藤里町の特産品といえば「白神まいたけ」です。
まいたけは漢字で舞茸と書きますがご存じでしょうか?
そりゃ知ってますよね、ではなぜ舞茸と書くのかはご存じでしょうか?
舞茸は風味豊かで美味しいのに珍しくなかなか採ることが出来ないキノコだったため、昔の人は舞茸を見つけると「舞い踊った」と言われています。
舞い踊るほどおいしいキノコだから「舞茸」とのことです。
舞茸には生産方法によって天然物、原木栽培、菌床栽培の3種類に分けられます。
山に入って自然から採集する「天然物」
切った丸太で舞茸菌を育てる「原木栽培」
細かく砕いた木を使って育てる「菌床栽培」
一般的にスーパーで見かける舞茸はほとんどが「菌床栽培」です。
藤里町の特産品「白神まいたけ」も菌床栽培の舞茸で、通年栽培しています。
「白神まいたけ」は東北産のナラを100%使用しています。
原木の状態で仕入れをおこない、工場内で粉砕して菌床を作成しています。
一般的に菌床舞茸は複数種類の広葉樹を砕いて混ぜた木粉を仕入れて生産されますので、藤里町の生産方法はかなり珍しいです。
昔の人が舞い踊ったと言われる天然舞茸に近い風味を出すためのこだわりなんです。
樹種を一種に絞ることで仕入れの費用は高くなり、工場内で粉砕することでさらに手間がかかりますが、
天然に近い風味を目指すためにこだわって生産しています。
(写真で着用のクールなSrkmTシャツは藤里町内にある「森のえき」で販売してますので是非ご購入ください)
ここでもひと手間、仕入れた原木はキノコの成長阻害成分を抜き取るために水につけてから粉砕します。
これも天然の状態に近づけるための工夫です。
生の木には成長阻害成分が含まれているため、天然のキノコは倒木や腐った木に生えることが多いす。
粉砕した木粉は屋根の上のパイプを通って撹拌機の中へ、そして菌床として袋に入れられます。
今回紹介する工程はここまでです。
続きは次回の後編をお待ちください。