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生まれも、育ちも、環境も違えば、それぞれの「当たり前」も違う。〜私が学校で学んでいること〜【内定者ブログ】

こんにちは!21卒SAKURUG内定者の畠中です。

2回目の今回は、「私が学校で学んでいること」についてお話しします!

私は、大学では主に社会学や社会福祉学を学んでいます。その他にも、心理学や倫理学など興味を持った幅広い分野を積極的に学んでいます!色々な学問を学んでいると、それぞれの共通性や繋がりが見えてきて非常に面白いです!

そんな中でここ数年、身をもって大切だと感じた学問があります。

それは、社会学の中でも社会人類学という学問です。

社会人類学と聞いてハッキリと内容が思い浮かぶ人は少ないかもしれません。

社会人類学とは、「異文化理解」を通じた「自文化理解」を行うことで、自分にとって「当たり前」となっている身の回りの生活を注意深く観察し、自分なりの問題意識を発展させ考察を深める学問です。



昨年、友人とロサンゼルスを訪れた時にとても印象に残っている出来事があります。

レストランに入店し、注文するために手を上げようとすると、海外に留学経験のある友人からやめたほうがいい、と止められました。後々聞くと、海外の飲食店で手を挙げたり、大きな声でウェイターを呼んだりすることはマナー違反だそうです。日本ではそれが当たり前で、違いがあるなど考えた事も無かったので、とても驚きました。それと同時に、「なぜ日本ではそのようになったのだろう?」という問題意識を持ち、そういった自文化が確立するまでの歴史や過程に着目する機会が生まれます。些細なことですが、これが、私が実際に経験した「異文化理解」を通じた「自文化理解」です。

この体験も含め、私達には必ず無意識の中にある「思い込み」や「価値観」があります。

社会人類学では、実際に島国や村などに出向いてフィールドワークを行った人類学者達の文献を読み、文化について、主観・客観両方の視点で理解を深めていきます。中には人を数えなかったり、名前とアイデンティティが強力な関係性を持ったりする地域や集合体があり、それを知っていくうちに私の中の常識が全て崩れていきました。他にも時間感覚や社交辞令、ジェンダーの役割などに対して社会集団の数だけ様々な考え方があります。

私がこの学問に重要性を感じた理由は、対人関係や仕事等も含め、人の人生や物事の成り行きに大きく影響を与える学問だと感じたからです。グローバル化した現代では、今まで以上に多種多様なライフヒストリーや価値観を持った人と接することが多くなっています。

そして、それぞれの文化による思考が、意見の相違や両者の誤解を生み出す要因となっています。そんな時にこの社会人類学を通して得ることができる思考法、つまり「文化の違いから生まれた多様な価値観を受け入れる考え方」を身につけると少しでもそのギャップを埋め、柔軟に対応することが出来、いい方向に繋がるのではないかと私は考えています。

実際にこの文化から生まれる価値観の違いが歴史を左右する大きな出来事に繋がった事例があります。

「アメリカ合衆国が誕生するまでのインディアン戦争」です。

少し記事は長いのですが、時系列に書かれており、読みやすいのでオススメです。

https://iirou.com/native-american/

今後も視野の広い社会人になれるよう、大学で得たものを糧に、常に新しい視点と問題意識を持ちながら更に学び続けたいです!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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