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【内定者研修を公開】執行役員が伝える、正解のない道を進むときに大切にしている4つのこと

こんにちは。プランニングディビジョンの統括兼DEI推進室長を務めるKyokoです。
先日、2024年4月入社予定の内定者向けに研修を行いました。ありがたいことに、その研修で伝えた内容が社内で好評だったのでこちらでもシェアさせていただくことになりました。

以下に興味がある方は是非読んでいただけると嬉しいです。

・現在就職活動中の方
・サクラグが大事にする価値観やスタンスに興味がある方
・ベンチャー企業でスピード感をもって成果を出していきたい方

エレベーターが来ない理由を考える

今回お話したいことの一つ目は、「エレベーターが来ない理由を考える」というテーマについてです。例えば、自分がエレベーターのボタンを押して待っているのに全然来ないとき、皆さんはどう感じますか?
もしかしたらこういう状況で遅れているのかなと想像できる人と、何も考えずに全然来ないなとイライラしてしまう人。これは仕事にも通ずることだと思って「物事の背景を考える力」=「(仕事の場合だと)意図を汲み取る力」になりますよね。例えば、自分が誰かに何かを依頼したけど、その人から中々レスポンスがない状況。何か認識の齟齬があったんじゃないかなとか、ちょっと確認を入れてみようとか、何か改善できるところがあるんじゃないかとか、そういう考え方が大事だと思っています。組織で働くうえで、相手の行動の意図を考えて動くことができたら、きっと相手はものすごく嬉しいし、助かるし、業務が円滑に回るはずです。

「本当に自信になること」とは何か

二つ目は、「本当に自信になること」について。皆さんそれぞれ自信がないこと、できないことやコンプレックスって誰でもありますよね。でもその中で一度立ち止まって考えた時に、「どんな時も自分を支えてくれる自信」になることって何だと思いますか?

一つは成功体験ですよね。例えば誰かに褒めてもらったとか、目標を達成できたといったこと。もし仮に成功体験しかしたことない人がいたら、多分その人はすごく自信満々だと思います。
でも、その人がある日何かを失敗したとき、成功体験しかなかったら、失敗体験をどう覆すいいかわからないですよね。
だから私は、成功体験もすごく大事なんですが、それよりも「失敗を何とかした経験」のほうが重要だと思っています。これも広い意味でいえば成功体験なんですけど、これって失敗をしなきゃできない経験なんですよね。

サクラグのスピードというカルチャーの補足として、「誰よりも早く失敗して誰よりも早く立ち上がる」というのがあります。どれだけ早く挑戦して失敗するか、本当にそこに繋がるなと思っていて。

※社内オンボーディング資料より引用

これから皆さんも、経験したことのないこととか社内でも事例がないことに挑戦することがきっとあると思います。そのときに、成功させることを考えるのももちろん大事なんですけど、まずは早く実行してみることが大事です。それが例え失敗に終わってしまっても、その失敗をどう乗り越えて、もしくはどう活かして、弱みだった部分を強みにしちゃおうかとか、失敗を失敗で終わらせないために何をするかがすごく大事なのかなと思っています。

私、実はサクラグに入る前に趣味で脚本の学校に通っていたことがあるんですよ。脚本って登場人物たちの人生の一部を切り取ったストーリーなんですよね。だけどその切り取り方次第で、バッドエンドにもできるし、ハッピーエンドにもできるんです。

さらに言うと、最初からハッピーエンドだったら、ドラマとして成立しないんですよね。起承転結があるから、最後にハッピーエンドだったときに、すごく見ている人の心に刺さるものになる。だからこそ皆さんも何か良くない出来事があったときにそこで終わらせずに、その先のストーリーをぜひ考えてみてほしいです。

自立と孤立の違い、自立し合うとは何か

三つ目は、「自立」というキーワードです。
どうしても自立っていう言葉を聞くと、1人で何でもできるというイメージが強いと思うんですね。ただ、実際に生活の中で自立している状態って、孤立とは全然違います。

例えば、仕事にめちゃめちゃ打ち込んでいるときでも、心の中には例えば家族のことだったり、もしかしたら自分の趣味とか、自分が好きなことがあったり、好きな人がいたり、何かそういうのがいっぱいあると思うんですね。
自分の心の中に、よりどころとなるような柱を沢山持つことがすごく大事だと思っています。そしてできればサクラグの中にも、柱を見つけてほしいです。頼れる人がサクラグの中には沢山いるし、先輩たちは新卒メンバーたちの助けになりたいと思いながら仕事をしてるので、ぜひ社内の皆を頼ってくれたら嬉しいです。

皆でその柱をシェアしているというか、沢山の柱でこの会社は成り立っているので、自分一人だけじゃなくても、沢山の柱の中で、自分も支え合いながら自立をしていく。これが一つの組織で働く意味だし、私自身が大事に思ってることなのでこの場で伝えさせてもらいました。

「できないベースでどう切り抜けるか」を考える

そして四つ目です。私は新卒で入った会社で、最初は営業に配属されたんですね。ただもともとすごく人見知りで、社会人になるときは営業だけは無理だと思っていました(笑)。それでも、あなたは営業に向いてると思うから、営業ねって言われて配属されたんです。その時点ではあまり自分では納得のいっていないまま社会人生活がスタートしたのですが、そこで社会人の基礎を含めて幅広い経験ができて、その後専門性を深めていきたいとなったときも、新卒時代の営業経験がすごく活きたんですよね。当時は営業が苦手だと思っていたけれど、それなりに成績も出すことができました。自分が思っている向き不向きと、周りから期待してもらったときに発揮できる自分の力。このギャップを知ることができたっていうのも、これまでの経験で印象的な出来事でした。

サクラグではDEI推進室も良い例ですね。立ち上げ時はD&I推進室という名称だったのですが、キックオフで総合MVPをいただいて室長に任命いただいたその日に、私は初めて「D&I」という言葉を知ったんです。「D&Iって何?」って、本当にそこからのスタートでした。そこで私が実践したのは「まず演じてみて情報収集」です。社内のメンバーでブレストさせてもらったり、他の企業の同じような領域を担当されている方を参考にしたり。そうやって「D&I推進室の室長」を演じているうちに、それがどんな役割で、自分に何が足りないのか少しずつ見えてきたんです。

このD&I(現DEI)推進室での学びは、「できないベースでどう切り抜けるか」を優先して考えるマインドセットができたことですね。「どうしたらできるようになるか」を考えている間に、自然と何かができるようになることはないです。それよりも、「できないんだけど、どうやって切り抜けようか?」を考えて、行動する。それを繰り返すうちに、振り返ると後ろには「やってきたこと」がたくさん積みあがっているはずです。

社内に向けては「どうやって切り抜けてきたか」のシェアをどんどんしていきたいと思っています。経験シェア、ナレッジシェアをメンバー同士でしていくことが、お互いの成長を加速させていくことに繋がると考えています。

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