OKRの運用ツールを提供するResilyは、この度神保町にオフィスを移転しました!新しいオフィスのコンセプト「集中、コラボレーション、透明性」はResilyの価値観を体現する場となっています。そんなオフィスに込めた想いを、代表の堀江に話してもらいました。
—— オフィス移転の背景は?
元々明治神宮前にオフィスがあったのですが、隣の人にひじが当たるくらい狭くて(笑) 会社が成長していく中で働きづらくなっていたので、創始3期目で移転を決めました。
ワークショップなどを行い、一人一人の想いが詰まったオフィス作り
—— 移転先のオフィスはどのようにつくられたのでしょうか。
オフィスはみんなが働く場所なので、一人で決めるというよりは、全員で決めるということを大切にしたいと考えていました。なので、オフィス移転プロジェクトを進めるとか、内装を考えるにあたってオフィスのワークショップを行ってくれるかを一つの条件にしていましたね。
—— ワークショップでは全員でResilyの課題を話し合ったとか。
そう、ワークショップは3回あって、1回目はメンバーの価値観のばらつきを可視化しました。サーベイのようなものをして、グラフから改めて組織の状態を認識する。僕らは結構バランス良かったみたいですね(笑)2回目は、組織に感じている課題と解決策を洗い出しました。その解決策を考えるときに、写真をたくさん用意してくれていたので、具体的にイメージを膨らませながらアイデアを出していきました。最後に3回目は、課題・解決策を3つぐらいにまとめるという作業をしましたね。
—— 例えばどんな課題だったのでしょうか。
集中できるスペースがないこと、コラボレーションの難しさ、透明性、が大きく分けてありました。前のオフィスは狭かったので、色んな人の会話の声が丸聞こえで(笑) 開発の人たちが集中しづらいとの声がやっぱりありましたし、人が増えるにつれて効率が悪くなってきたという課題がありました。
コラボレーションについては、あまりにも狭くて周りの音が雑音になってしまっていたんですね。意味のある対話が生まれにくかった。適度に集中できて距離があることも大事だけれど、一方ですぐに人を呼んで会話が生まれる環境にもしたいと思っていました。
そのコラボレーションが実現されるために、オフィスの中で誰がどこにいるのか分かりやすいようにしたい、というのが透明性です。会議室がガラス張りになっていたりするのも、それが背景です。他にも、オフィスに入ったときに、休憩室や執務室スペースにいる人はすぐ分かるような作りになっています。
▲ガラス張りの会議スペース
透明性を大切にし、偶発的なコミュニケーションを生み出すオフィスへ
—— 実際に今オフィスにあるもので、こだわりはありますか。
入り口を入ってすぐのテーブルは大きなポイントにしていましたね。ここは執務スペースと会議スペースの境界線にしようと思っていました。ミーティングの後に少し雑談をしたり。ワークショップをやるときも、執務室でずっと集中していた人がテンションを切り替えたり。リラックスできるような空間になっています。また、ここではコーヒーを飲んで休憩する人がいる一方で打ち合わせをしてる人もいて。顔を合わせられる機会を意図的に作ったことで、コミュニケーションが生まれるきっかけになったかと思います。机の高さにもこだわっていて、テーブルを挟んで執務室の様子もわかるくらいの高さにしたので、透明性にもつながったのではないかと。
あとはホワイトボードの裏に、一人で誰からの視線も浴びない状態でゆったりできるスペースがあります。力を抜いたり、頭を空っぽにして集中できるようになっています。
オフィスはResilyにとってのコミュニティ。コンセプトは「集中・コラボレーション・透明性」
— 全てが意図的に作られているんですね。
そう、僕はコミュニティを成立させるために重要なのが場だと考えています。ここに投資しなければ、コミュニティとしての凝縮性、結束性、密度などは生まれないからです。
特にコロナ禍になってからですが、組織のコミュニティとしての役割が強くなっている気がしていて。自宅に投資する人が増えたり、家族の役割を再考したり、コミュニティの価値を見直す流れがあるのではないでしょうか。なのでわざわざオフィスに集まるからには、コミュニティとしてのエンゲージメントが高くなければならないと思うんです。
みんなが唯一集まる場であるオフィスは、なくなったら大事な何かが抜け落ちてしまうような、そんな場だと思っています。そんなコミュニティとしての場に投資しているのであれば、Resilyのコアな価値観が体現されているものにしたい。だから、僕たちがオフィスで実現しようとした「集中、コラボレーション、透明性」はプロダクトで目指している世界観とほぼ同じなんです。
月1で社内イベントを開催!オフィスで関係性を深める
— コロナ禍で中々集まるのは難しいと思いますが、今はどのようにオフィスを使っているのでしょうか。
出社ルールはありませんが、1ヶ月に1回意識的に全員で集まる日を作っていますね。例えばこの前は焼肉パーティをやりました。(笑)
やっぱりオフィスだと話が進んで効率性も良いですし、何より直接会うと関係性は深まりますね。特に、経営陣の関係性は直接的に組織の状態に影響を及ぼすと思うので、毎週2,3日は会っています。他にもワークショップをする際など、抽象度が高い話は部署ごとにオフィスで集まって行うことが多いです。
▲カウンターを用いた全社会議の様子
Resilyで働くメンバーが「自分たちはできる。」と信じる事ができるキッカケの場にしたい。
— これからオフィスをどんな場にしたいですか。
難しい課題に対して自分たちでもできる、と自信を生み出せる場にしたいと思っています。
ちょうど最近経営理念を作り直していて、私たちが大切にしていることがあるからです。
それは、「目標達成」自体を支援するのではなく、「目標達成できると信じられる」ための支援をすることです。高い目標を達成する過程では常に障害があります。山を乗り越えるには、会話を止めず、自分たちは果敢に向かっていけるというチームの自信が必要です。この自信を継続的に持ち続けるための仕組みを提供するのがResilyです。
そんな仕組みづくりを目指しているのならば、オフィスも私たち自身を信じられる場にしなければなりません。事業のコアを体現する場として、事業とのつながりをより深めていきたいと思っています。
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