2020年、サクラグに27歳の執行役員が誕生しました。11月に新設した白浜オフィスの支社長にも就任した彼に、代表からの直接オファーで実現した今回の対談。若くして会社の未来を語るひとりとなった執行役員・大槻と、彼の5年間を見守ってきた代表・遠藤が、お互いに何を想い、何を目指しているのか。和歌山・白浜の新しいオフィスで、じっくりと語り合います。
遠藤 洋之 1983年生まれ。千葉県出身。2012年、29歳の時に在籍していた会社より独立し、株式会社SAKURUGを設立。若手起業家の世界的ネットワークであるEO(Entrepreneurs’ Organization、起業家機構)Tokyoの第24期理事。ジャパンハートエバンジェリスト。
大槻 啓介 1993年生まれ。埼玉県出身。2016年4月、企画営業職としてSAKURUGに入社。翌2017年4月に事業部リーダー、2018年10月にマネージャーに昇進し、2020年11月から執行役員に就任。
期待を超えられないってことは、それだけ期待してくれてるってこと
遠藤:さて、今回は支社長と一緒に和歌山県・南紀白浜よりお届けしております!
大槻:その呼び方はやめてください!いつもどおりでお願いします(笑)。でも、今回「さくLab 兼 白浜オフィス」の支社長を任せていただけることになったのは本当に光栄です。
遠藤:10月のキックオフ(全社総会)で総合MVPを受賞してくれたときの受賞理由としても伝えたけど、とにかく前期は色んなところで活躍してくれたよね。そして、今期つっきー(大槻)にさらに飛躍してもらうための舞台が、この新しいオフィスです。
大槻:ありがとうございます。今、新卒で入社して5年目ですけど、これまでの評価として自分に与えられたチャンスだと思ってるので、期待に応えたいですね。
遠藤:俺の中で、「行ってくれそうな人」で最初に思い浮かぶのがつっきーなんだよね。場所がどこだったとしても。
大槻:たしかに僕、そこに不安はまったくないですね。(経営判断などで)聞いてる部分、聞かされてない部分は色々あると思うんですけど、遠藤さんが常にベストな選択をしてくださってるっていうのはわかってるので。
遠藤:たぶん、新しいことに対する不安が一番小さいのはつっきーかな。
大槻:僕は今の状況で何を求められてるのかっていうのをいつも考えてます。与えられた役割に対して、120%で応えて期待を超えていきたい。
遠藤:あえて厳しいことを言うと、120%まで期待を超えてきてくれたことはまだないかな。
大槻:はい。でも逆に、それだけ期待してくれてるってことだと僕は受け取ります。自分でも今は超えられてるっていう自信はないけど、超えたいとずっと思ってる。その繰り返しですね。
遠藤さんが適当な人だったらサクラグに入ってなかった
遠藤:つっきーは、最初の集団面接で話した時からいいなーと思ってた。私服で来てもらってたんだけど、その時黒のMA-1着て、クラッチバック持ってたよね?
大槻:ですね!僕その日に自分が着てたもの全部覚えてます!MA-1の中に何着てたかとか、履いてたズボンとか。
遠藤:靴下も?
大槻:靴下?!いや~そこまでは・・・(笑)
遠藤:(笑)。僕の採用の基準で1個あって、同じ世代で生まれてたら友達になれたかどうか!っていうのも見てるんだよね。あとはもちろん、コミュニケーション力とか、いいやつそうかどうかとかもだけど。
大槻:僕は遠藤さんの第一印象、めちゃくちゃ話聞いてくれるなーって思ってました。いい意味で面接っぽくなかったんですよね。就活を通して、あそこまで身構えず素で話せたのは初めてでした。
遠藤:1時間の面接時間のうち、ほとんどつっきーに喋ってもらってたもんね。
大槻:そうでしたね~。で、面接終わって大学に戻ってる道中、電車の中でランチのお誘いのメールが入って。
遠藤:何日後かに、渋谷の明治通り沿いの牛カツ屋さんに行ったんだよね。
大槻:そこでまた色んな話をさせてもらいましたね。他で内定もらってることとか、仕事への考え方とか。僕、遠藤さんが適当な人だったらサクラグに入ってなかったと思うんですけど、そのランチでより入社の意思が固まった感がありました。僕がさらっと話したことをちゃんと覚えててくれたんです、「副部長やってたんだよね~」とか。
遠藤:俺はその時のランチ、別な意味で忘れられない伝説になってるね。とにかく俺はつっきーに話してもらおうとしてたんだけど、そしたら、つっきーって食べながら話せないタイプの人だったの。しゃべらせると食事が減らない!
