こんにちは。株式会社Saix 代表の杉田海地です。
採用の面談を続けていると、候補者の方からほぼ毎回いただく質問があります。
「Saixはどんな人を求めているんですか」
「自分はSaixに合うでしょうか」
この2つです。
会社としてのちゃんとした答えは、Wantedlyの「私たちについて」やNotionの採用ページに6つの共通点として書いてあります。
ただ、それを読んでも、たぶんあと半分くらいしか伝わっていない気がしています。
このストーリーでは、もう一段踏み込んで「面談中に、僕がどんな瞬間に『この人と長く一緒に働きたい』と思ったか」「逆に『たぶんお互い苦しくなるな』と感じたか」を、自分の言葉で書きます。
読み終えたあとに「あ、自分のことを書かれている気がする」と思ってくれた方とは、ぜひ一度お話ししたいです。
■ そもそも、Saixは「スーパーマン」を集めていません
採用ページのトップにこう書きました。
「スーパーマンが集まったチームではなく、ふつうの人がふつうにがんばって大きな成果を出す ── それが私たちの考える最強のチームです」
これはきれいごとで書いた一文ではなく、Saixの組織戦略そのものです。
僕は、天才に依存した会社の脆さを、社会人になってから何度も見てきました。
「あの人がいるから回っている」という状態は、その人が抜けた瞬間に全部止まります。
スタートアップでよくある「カリスマ営業」「カリスマエンジニア」モデルは、短期では爆速で伸びますが、長期では脆い。
Saixは、長期で生き残る会社にしたいと思っています。
だからスーパーマンに頼らず、テンプレート・手順書(Claude Codeスキル)・ナレッジを徹底的に整備し、「誰が入っても、ふつうにがんばれば成果が出る」状態を仕組みで作っています。
逆に言うと、Saixで活躍してくれている方は、特別な天才ではなく、地に足のついた仕事を淡々と積める方ばかりです。
■ ① 「これで進めますよ」と言える方と、長く組みたい
業務委託のプロでも、学生インターンでも、Saixが一番大事にしているのは「自走できる」という一点です。
言葉にすると当たり前ですが、面談で見ているのはこういうところです。
「指示してください、何をやればいいですか」と聞いてくる方ではなく、「現状こうだと理解したので、まずは◯◯から進めてみていいですか」と先に提案できる方。
完璧な提案でなくて構いません。
むしろ50点でいいので、自分なりに見立てを立てて、確認のための一手を打てる方と組みたい。
そこから先は、Slack や Chatwork で30秒、僕や他の業務パートナーがコメントを返せば、ボールが前に進みます。
逆に、ぜんぶ「指示通り完璧にやろう」とすると、Saixの業務スピードでは詰まります。
完成形を出すまで誰にも見せず一人で抱えてしまうタイプの方は、おそらくここでは苦しくなります。
僕らが期待しているのは、「未完成のままでも共有して、議論しながら前に進める方」です。
プロ意識と「ちゃんと出来てから出したい」の真面目さは、似ているようで別物だと思っています。
■ ② 経営者の数字に踏み込もうとしている方と、長く組みたい
Saixの顧問プランは、最終的に「経営指標が動くまで伴走する」契約です。
P/L、KPI、ROI、人時生産性、客単価、解約率 ── こういう数字の話が、毎月のMTGに普通に出てきます。
「いやいや、自分は数字に強くないので…」という方も、それ自体は全然問題ありません。
僕も経営の数字を頭で完璧に握って起業したわけではなく、リクルートで毎週のように殴り合いをしながら覚えた口です。
ただ、Saixでは「学ぶ意欲があるかどうか」だけは絶対に外せません。
顧客が「来月どう判断するか」を話している横で、「自分はAIの話だけ担当します」と思っている方とは、長く一緒に走れません。
逆に、「正直まだ数字の感覚はないけれど、自社のP/Lも顧客のKPIも、ちゃんと読めるようになりたい」と思える方は大歓迎です。
僕らの仕事は最終的に「経営判断に踏み込んで、顧客の数字を動かす」ことなので、ここに興味を持てるかどうかが、長く続くかどうかを左右します。
■ ③ 派手じゃない方と、長く組みたい
Saixでは、これを社内で「静かな強度」と呼んでいます。
派手・盛る・叫ぶ・絵文字を連打する・「AIで人生変わります!」みたいなコピー ── こういうトーンは、僕らのブランドとは正反対の方向にあります。
理由はシンプルで、Saixが相手にしているのは経営者層だからです。
医療法人・建設業・上場企業・士業 ── 落ち着いて意思決定をしている方々の隣に立つときに、こちらが盛った言葉で迫ると、それだけで相手は半歩引きます。
僕が面談で「あ、この方と一緒に仕事をしたい」と感じる瞬間は、たいてい派手な自己アピールではなく、こちらの質問に対して一呼吸置いて、自分の言葉で考えながら返してくる瞬間です。
過剰に盛らず、わからないことは「わからない」と言える方は、それだけで強いです。
逆に、「自分はすごい」「これまで◯件契約を取った」「業界に革命を起こす」みたいな自己プレゼンが続くと、面談中にだんだん僕の口数が減ります。
これは能力の問題というより、相性の話です。お互いストレスが少ない場所で働いたほうがいいと、心から思います。
