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Resilyで大好評のオンボードプログラムとは!?なにをやっているかお伝えします。

こんにちは!Resilyの人事担当です。

転職者の悩みとしてよく聞くのが「仕事を覚えられるか不安」「先輩たちとうまくコミュニケーションが取れるか心配」といった声。私も転職の経験があるので、その気持ちはよくわかります! 一方、そんな転職者を採用する会社の視点から見ると、大切な新入社員が組織に早く馴染んでポテンシャルを発揮してもらえるかどうかは、とても重要なポイントです。

Resilyでは、2022年1月から新入社員向けオンボードプログラムを本格的に導入しました。これは組織にジョインした人たちが早期に馴染み、戦力となり、定着を促すことを目的とした新しいカタチの新入社員研修。最近はスタートアップにも広まってきており、注目を集めています。そこで今回は、Resilyでオンボードプログラムを始めた理由、そしていったいどんなことをしているのかを解説。また、既にオンボードプログラムを受けた新入社員にも率直な感想を聞いてみました。

Resilyでオンボードプログラムを始めた理由とは

Resilyはスタートアップ、しかも現在シリーズAで、社員もまだ少ない”これから”の企業です。そのため、大企業や老舗の会社と比べてなおのこと、新しい人材はとても貴重な財産。一人ひとりに能力を磨いて成長してもらうことがより重要となってきます。

正直に言いますと、以前はせっかく入社していただいたにも関わらず、短い期間で退職となってしまうケースもあったんです。当時のResilyには、メンバーそれぞれが最初から自走できる力を持っていることを前提としているカルチャーがありました。そのため、入社してくれた方たちのポテンシャルを引き上げ、活躍してもらうための支援体制は決して十分ではなかったんですね。

この反省を踏まえ、2021年夏頃から今の原型となるオンボードプログラムを徐々に実施。ブラッシュアップを重ね、2022年1月から本格的にスタートしました。

新入社員に起こりやすい心境の変化を時間の経過に合わせて波線(カーブ)で表した「エモーショナルサイクルカーブ」というモデルがあります。最初はやる気に満ち溢れているためカーブが上向きになるのですが、多くの人は1~2カ月ほどで一度ダウンサイドを経験するものです。うまく乗り越えられればまた上向きに回復が見込めるのですが、そうでなければカーブが下向きになったまま、早期離職につながりかねない重要なタイミングです。Resilyのオンボードプログラムには、組織をあげてこの部分をしっかりと支援することで、入社後のミスマッチやギャップをなくし、スムーズに馴染み戦力となって活躍してもらいたいという目的があります。

※エモーショナルサイクルカーブについてはこちらの記事で紹介されています

Resilyのオンボードプログラムって何をしているの?

Resilyのオンボードプログラムは、大まかに下記のフェーズに分かれています。

【入社前】

  • 30日間…事前理解

【入社後】

  • 15日間…Resilyオンボーディング期間
  • 30日間…現場オンボーディング期間

それぞれについて解説しましょう。

入社前 事前理解

入社日の1カ月ほど前から、事前に押さえておきたい情報へのキャッチアップ、既存メンバーとのコミュニケーションを目的とした支援を行っています。

例えば、Resilyの業務に携わるにはOKRについて理解していることが重要ですが、入社後にいきなり全部を覚えるのは大変です。なので、事前に少しずつインプットができるよう、課題図書をいくつかお送りして読み込んでおいていただくようにお願いしています。

また、可能な限り早くGoogleドライブやSlackのアカウントを発行するなどして、社内ツールでのコミュニケーションに参加してもらうようにしています。オフラインの社内イベントや勉強会への参加といった機会も設け、入社時点でメンバーとある程度の関係性が構築できている状態をめざします。

入社後 Resilyオンボーディング期間(15日間)

自分が携わる業務はもちろん、会社が行っている事業、プロダクト、顧客、組織の体制やルール、チーム内外のメンバー、業界全体について広く深く知ることを通して、多角的な視点でResilyという会社を見てほしい。そんな思いから、それらを体系的なコンテンツとして整理し、レクチャーする場を設けています。業界用語やSaaS市場の知識、OKRやResilyの使い方といった基礎知識も、ここで身に付けていただけます。

