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【調査】2022年夏休み 海外旅行の回復を予測してみた。

こんにちは、令和トラベルの事業開発部です。

コロナ禍真っ只中の2021年4月に、海外旅行代理店である令和トラベルを創業し、約1年が経ちました。

今年3月より大きな水際対策の緩和が実施され、ハワイなどの対象国はワクチン3回接種していれば双方隔離がない状態となり、2022年4月5日に海外旅行アプリ『NEWT(ニュート)』をリリースしました。

このゴールデンウィークには、海外へ旅行する人が大幅に増え、実際、JALグループは、「ハワイ便の予約が2021年のゴールデンウィークのおよそ9倍になっている」と発表しました。

また、さらなる水際対策の緩和が発表され、2022年6月1日から下記青区分に該当する98の国と地域は、今まで入国・帰国時に行っていた入国時検査(これまで待機時間が2~3時間要していた)と自宅待機を、ワクチン3回目接種の有無に関わらず実施されないこととなりました。

そうした動きを受け、今年3月に出した海外渡航の回復予測を刷新し、この夏の動向予測と弊社SNSアカウントでの意向調査を実施いたしました。


目次

  1. 2022年夏休み期間の回復予測
  2. 夏休みの海外旅行の意向調査
  3. さいごに


2022年夏休み期間の回復予測

今年3月に、『【調査】アフターコロナ 海外旅行の回復を予測してみた。』というnoteを発信しました。そこでは、海外渡航者数が過去最高を記録した2019年水準に戻るのは「2025年」と予測をしています。

今回は、直近の動向を踏まえて予測のロジックをアップデートし、今年の夏休み期間(7月〜9月)の回復率を改めて予測しました。

今回はロジックの詳細説明は割愛しますが(ご興味のある方はぜひ上記の予測記事をご覧ください!)、渡航に関する規制が緩和されても、複雑になった渡航手続きやコロナ感染の不安などから海外旅行をためらう方が多く存在する点を新たに加味しました。

具体的には、当社をご利用のお客さまの動向などから、現在のような回復初期に海外旅行を再開する層は海外旅行に慣れた方が多く、逆に初めて行く方など不慣れな層はまだ渡航しないだろう、という点を前提条件として組み入れています。
※実際にはウクライナ情勢や円安の動き、燃油サーチャージ高騰なども動向に影響しますが、今回の予測では加味していません。

試算の結果、今年の夏休み期間(7~9月)は2019年比約15%の水準まで回復するのではないかと予測しています。

最新の統計データでは、2022年4月の渡航者数(日本人出国者数)が12万9,200人となっており(日本政府観光局推計より)、これは2019年同月の約8%の水準です。

4月から旅行会社各社が海外ツアーの販売を再開し、GWにはハワイを中心に海外旅行される方も戻ってきました。こうした回復の流れを受け、夏休み期間には4月の倍程度の回復度合いまで戻るのではないか、というのが今回の予測結果です。

5月26日には、海外渡航に関する感染症基本情報のレベルの引き下げや、水際対策の更なる緩和が発表されました。

感染症基本情報では、これまでどの国もレベル2「不要不急の渡航はやめてください」以上の危険レベルが出されていましたが、36ヶ国/地域がレベル1「十分に注意してください」に引き下げられました。レベル2が募集型企画旅行(パッケージツアー)の催行が可能となるレベルで、そこからもう1段引き下げられた形です。

上述した5月26日に発表された最新の水際対策では、国/地域を赤・黄・青の3区分に分け、もっとも緩和された青区分の国からの帰国者に対しては、ワクチン接種歴を問わず日本入国時の検査不要、自宅待機なくなっており、主要国の多くが青区分となっています。

こうした流れも受け、今年の夏休みは海外旅行へと考える層が一定数出てくるのではと考えられます。


夏休みの海外旅行の意向調査

また、回復予測と合わせて、この夏休みの海外旅行の動向について、当社のTwitter、Instagramアカウントでアンケート調査を実施いたしました。

アンケート実施期間:2022年5月22日-5月24日
有効回答数:計1,055
実施アカウント:公式TwitterInstagram


>Q1.この夏、海外旅行にいきますか?
この夏の海外旅行に行く予定があるという方は18.2%となり、行かないという方が36.4%、検討中・悩み中という方が約半数の45.3%という結果となりました。

約20%の方は行く予定とのことで、一部の方から動きはじめています。また、悩み中・検討中という方も半数近くいらっしゃり、今後の海外旅行の入出国の緩和、円安・燃油の状況等によっては、大きく動く可能性もあります。


>Q2.ひとりあたりの予算感はどのくらい?
Q1で海外旅行に行く予定があると回答された方への追加質問で、ひとりあたりの予算感はどのくらいなのかについて、10万円未満が34.9%、10万~20万円未満が33.5%、20万~30万円未満が16.7%、30万円以上が14.8%という結果になりました。

20万円未満で約7割となり、遠方ではなく、ハワイなどのリゾート地、渡航費を抑えたアジアなどの近隣諸国での滞在を想定した予算感となっていると予想されます。

▼10万円未満でも行ける国・地域
グアム、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナムなど

※2022年7月17日〜20日における最安値の航空券+2つ星ホテル(2名1室)の3泊価格を参照(2022年5月27日時点)
※ワクチン3回接種で入出国隔離なしかつ青色区分(帰国時の入国検査なし)を対象


>Q3.どなたと行く予定ですか?
Q1で海外旅行に行く予定があると回答された方への追加質問で、海外旅行へはどなたと行く予定ですかについて、ひとり旅が33.3%、友人や恋人(2人)が35.4%、グループ(3人以上)が9.2%、家族が22.1%という結果になりました。

入出国時にPCR検査で陽性の場合、出国できなかったり、現地で陽性になった場合は滞在延期を余儀なくされたりとグループで動くリスクがあるため、ひとり旅もしくは友人・恋人との少人数旅行が多くなっていると予想されます。

また、PCR検査料金なども往復で国・地域によっては1名3万円ほどかかったりと家族で動くにしてもコロナ前までの海外旅行に比べると割高になっていることも起因している可能性があります。

さいごに

2019年対比でみると、この夏の戻りは15%~20%程度と予測、2022年全体でみると約20%の戻りとまだまだではありますが、直近の2021年と比較すると約8倍近くなり、確実に海外旅行が徐々にですが戻ってくると予測しています。

この夏、海外旅行やビジネス渡航をお考えの方は、ぜひNEWTアプリ、もしくは弊社トラベルコンシェルジュまでご相談ください!
NEWT iOSアプリはこちら
NEWT Androidアプリはこちら
公式LINEはこちら

参考資料:
厚生労働省 水際対策に係る新たな措置について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/

Our World in Data
https://ourworldindata.org/

日本政府観光局(JNTO)
https://www.jnto.go.jp/jpn/

日本航空株式会社「2022年度 ゴールデンウィーク期間ご利用実績」
https://press.jal.co.jp/ja/release/202205/006656.html

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