■ ④ 書ける方と、長く組みたい
Saixは「ドキュメントで組織を作る」会社です。
口頭で何かが決まったら、誰かが議事録を整える。新しい業務が増えたら、誰かが手順書を書く。顧客MTGが終わったら、誰かが要点をテキストに落とす。
これを全員でやり続けることで、属人化を排除しています。
業務委託パートナーでも、学生インターンでも、Saixで活躍する方には共通点があります。
「自分が抜けても回る形」を、無意識に意識して仕事を整理できる方たちです。
具体的には、たとえばこんなことです。
・顧問MTG後の議事録を、論点/決定事項/宿題/次回アジェンダに切り分けて書ける
・自分が作った業務フローを、後から入った人が読んで再現できる手順書にできる
・チャットでの口頭やり取りを、後で参照できる結論だけNotionに残せる
文章のうまさは関係ありません。
むしろ「うまい文章」より「他人が再利用できる文章」を書ける方のほうが、Saixでは重宝されます。
■ ⑤ 「やらされ仕事」を自分でも嫌だと思える方と、長く組みたい
Saixのビジョンは「世の中から残業をなくす」ですが、ここで言う残業とは、労働時間そのものではありません。
人が本来の才能を発揮できない「やらされ仕事」のことです。
このビジョンを掲げる以上、僕ら自身が、自分の仕事の中の「いやいやながらやっている消耗業務」を放置していたら、顧客に何も言えません。
だからSaixの業務パートナー・学生インターンには、自分の業務の中の繰り返し作業を「これはClaude Codeで消せませんか」「これはスキル化できますか」と提案してくる方が多いです。
そして実際、社内ツールやテンプレートの多くは、業務パートナーや学生インターンの提案から生まれています。
逆に、「やらされ仕事もお金になるからやる」「指示された雑務は雑務としてこなす」という方は、たぶんSaixでは退屈すると思います。
僕らは、自分自身の仕事と顧客の仕事の両方から、消耗業務を消し続けることに、本気で時間を使いたい会社です。
■ ⑥ Saixの「やらないこと」を尊重できる方と、長く組みたい
Saixには、明確に「やらない」と決めていることがいくつかあります。
・顧客の実名を、許諾顧客以外は対外発信に出さない
・アウトバウンド営業(テレアポ・DM・メール営業)はしない
・短期で売って終わる仕事より、長期で信頼を積む仕事を優先する
・「儲かりそうだから」だけで新規事業を始めない
これらは、僕の好みでそうしているのではなく、Saixのブランド戦略そのものです。
ここを「もったいない」「もっと攻めましょうよ」と言ってくる方とは、たぶん根っこの判断軸が合わなくなります。
逆に、「短期で稼ぐより、長期で信頼を積む方が、結局は強い」と腹落ちしている方は、Saixの判断軸とぴったり合います。
顧客実名を扱う場面でも、ほぼ全員が自然と慎重になっていて、注意し合う必要がないのが理想です。
■ 一方で「Saixでは合わないかもしれない」と感じる方の話
ここまでで「来てほしい人」をたくさん書いたので、対になる話も正直に書きます。
面談で、僕の方から「お見送りさせていただきますね」とお伝えすることもありますし、お互い同じ温度感で「今回は見送りで」となることもあります。
たとえばこういう場面です。
・面談前に、Saixの発信(YouTube・記事・SNS)に一度も触れていない方
── 入社後に一緒に作っていく当事者になるので、最低限の事前リサーチがある方とのほうが議論が早く進みます
・契約条件や報酬の細部にこだわる前に、「とりあえずやってみよう」のスタンスが先に出る方
── プロ前提のため、条件は最初にしっかり言葉にしたほうが、お互い気持ちよく走れます
これらは「能力が足りない」という話ではなく、純粋に「相性の話」だと思っています。
Saixが合わないだけで、別の会社では大活躍する方々ばかりです。
逆に、Saixで活躍している方も、別の文化の会社では息苦しいかもしれません。
組織と個人の相性は、優劣ではなく、ただの相性です。
■ カジュアル面談のご案内
ここまで読んでくださって、「あ、これは自分かも」と少しでも感じた方は、ぜひ一度お話ししましょう。
Saixのカジュアル面談は、合否を判定する場というより、お互いを深く知るための相互理解の場です。
「いまの業務委託先と並行で考えてみたい」「新卒就活と並行で見てみたい」「いきなり入る覚悟はないが話だけ聞きたい」、どれも歓迎です。
進路相談ベースで来ていただいて、合うタイミングで再応募する方も、これまで何人もいらっしゃいました。
募集中のポジションは下記6種類です。
① 生成AIコンサルタント(CAIO顧問プランの伴走)
② デザイナー(提案資料・スライド・図解)
③ マーケティング(YouTube/SEO/SNS)
④ 営業(インサイドセールス/商談オペレーション)
⑤ 動画編集(YouTube本編・ショート)
⑥ 学生インターン(議事録/リサーチ/データ整理/ドキュメント整備)
ご応募は、このストーリー下部の「話を聞きに行きたい」ボタン、または募集ページからお願いします。
派手じゃないけれど、確実に前に進められる方と、長く一緒に仕事がしたいと思っています。
お会いできるのを楽しみにしています。
株式会社Saix 代表取締役 杉田海地