こんにちは!私はsimpleshow Japanで、主に解説動画の編集を担当しています!
いきなりですがみなさん、遠近法というものをご存知でしょうか?遠近法はさまざまな手法を用いて「平面上で遠い・近いなどの空間的関係性を表現する方法」のこと。たとえば、イラストの位置関係や大きさなどに違いを出すことで、奥行きを演出できます。これも、simpleshowが取り入れている手法。今回はそれ以外の遠近法にフォーカスしてお話しします。
simpleshowの動画の中には、ナレーションに合わせて登場するイラストだけでなく、それぞれのシーンに合わせて「背景」を付ける場合があります。その背景イラストにも遠近法が隠されています。次のイラストをご覧ください。
【イラスト】
ここでは位置関係や大きさなどを用いた手法以外の遠近法も使われています。さて、みなさんはどんな手法か分かりますか?
正解は「色」を使った遠近法!
これを「空気遠近法」といいます。下の参考写真を見てみると、遠くに行くほど色はどんどん「薄く青く」なります。これは遠いものほど大気の色に溶け込むことから起こる現象。上のイラストをもう一度見てください。特に雲と山の部分に遠近感を感じませんか?イラストでもこの現象を表現することで、特定の物を遠くにあるように見せることができます。
【参考写真】
simpleshowでは分かりやすさを第一に考え、色を多く使用することはあえてしていません。なので青ではなくグレーを使用し、ほかのイラストよりも色を「薄く」して遠さを表現しています。
意識してみると「なんだそんなことか」と思うかもしれません。でも知らず知らずのうちに人間の脳に訴えかけている要素は、実は周りにたくさんあふれています。このように「無意識」のうちに「視覚」へ訴えかけ、視聴者がパッと見ただけで理解できるよう、シンプルに分かりやすく伝えられる手法をsimpleshowでは多く使用しています。今回はその魅力のひとつ「遠近法」をご紹介しました!それではまた次回お会いしましょう。編集担当でした!
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