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HRTechConferenceExpo2019~ラスベガスで高まるHRTech最前線とその未来志向~

皆様、東京オリンピックイヤーの2020年は如何お過ごしになるでしょうか?東京五輪チケットには手が届かなかった人も多いかと存じます。ラスベガスでは昨年10月、第22回目の HRTech Conference Expo が開催されたことは記憶に新しいです。日本でも、1億総活躍社会の実現に向けて “働き方改革” が掲げられ、HR Techへの関心はますます高まっていますね。

新しい働き方といえば、Uberに代表的されるギグエコノミー。アメリカでは、なんと 2017年5月の時点で労働力のうち 34% がギグワーカーであり、2020年中に 43% になると予測されています。
参照日:2019.12.16「CNN BUSINESS “Gig economy is 34% of US workforce”

ギグワーカーの広がりは、日本ではアメリカほどではありませんが、株式会社タイミーの運営するスキマバイトアプリ「タイミー(Timee)」のCMをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。空いている隙間時間に働く、一昔前ではなかなか考えにくいスタイルだったのではないでしょうか。

少子高齢化の急速に進む中、働き手に合わせた雇用の有り方、管理方法が企業側にとっても必要になっています。またどれだけ一人ひとりの生産量を上げられるかということも重要です。働き方改革の中で、基本的考え方として次のように示されています。

《働く人の視点に立った働き方改革の意義》

日本経済再生に向けて、最大のチャレンジは働き方改革。働く人の視点に立って、労働制度の抜本改革を行い、企業文化や風土も含めて変えようとするもの。働く一人ひとりが、より良い将来の展望を持ち得るようにする。参照日:2019.12.16 「首相官邸働き方改革の実現」※一部抜粋

今までは雇用する側の都合に合わせて出勤できる人材が求められ、またそのうえでの管理がなされてきました。細かな個人のスキルに目を向けられる大企業は少なく、埋もれていく才能も多かったのかもしれません。今はそうした埋もれてしまうもしくは、条件さえ揃えば働ける人材を活かすことができるような働き方を模索する必要性も出てきています。

さて、変化目まぐるしい昨今の働き方ですが、新しい働き方を支えるのがHR Techです。HR Tech Conference Expo2019 につい少し覗いてみましょう。

《Expoを見るための5つのPOINT!》

  1. The primacy of the employee experience in HR Tech 人事技術における従業員の経験の優位性
  2. The quality of your data matters more than ever 今まで以上のデータの品質の重要性
  3. The comprehensive power of data 包括的データのもつ力
  4. A disconnect between HR, workers on the ‘employee experience’ 従業員の経験とHRとの隔たり。
  5. Employers need to evolve their HR tech strategy 雇用主の人事技術戦略の進化の必要性

《参考資料》HR Tech 2019:エリザベスクラーク

ひとつひとつのポイントについてはここでは割愛しますが、俯瞰して捉えますと、今までの人事主体のテクノロジーから、従業員が主体になるツールに注目の的が集まっているようです。450以上ものベンダーが、製品を展示したこのExpo。HR Techへの需要・競争、興味関心の高まりを感じます。出店情報から、
ベンダーのサイトへアクセスすれば、興味深いツールの数々に辿り着きます。HRTech Conference Expo 2019 に参加できなかった人でも、ざっと見るだけでその種類の多さを実感することができます。

次は、Expoの出店情報の中から、いくつかツールを厳選してご紹介しましょう。

HR Tech ConferenceExpo 2019 出店情報

Expoを振り返って感じたこと ~ SBIビジネスサポート-WMSの目指すもの- ~

私達が掲げているのは、“独自性の社会化” =ひとりひとりがイキイキできる組織を目指すことです。ここでもキーワードになるのは コミュニケーション です。

様々なツールを見ていくと、コミュニケーションの手助けをするものが殆どです。

何かが生れる時というのは、人と人が協力して一人ではできないことを成し遂げるからなのでしょう。決められた時に限られた人間としか関わる事のない環境では、その機会は多く失われるのだと思いました。

ビジネスサポートでは、企業にお伺いし抱えている課題を共有してもらうところから始まります。そして、一人ひとりがイキイキするということは、一人ひとりを強化することでもあります。強化された人が作る会社は、より強い企業になると思います。

それぞれの個性をオープンにし、認め合い、適材適所で活躍し未来を切り開く。そんなテーマが、HR Tech Conference Expo 2019 を覗くと見えてきました。

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事業企画課 採用労務担当:藤本かなえ

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