特徴的なのは、社長がレクチャーを担当する「MVV研修」です。会社のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)について解説した上で、それを踏まえて自分はどのように行動するかまで一緒に考えるワークショップ形式の研修。MVVについて理解を深めるだけでなく、自分ごととして考え、日頃の業務に落とし込めるようになるところまでをめざします。

もうひとつの目玉は、自分のキャリアや経験を1人20~30分でプレゼンテーションしてもらう「キャリアトーク」。互いを深く知ることにより、入社後の早い段階から質の高い関係性を構築することを目的としています。これがなかなか面白いのですが、よくある1~3分くらいの自己紹介だとそう難しくないものの、20~30分となるとトピックの選定や話の展開などに相当の工夫が必要になるんですね。もちろん事前に上長や先輩のサポートもあるのですが、自分をじっくり棚卸しして他者に伝えるという意味でも、良い学びの機会となるのではないかと思います。


このResilyオンボーディング期間全体を通して大事にしているのは、会社や人のコンテキストを理解してもらうことです。今目の前にある会社や人の姿だけでなく、それらがこれまでどんな道をたどって形成されてきたのか、どんなストーリーを持っているのかを感じ取ることで、理解を深め、より強いつながりをつくっていけたらと思っています。

入社後 現場オンボーディング期間(30日間)

次は、現場に入って業務に関わることができる、会議で発言ができるといった状態をめざすための期間です。OKRについてさらに学びを深めるプログラムのほか、顧客同行や配属先事業部でのOJTなど実践的なことを行っていきます。

また「私から見たResily発表」といって、フレッシュな目線でResilyの良い点・改善したほうがいい点を言ってもらう場を設けているのも特徴です。新しいメンバーに成長してもらうだけでなく、フィードバックを取り入れることで会社としてもどんどん成長し、もっと良い職場、もっと良い会社にしていこうと考えています。

新入社員からの声(2022年1月入社 エンジニア 後藤)


後藤:2022年1月にResilyに入社し、オンボードプログラムを受講しました。まず率直に、今まで受けたことがないほどの充実した研修内容に驚きました。コンテンツ数の豊富さはもちろん、一つひとつの内容や用意されている資料も非常にしっかりしています。解説なども細やかで、入社直後の私たちにも理解しやすいものでした。特にOKRや業界用語などの知識をフォローしていただいたのは、ありがたかったですね。それがなかったら、業務や会議について行けなかったのではないかと思います。

印象に残っているのは「MVV研修」です。単にMVVを理解するだけでなく、失敗や苦悩を乗り越えて現在のMVVが確立されているという背景を知れたのは、非常に有意義でした。これがあったからこそ、日々の業務の中で自然とMVVを意識できるようになったと思います。また、講義を通じて社長の人となりを知ることができ、これから自分が働く会社に愛着を感じることもできました。

それから「キャリアトーク」も良かったですね。おかげで自分と他のメンバーの間の壁がブレイクでき、日頃のやり取りがしやすくなりました。大変だったのは……宿題、でしょうか。特に事業やプロダクトについてのプログラムは、なかなかの重厚感があって(笑)でも、開発者としてはしっかり理解したいところなので頑張りました。今ではやって良かったと思っています!

こんな方に飛び込んできてもらいたい

2022年1月に本格スタートしたばかりのオンボードプログラムですが、受講した皆さんからは早くも好評の声をいただいています。今後はもっと講師を務められるメンバーを増やしていくなど、ブラッシュアップしていきたいですね。

これからも新しくジョインしてくださる皆さんを、オンボードプログラムを通じて全力でフォローしていきます。皆さんに望むのは、これらを徹底的に「利用」してもらいたいということ。オンボードプログラムを含めた会社の仕組みを踏み台にするくらいの勢いで、困難も学びに変え、どんどん自分自身の成長を追求してもらえたら嬉しいですね。そんな皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

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