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地震の揺れの新基準? 「長周期地震動」を知っていますか

大きな地震の発生を、いち早く私たちに知らせてくれる緊急地震速報。強い揺れが起こる前に、自らの身を守る行動を起こす時間をできるだけ確保するための仕組みです。緊急地震速報は、テレビやラジオ、スマートフォンなどで通知されるので、皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか。

緊急地震速報は、これまで震度の予測のみでしたが、2023年2月1日から「長周期地震動」が対象に加わりました。緊急度は4段階に分けて設定され、特に大きい揺れが予測される場合、速報が流れます。

この「長周期地震動」とは一体なんなのでしょうか?

長周期地震動は、揺れが1往復するのにかかる時間、つまり「周期」が長い揺れのことです。 地震と聞くと「グラグラ」と揺れるイメージですが、「ユーラユーラ」と揺れる振動、というと想像しやすいでしょうか。

この長周期地震動に、大きく影響を受けるのが高層ビル。地震自体が収まっても、高層ビルは、長時間にわたり、ゆっくりと揺れ続けることがあるのです。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすいため、 震源地から遠く離れたところでも大きく揺れることがあります。東日本大震災の時、震源から遠く離れた東京でも、高層ビルがゆっくり大きく揺れたことが話題になりましたよね。

強い長周期地震動では、人は立つのが難しくなり、固定していない家具が動いたり倒れたり、エレベーターが故障する危険もあるとされます。

また、高層ビルが増えているため、建物の中にいる人へ注意を呼びかけて身を守ってもらうためにも、長周期地震動が緊急地震速報の対象になったそうです。

高層ビルで働いている方や、タワーマンションに住んでいる方には、ぜひ知っていただきたい「長周期地震動」。simpleshowでは、わかりやすく解説する動画も制作しています。防災の第一歩は、知ることから! いざという時に落ち着いて行動するためにも、まずは「長周期地震動」について知ってみませんか?

<参考リンク>

#地震 #防災 #緊急地震速報 #長周期地震動

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