んでみてください!