Andiさん(インドネシア出身)とDanaさん(ウクライナ出身)は、海外出身のインターン生。サクラグでエンジニアリングを学んでいます。
そんなお二人に、海外のインターン制度や、IT教育、日本での生活についてインタビューしました!
<プロフィール>Andi:インドネシアジャカルタ出身。エンジニアを目指して勉強中。経済産業省国際化促進インターンシップ事業の一環で、2022年11月~12月の2か月間、サクラグに短期インターン生としてジョイン。インターンで取り組んだのは、Google Apps Script(GAS)など。
Dana:ウクライナ出身。ウクライナの大学の交換留学制度を利用し、九州の大学に通っている4年生。将来はエンジニアになるために様々なプログラミング言語を勉強している。現在、フルリモートでサクラグ長期インターン生として活躍中。
インドネシアとウクライナのインターンシップってどんな感じ?
ーーーさっそくですが、海外のインターンシップ事情について聞いてみたいと思います。Andiさん、インドネシアではインターンシップってあるんですか?
Andi:会社によって違いますが、あります。私の場合は大学のプログラムで(インドネシア国内の)インターンがあることを知って、申し込みました。あくまで入社ではなく大学のプログラムとして参加し、インターン先では約10ヶ月間、GASとiOSアプリの作成を行い勉強をしました。
ーーーAndiさん自身、インドネシアでもインターンを経験しているんですね。
Andi:はい!そうですね。
ーーーDanaさん、ウクライナではどうですか?
Dana:日本のようなインターンシップはウクライナにはありません。似ているものはありますが、最近、大学ではあまり開催されていません。ウクライナのインターンシップは入社をするためのもので、就職活動として行うことがほとんどです。そのインターンシップに合格すると入社できます。
ーーーエンジニアのインターンシップは多いですか?エンジニアになりたい学生さんは多いのでしょうか。
Andi:インドネシアは多いと思います。スタートアップの会社が大きく成長している成功事例がたくさんあるので、その影響でエンジニアを目指す人が多いです。
Dana:ウクライナもエンジニア向けのインターンシップは多いです。インターンシップを実施する会社も様々な理由があって、優秀な人材を獲得するために、会社実施の無料の勉強会を開いて、その中で成績が優秀な人を会社に来ないかお誘いしていたりします。
ーーーインドネシアの学生さんで、エンジニアの他になりたい職業は何が多いですか?
Andi:比較的人気なのが、お医者さんですかね。でも、その中でもやはりエンジニアを目指す人は多いです。
ーーーウクライナはどうですか?
Dana:ウクライナでもエンジニアになりたい方が多いです。ウクライナにあるエンジニアの会社は他の国の会社ばかりで、特にアメリカの会社が多くて、給料が良いんです!(笑)国内のエンジニアの会社は、他の国に比べるとそこまで給料が高くないです。
ーーーインドネシアには他の国のエンジニアの会社は多くありますか?
Andi:そこは、ちょっとわからないです。私のエンジニア友達はほとんどがインドネシアの会社に勤めています。インドネシアもエンジニア人材を必要としています。
各国で進むIT教育、小学生から学びが始まるインドネシアとウクライナ
ーーー日本では最近、小学校からプログラミングの授業が始まりましたが、ウクライナではプログラミングの授業はいつから受けますか?
Dana:私の場合は高校から、コンピュータについて学びました。ただ、現在は新しい教育になっていて、学校によって違いますが、日本と同じように小学校から、あるいは中学校からコンピュータの勉強が始まっているようです。日本に来て、日本人はコンピュータ関連に詳しい方が実は少ないというのが意外でした。
ーーー授業ではGASなどのコーディングを学ぶんですか?
Dana:GASは小学生には難易度が高いので、小学生のためのプログラミングで練習するためのカリキュラムがあります。あとは、スプレッドシートやワードの使い方など必要なスキルを勉強していきます。
ーーーAndiさん、インドネシアではどうですか?
Andi:私の場合は、小学生の時にエクセルやワードの使い方を学んで、プログラミングやコーディングは大学から勉強を始めました。
ドラマやアニメで日本語の勉強。映画館での翻訳なし鑑賞にもチャレンジ!
Andi:Danaさんはとても日本語が上手ですが、どのように勉強したんですか?
Dana:ウクライナの大学でコンピュータ言語学を専門に学んでいて、そこで英語と日本語とコンピュータ関連について勉強していました。日本に留学する前に3年間日本語を勉強して、文法などはわかるようになったのですが、その時はまだ話すことができませんでした。話せるようになったのは日本に来てからです。
ーーーDanaさんは留学で日本に一緒に来ている人はいますか?
Dana:はい!70人ぐらいウクライナから来ています。ほとんどがキーウ(首都)出身ですが、私は西ウクライナ出身です。今は皆、福岡に住んでいます。
ーーーAndiさんはお1人で日本に来られたんですか?
Andi:そうです。なのでちょっと寂しい時もありますが、ネットで友達と繋がることができるから大丈夫です!
ーーーAndiさんはどうやって日本語を勉強をしてきましたか?
Andi:私は、中学生から高校まで家庭教師を呼んでもらって勉強をして、高校からは自分でインターネットとかYoutubeを観て勉強をしました。日本の映画やアニメなどから日本語を覚えることも多いです。J-POPの歌詞からも学んでいたりして、最近は「Official髭男dism」の曲をよく聴いています。
ーーーDanaさんも日本の映画や音楽を観たり聴いたりしていますか?
Dana:最近では新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』を初めて日本の映画館で観ました!これまで、日本の映画は翻訳してあるものを観ていたのですが、今回は翻訳なしに挑戦しました。少し不安もあったんですが、ほとんどわかったので自分でもびっくりしています。
ーーーAndiさんは日本の映画館で映画を観たことはありますか?
Andi:まだなのですが、実はサクラグメンバーのFさんと観にいく約束をしたのでとても楽しみにしています。
留学先に日本を選んだきっかけと日本での生活。「将来は日本で働きたい!」
ーーー最後に、日本に留学した理由とこれからやってみたいことについて聞きたいと思います。
Dana:私が日本に留学した理由は日本語をうまく話せるようになりたかったからで、これからやりたいことは、自然言語処理です。それを叶えられるアルバイトやインターンを探していた時に、大学のキャリアサポートセンターでサクラグを紹介してもらい応募しました。このインターンを通じてプログラミング言語への理解をどんどん深めていきたいです。
また、日本にいる間に茶道にも挑戦してみたいです。家の近くに有名な神社があって、そこで茶道を体験することができそうです!
ーーーAndiさんはどうですか?
Andi:まず、サクラグでは自己成長を目指したいです。私はインドネシアにいる時に日本でのインターンシップを探して、サクラグを知ったのですが、ここでの経験を通じて自分のコードスキルや言語スキルなどをうまく作れるようになりたいです。将来は、日本で働きたいです。まずはサクラグを狙います!そして、日本で長く幸せに暮らしたいです。
サクラグでは2022年、初めて海外出身のインターン生の受け入れを開始し、結果として2名の素晴らしいメンバーを迎えることができました。これからも互いに刺激し合えるメンバーを国内外から集め、多様性にひらかれた組織として社会での役割を担っていきたいと思います。
サクラグでは随時インターンシップをおこなっています。挑戦したい方は以下からご応募ください!
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