有限会社シエナに入る前
私の父はちょっと変わっていて、今でも日本中飛び回っているんですけど、特に私が子供の頃は、よく親に連れられてキャンピングカーでいろんなところへ行ったりしてましたね。 その後、母を病気で亡くすんですが、長い闘病生活だったので、健康は、身体だけじゃなくて、精神に及ぼす影響、また本人だけじゃなくて、周りにも大きな影響を及ぼすと実感しましたね。そんな母の影響もあり、人生の基本はやっぱり身体だと思い、この仕事を選んで、自分なりに頑張りましたね。
都内のエステで次期店長までやってたんですが、経営上の問題でお店が撤退。色々原因はあったと思いますが、一番は本当に変わるの?という根本的な問題だったのではないかと思います。なかなか人が育たない。多分やっている側がどこか疑問を持っているからだと思いますね。
それで、もう一度人生見つめ直すじゃないけれど、私は東京を離れて、伊豆の山奥で忍者のような生活をしてましたね(笑)、ここは本当に21世紀の日本か?みたいな。畑やってみたり、キムチの工場で働いてみたり、夜は山奥だから何か吠えてるし、星はキレイだったんですけどね。
でもやっぱりエステが好きで、もう一度だけ挑戦してみようと思って探してシエナを見つけたんです。ここでダメなら違う道へ行こうと思って、それこそ山で身に着けた野生の勘で応募しましたね。
現在
この仕事の面白さ
シエナでは、ゲストの身体は作品、貴女はアーティストって言われるんです。 単なるマッサージではないんです、彫刻だから、作品なんです。 もちろんゲストと共に作品を創り上げてゆくので、私が一人で勝手にやるのとは違うんですけれど。はじめは、ゲストの言ってることがわからなかったんです。聴いているつもりでも、ちゃんと聞けてなかったんですよね。
でも、やった感がありますね、疲れを癒したとかいうんじゃなくて、この人の人生の土台となる身体を創ったぞ、という感触が違いますね。昔私がやっていたのは、今思えばマッサージでしたね。ここはスタンスが全く違うんですよね。
有限会社シエナについて
シエナのカルチャー
えっつ? 「私のような人が、地を出していいんですか、受け入れてくれるの?」 というのが初め驚きでしたね。 「思っていることを言いなさい、貴女の人生は、本当に感じていることを言った分だけ本当の人生だから」っていう社風ですね。それで自分はより自分らしくなってきたと思いますね。
今後どういうことをしていきたいか
今後やってゆきたいこと
私は、よくRockっぽいとか、忍者っぽい、とかって言われるんですけど、もしそうだとすれば、多分「つまらないオトナにはなりたくないから」ですかね。
子供のためにも良くないでしょ? オトナが生き生きしてないとね。