シードテックは、2026年4月1日、ギークスグループの株式会社アライヴとの合併を行いました。
パワーアップした「新生シードテック」を率いる経営陣の高原・平井・増田の3名に、合併の背景や今後の事業戦略、組織づくりについて、シードテック 広報が聞き手となり、話を聞きました。
両社の強みを掛け合わせる、合併の背景
ーまず最初に、今回の合併の背景からお伺いできますか?
高原:アライヴがギークスグループにジョインして1年が経過し、その事業や組織をつぶさに見ていく中で、「シードテックとアライヴが団結すれば、両社の成長スピードは劇的に上がる」と考えました。
シードテックは創業以来、「テクノロジーの力で、世界を前へ。」をミッションに、デジタル人材の育成やラボ型開発チームの組成、そして、「DX職 -デジショク-」事業による一社一社の実情に合わせたDX支援などを行ってきました。そういった現状に、アライヴが強みとするエンタープライズ向けの顧客基盤と、経験豊富なエンジニア層が加われば、事業成長に繋がると確信したんです。
一方で、アライヴは、営業や採用のリソースがあれば更に成長できる可能性を感じており、そこはシードテックがカバーできると考えました。互いの強みがそれぞれの課題解決へ繋がる、まさに「メリットしかない」決断でした。
増田:私がアライヴの代表に就任して1年。既存の武器を磨きながら進んできましたが、営業現場では「もう一歩踏み込んだご提案をしたい」ともどかしく思う瞬間もありました。私自身もグループ企業であるシードテックのサービスラインナップを把握していましたし、お客様のDXニーズが多様化する中で、単なる人材供給だけではない、教育や受託開発といった「層の厚いDXソリューション」を提供できないかと感じていたんです。
今回の合併は、「次なる武器を増やしたい」と思っていたタイミングでしたし、合併のご提案をいただいた時は率直に嬉しかったですね。
平井:実は、増田と私は同期なんです。これまでは同じグループ内ではあるものの、別々の会社でそれぞれ切磋琢磨してきましたが、こうして一つのチームで机を並べて仕事ができることは非常に嬉しいです。事業面での相性の良さはもちろん、信頼できる「戦友」と高め合えるのが楽しみです。
高原:増田は元々、ギークスのIT人材事業本部での様々な部署での経験があります。新卒入社で部長まで駆け上がった後に、グループ企業の代表も務めるなど、ギークスグループの拡大を最前線で見てきた「生え抜き人材」です。IT人材業界でのキャリアと深い知見を持つ彼がシードテックの経営陣に加わることは、まさに「ミッシングピース」が埋まるような感覚でした。
▲代表取締役社長 高原
「新生シードテック」の4つの事業ドメイン
ー改めて、「新生シードテック」の事業内容を教えてください。
高原:新生シードテックは、4つの事業を柱に展開していきます。
DX・AI人材育成事業は、フィリピン・セブ島でのデジタル留学や、その育成ノウハウを凝縮したオンライン研修サービス「ソダテク」を軸に展開しています。単なる知識習得で終わらせず、未経験・非IT層のリスキリングから現場で活躍できる人材の輩出までを幅広く支援します。
DX・AIコンサル事業は、中小企業のデジタル化やDX、AXを推進する実務人材を提供するサービス「DX職 -デジショク-」が中心です。自社で育成した人材を核に、当社のメンバーが経営者の「右腕」となって現場に入り込み、実務を回しながら社内のデジタル変革を推進します。
IT人材ソリューション事業は、アライヴが強みとしてきた領域です。正社員や派遣、準委任など、お客様のニーズに合わせて、1人から柔軟にITリソースを供給します。ギークスの強みであるITフリーランスの活用もあり、グループシナジーを生み出しています。
受託開発事業は、グローバル開発チームによる「事業共創型ラボ」を組成しています。採用・育成からマネジメントまでを支援するのが強みで、お客様と共に「成功する開発チーム」を中長期的に構築し、サービスの成長を支えます。
デジタル人材の育成から、人的リソースの供給、開発まで一気通貫で担えるのは、他社にはない、シードテックの非常にユニークかつ圧倒的なストロングポイントであると自負しています。今回の合併によって、各事業の強みがより強固になりました。
増田:アライヴの主要顧客であるエンタープライズ企業の担当者様も、「DXやAIをどう転換できるか」という問いを抱えており、連携できるパートナーを探しています。そこにシードテックのサービスが加わることで、ご提案の幅は格段に広がります。お客様の満足度を、これまでとは違う次元で高めていけるのではないかと期待しています。
▲取締役 増田
ー戦略面について、具体的にどのようにギアを上げていくのでしょうか?
