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こんにちは。株式会社識学・人事の出塚です。
早いものでもう2月ですね。
そろそろ期末の査定や異動などの企業さんも多いでしょうか。
20卒の学生さんは、そろそろ本格的に就職活動をされてる方もいらっしゃると思います。
今回は、「出世術」について、識学流に語ったコラムを紹介したいと思います!
(執筆:識学 大阪支店長 冨樫)
出世=「偉くなる」とは何なのか
組織内でその人を「偉くする」は誰が決定するのでしょうか。少なくとも自分で選択することはできないですよね。多くの場合、上司が決定するということになります。では、上司はどのような人を偉くするのか。当然「組織が求める成果を出せる人」ということになります。
逆に、「別に出世したくない」「偉くなりたくない」という人の裏側にある意識構造は「成果を出したくない」ということになってしまいますね。よって「出世が早いのはなぜ? 」という問いは、「成果を出し続ける人は何が違うのか? 」と読み替えることができます。
何が違うのか?今回は「意識」の観点から3つのポイントを紹介します。
「僕は僕なりにがんばったんですけど……」という社員
「ウチのラーメンの素晴らしさ、客が全然わかってない」「我々の音楽に、時代がついてきてない」こういったコメント、皆さんはどう感じますか。
評価の種類は、自己評価と他者評価の2種類が存在しますが、この2つは常に一致するとは限らない。残念ながら、他者評価で世界は進行していきます。飲食店を選ぶ際に、店側の発信(自己評価)よりも口コミ(他者評価)に信頼度が高いことがそれを証明しています。
自分らしさや多様性といった価値観も、評価という枠組みの中では、他者の評価を得られない"らしさ"や"多様"であることは意味を成さない。仕事に置き換えると、「こんなにがんばった」「自分なりのベストを尽くした」の、がんばりやベストはすべて他者から見てどうか、という評価がすべてです。
「評価は常に、他者から下される」この感覚を持つことが成果を出し続けるために重要な一つ目のポイントです。
「お願いされて」入社してきた社員達
「学生と社会人の違いを考える」――これは、就活でのグループディスカッションや入社後の新卒研修などであらゆる角度から論じられてきた、いわば「使い古されてきたフレームワーク」ですが、この整理に識学理論を用いて考えてみましょう。
みなさんは、社会人になるまで、企業と「どのような立場」で接してきましたか? 最もイメージしやすいのが"消費者"、"就活生"や"内定者"などもあるでしょうか。
企業との関わり方、という観点で学生と社会人は何が違うのか。それは評価の方向ですね。みなさんは就職活動で面接を受けるまで、企業を"評価する"立場にいます。しかしながら、就職活動を踏まえて社会人になれば"評価される"立場になります。
この感覚にいち早く気づけるかどうか、これが成果を出し続けるため重要なポイントの二つ目になります。特に、現在の労働市場は売り手市場なため、”評価される“立場になったことに気づかずにいてしまうことがよく起こります。
「教えてもらってないのでわかりません」という社員
「教えてもらってないのでわかりません」こんな会話、社内で散見されませんか? 学生と社会人の違い、もう一つは「学びの獲得」と表現しています。教える側と学ぶ側のパワーバランスは学生と社会人で逆転します。学生はどこで、誰に、何を学ぶかを選択できます。
一方、社会人は競争に勝つべくして、上司が誰を優先的に教えるかを選択しています。このため、学ぶ側が強かった学生時代までの感覚で教えられるのを待っていると成果を出すために必要な技能を習得できません。つまり、教える側が強くなるということに気づき、「学びを獲得」しにいくことが求められるのです。これが成果を出し続けるため重要なポイントの三つ目になります。
いかがだったでしょうか?
・評価は常に、他者から下される
・社会人になれば会社から"評価される"立場になる
・会社組織では「学びを獲得」しにいくことが求められる
今後も、識学流「出世術」をお伝えしていきますのでお楽しみに!