大槻:(笑)
遠藤:俺がもう1割しか残ってない時に、まだ7割残ってるみたいな。普段学生と食事してる時にそうなったら、電話するふりしてちょっと外に出たりするんだけど(笑)。その時はそこまではしなかったけど、食べるタイム作ってあげたよね。
ビエンチャンのナイトプールで話したこと
遠藤:2019年には一緒にベトナムとラオスも行ったよね。3泊かな。ハノイの企業6社まわって、ランチとか夜の会食も現地の人として。で、土曜日にラオスに移動して、夜、プールサイドのベッドみたいなところに寝っ転がって色々話したんだよね。
大槻:遠藤さんからあらかじめお題をいただいてましたね。「一番かっこいいと思った時とかっこ悪いとおもった時」「一番むかついた時」「やめようと思った時」とか。
遠藤:かっこいいと思った時の話が、入社して数か月の頃のことだったの、びっくりした記憶あるなあ。
大槻:契約の窓口をやらせてもらった時の話ですね。「そんなの無理じゃん!」ってことを「できるからやってみ!」って言われて、半信半疑でやってみたら、実際そのとおりになった。多少強引でもそういうことできるんだ!って衝撃でした。僕はわりと「これはこうだ」っていう固定概念を持ちがちなんだなってことに気付いたし、自分だったらやろうとは思わなかったことにも可能性あるんだ、って気付くきっかけになりました。
遠藤:嬉しいですね~。
大槻:入社前にインターンやってた頃から今に至るまで、僕、基本遠藤さんとの関わり方って変わらないんです。遠藤さんからのアドバイスは、量より質。社員1人1人に対して、色んなところ知ってくれてるし、言ってないことまで察してくれてたりする。
遠藤:そこは自分の長所かな。でもだからこそ、まわりのこと考えずにとにかく進めていくような強いリーダーシップっていうのは苦手なんだけど。
大槻:僕はついていきたいなって思ってますよ。
「27歳・執行役員・支社長」が、これからは新卒のマイルストーンに
遠藤:つっきーがサクラグに入ってくれた5年前、皆とにかく前に進むしかないっていう想いではいたけど、会社が今みたいな規模になってることを想像できてたひとはいないよね。
大槻:そうですね~。薄暗いオフィスで、会社説明会に参加した時とはずいぶん変わりましたから。
遠藤:新卒で入って「27歳・執行役員・支社長」っていうポジションを得るまでの5年間を知ることは、他の新卒入社メンバーや学生にとっても刺激になるはず。僕はつっきーの存在が、1つのマイルストーンになってくれたらいいなと思ってます。
大槻:会社が大きくなっていく中で、誰が上とかではなく、僕にとって変わらないのは「これから先、自分より古い新卒入社メンバーは絶対に現れない」ってことですよね。
だからこそなるべく多くのことを、これからのメンバーに残していきたいと思ってます。自分を信じてやった結果がこれだぞ!と思えるメンバーを育てていくことも目標です。
遠藤:それは新卒入社の醍醐味かもしれないね。
大槻:新卒入社した人は中途入社の人と違って他の会社を見てないぶん、隣の芝が青く見えることもあると思います。でもそのなかで継続してやってこないと意味がないことってあると思うので。中長期的な視点で何を考えて動いているのか、その姿勢を見せられる存在でありたいなと思ってます。