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大手重工業メーカーからAIベンチャーへ。画像AIチームのPMってどんな仕事?


お客様との折衝から社内調整など裁量権がある中で常に判断が求められる

ー今回はRistのDeep Inspection チーム PMの千布さんにインタビューをお受けいただきます。面白いお話がたくさん聞けるのではと期待しています!

ーまずは、AI業界を選んだ理由、Ristに入社した理由をお聞かせください。

「AIの業界に興味を持った」という理由が第一ではなく、Rist創業者の遠野さんに誘われたのが理由です。

・ITをやっている→風土としてリテラシーが高いはずで、学びがありキャリアを積める

・ベンチャーのスピード感・自由度の高さ

・給料がいい

など、前職よりも魅力を感じたのが転職の理由です。

前職が国や自治体がお客様になるような業種だったので「エンドユーザーの顔が見えない」というところにやりがいを感じられていなかった点もあると思います。to B か to Cかは問題ではなく、会社が提供する製品やサービスを受け取ったお客様が価値を感じる様を見られる環境が良く、RistがたまたまAIを使っていただけ、という感覚です。

ーでは、Ristにおける役割を教えてください。

PMとして採用されました。

入社前は機械学習もほぼ初めて聞いたに等しいことはお伝えしていたので、そうではないところでパフォーマンスを出してもらおうというのはマッチした上で決まりました。プログラムを書くコーディング以外のところは割となんでもやりますといった感じです。

ー前職でもPMをされていたのですか?

一つのプロジェクトを2年〜5年ほどかけて行うものだったので、PM1人でできるレベルのスケジュール管理ではなかったため、PMとは別にスケジュールを司る部署ができ、面白そうだと思い希望して入りました。

ーRistでのPMの仕事内容について教えてください。

お客様の要件を聞き、それをタスクにして実行したりスケジュール管理をします。お客様の要求に対しても全てOKとするのではなく、できることもできないこともあるだろうし、できるけどお金がかかることを果たしてやるのかの判断、トラブル時の対応の判断もします。トラブル時は、もちろん役員にアラートをあげるべしみたいなのは最初にあったりしますが、お客様との折衝から社内調整などかなり自由度の高い判断を迫られます。

ーそういった部分は得意なところですか?

どちらかと言えば得意だと思います。ただ、やはりネックになるのがその業務知識と経験値です。様々なプロジェクトで様々なトラブルに遭ってきていると、解決してきたその歴史を知っているので、そこから引っ張ってこれるのですが、それがない場合に自分で考えないといけないのが難しいところではあります。

苦手なところでいうと、バシッと断言するのが苦手なので、メンバーの合意を取ったり全員の意見を聞いたり丸くおさめるところがあります。良く出る時もあるし悪く出る時もあるので、そこは出力の仕方かなと思います。

PMとしてメンバーに気持ちよく働いてもらう

PMの仕事をする上で意識していることはありますか?

PMの仕事の1つとしてメンバーのモチベートがあると思っています。 メンバーが気持ちよく動ける方法を考えます。それはタスクを整理することかもしれないし、分かりやすい依頼の仕方をすることかもしれないし、メンタルコントロールのような会話をすることかもしれません。手段は無限にあると思うんですけど、相手の人となりとか、特徴、強みをできるだけ理解して、その人が苦手なことはできる限りしてもらわないで済むように意識しています。

具体例で言うと、エンジニアが技術的な書を書かなければならないとします。そのエンジニアが資料作成が苦手な場合、技術的なエッセンスだけを箇条書きでもいいから書いてもらって、そのあとの成形や文章化は僕がやる。お客さんへの説明や事務作業なども場合によっては巻き取ります。

職務分担という意味では分けなければなりませんが、個人個人の向き不向きや個性がある中で、不向きなことをさせることはプロジェクトのためにならないと思っているので、能力的に適切か、得意かどうかを重視します。

どうしても相手が苦手なことをお願いする場合は、苦手だというのを理解した上で依頼するとか、納期を少し長めに設定する、叩き台を作るなど、できるだけフォロー、アフターフォローをします。逆に言うと、僕にはそれしかできないと思っているので。

ーRistにはどういう人が向いていると思いますか?

一つ目に「自立している人」です。

会社にしろチームリーダーにしろ、依存意識が強い人は向いていないと思います。これは僕自身の体験談ですが、極端な話、入社1週間で商談や展示会にほっぽり出されたとして、うまく立ち回れないにしても、その後危機感を持って素早くキャッチアップする動きを見せられるくらいじゃないと厳しいと思います。

二つ目は「人に頼れる」人です。

一つ目と矛盾するようですが、これは両立できます。Ristには優秀なメンバーが多いので、「自分がやるよりAさんがやった方が早い」ということはいくらでもあります。その中で人に頼らず自分だけでやろうとすることは、会社全体の生産性低下につながります。みんな忙しそうにしていますが、「だから自分で抱える」は悪手です。その人に教えてほしいことは積極的に質問したり、依頼したいことは依頼する。その割り切りができることは不可欠です。

三つ目は「遊び心がある人」です。

一つ目に近いです。Ristはまだまだ確固たるビジネスモデルを確立できていないベンチャー企業だと思っています。その中でRistメンバーに求められるのは「思いつき」です。「これやったらいいんじゃない?」という思いつきが本当にサービスになることも大いにあります。決められたことをただやるだけじゃなく、遊び心をもって一見無駄と思えることをやっていくのが重要だと考えます。

そのためにも、そのような動きを否定してはいけないと思います。「しょうもないことやってないで仕事やれよ」などと言ったが最後、その人からアイディアは一生出ないと思っています。まぁこの「思いつき」が、僕は苦手なんですけど。

千布さん、インタビューありがとうございました!AIベンチャーやPMの仕事を探している方、よければ一度Ristメンバーとお話してみませんか?

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