平井: 直近の勝ち筋として見えているのは、「インバウンドの最大化」です。過去、3,000社以上に泥臭くアプローチしてきた蓄積を分析した結果、やはり「紹介」や「インバウンド」での成約率が圧倒的に高いことが分かりました。 アライヴが持つエンタープライズ層との深い繋がりと、増田がギークス時代に培ってきた人的ネットワーク。これまでは別々に動いていたこれらのリソースが、シードテックの成長を加速させてくれると信じています。
増田:ギークス時代の繋がりから、受託開発の引き合いも増え始めました。アライヴの「信頼」と、シードテックの「機動力」を掛け合わせることで、スムーズかつ豊富なソリューション提案が可能となりますね。
ベテランの「勘所」×若手の「熱量」
ーシードテックとアライヴでは、世代やカルチャーも異なる部分もあるかと思います。組織の融合について、高原さんの考えを教えてください。
高原:「カラーが違う」というのは、とてもポジティブなことだと思っているんです。 アライヴには経験豊富な40代、50代のエンジニアがいます。一方でシードテックは20代、30代の若手が中心。若手は先輩たちの経験を参考に仕事の進め方を間近で学びスキルアップできるし、ベテランは若手の向学心や活気に刺激を受ける。「One Team」となり、仕事面でもカルチャー面でも、より良い相乗効果や連携が生まれるような組織を目指すことが、私自身の重要な役割だと思っています。
増田: アライヴのメンバーが持つ「お客様に対する勘所」は、一朝一夕では身につきません。営業としての立ち振る舞いや相手の気持ちを察する力など、熟練ならではの知恵を、同じ会社の仲間として若手に還元していきたいです。 逆に、シードテックが持つグローバルな視点や、新しい技術へのキャッチアップ力は、アライヴ側にとって非常に新鮮です。
高原: グローバルといえば、アライヴのベテラン層の中にも、「海外」に興味を持っているメンバーがいるかもしれません。社内のランチやオンラインMTGで、フィリピンの開発現場や留学の話を気軽にする。そんな小さなきっかけから、グローバルを身近に感じてもらえると嬉しいですね。
ー合併にあたって、あえて「課題」を挙げるとすれば?
高原: 課題という言葉を「挑戦」と置き換えるならば、やはり「採用」です。 今期は事業計画を達成するため、今まで以上に採用を強化します。デジタル留学生のネットワークやオウンドメディア、エージェントの活用など、あらゆる手段を講じて、シードテックの仲間に加わってくれる人材を増やしていきます。
平井: 働き方やプロセスの統合も挙げられます。客先常駐が中心だったアライヴと、自社開発やコンサル中心のシードテックでは、KPIの設計や報告の粒度が異なります。フォーマットを合わせるだけでも一定の工数はかかりますが、ここを疎かにすると組織は崩れます。
増田とも協力して、メンバー一人ひとりの状況を細かく見に行き、「掛け違い」が起こらないよう、ポジティブに転換させていきたいと考えています。
▲取締役 平井
高原: 私たちが大切にしている行動指針である「Be Athlete」「Go World」「Enjoy Everything」も、これまで以上に浸透させていきたいと考えています。
特に「Be Athlete(アスリートであれ)」は、単にストイックであることではなく、プロとして成果にこだわり、準備を怠らない姿勢を指します。
また、私自身が採用で大切にしているのが「一緒に旅に行っても、お互いに楽しめるか」という基準です。仕事はできるけれど一緒にいたくない、ではなく、トラブルを共に乗り越える旅に出ても楽しめる。そんな人間味のある、素直で「気のいい」メンバーが集まる組織でありたい。そこだけは譲れませんね。
ー最後に、意気込みをお願いします!
平井: 「合併して本当に良かった」と言われるような成果を出すことに、この1年は特に集中します。また、CTOとしては、AIを使いこなし、技術の力でグループ全体の価値を最大化させたいと考えています。
増田: アライヴとしては20年の歩みがありますし、私自身としてはギークスでの12年の経験とアライヴを率いたキャリアがあります。そのすべてを「新生シードテック」に注ぎ込み、メンバーが誇りを持って働ける、最高の場所を作っていきます。
高原: この合併が「最高の意思決定だった」と、数年後に振り返った際に全員が胸を張って言えるようにしたいですね。合併後の私たちがやることは、実は大きくは変わりません。デジタル人材を教育・育成し、世の中へと輩出した上で、テクノロジーに起因した課題を抱える企業にソリューションを提供する。その結果、日本や世界のテクノロジー水準が上がり、世の中がもっと豊かになる。 このビジョンの実現に向けて、メンバー一丸となって突き進みます。「新生シードテック」に、ぜひご期待ください。
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