今回は、飲食特化の会計・コンサルティングサービス『Cross Point』のサービス責任者を担う牧野 耕二郎(まきの こうじろう)のインタビューをお届けします。牧野は2020年9月、インターン生としてジョインし、入社から1年未満でサービス責任者を任され、現在はリディッシュのマネジメント候補でもあります。
本記事では「インターンから急速にキャリアアップできた理由」や「若手のサービス責任者としてのやりがいや葛藤」、「今後の目標やビジョン」などについてお話しします。
若手のうちからキャリアアップを目指している方や、大きな仕事を担当して成果を上げていきたい方、コンサルティング・会計領域や飲食業界に関心のある方はぜひご覧ください!
大手コンサル志望から、ベンチャー企業のリディッシュへ
ーー学生時代のインターンや就活について教えてください
私は立教大学出身で、大学時代はコンサルの短期インターンに参加。具体的な企業課題に対して、ブランディングを重視しながら事業戦略を練ったり、社会課題に目を向けたサービスを考えたりしました。実践的な内容で勉強になりましたし、新規事業開発の面白さを体験することができたと思います。
就活では「BIG4」をはじめコンサル業界を中心に見ていましたが、学生時代にインターンを経験しておきたかったので、ベンチャー企業にも目を向けるように。リディッシュの営業の長期インターンを見つけてジョインしました。
まずはマーケティング支援の『make story』に携わり、飲食店へのテレアポから商談まで担当しました。
学生であることを武器に「まだ経験は浅いけれど熱意はある」という姿勢を見せることで、少しずつクライアントとの距離が近づき、結果もついてくるようになりました。
その後、2021年2月頃に、代表の松隈から社員登用の話がありました。代表直下で働けることや、新規事業であるCross Pointに携われることに惹かれて入社を決めました。
若手からサービス責任者、新規事業開発。大きな仕事を通して成長できる
ーーどのような仕事を担当していますか?
入社後まずは、営業活動をしていましたが、徐々にCross Pointの事業構築に専念するように。Cross Pointの最終的なゴールは、飲食経営に関する膨大なデータを収集し、経営を見える化すること。最終的には、あらゆる飲食店のCFOの立場として、飲食経営の利益水準を上げることを見据えています。そしてその先には、飲食店を皮切りにサービス産業全体の利益水準を上げていくということを目指しています。
最初に取り組んだのは、飲食店の経営データを収集するための基盤作り。一般的に会計事務所のオペレーションは属人的で、膨大なデータを収集できる体制ではありません。そのためリディッシュでは、イチからオペレーションシステムを構築することになりました。
具体的には、カスタマーサポートチームと会計チームの2部門に分割。それぞれ業務フローを組み立てて、要件定義やシステム導入、マニュアル作成などを行いました。会計チームにおいては、業務の標準化と教育体制を構築し、入社1か月のメンバーでも主要業務を担当できるほどになりました。
まだ経験が浅い頃から、こうした抜本的な改革に携わることができ、大きなやりがいを感じました。
現在はサービス責任者となり、今までの仕事内容に加えて、HR領域も担当するようになりました。リーダーとしてメンバーのマネジメントやインターン生の教育、KPIの策定、企業文化の醸成、採用活動まで行っています。
私のキャリアはインターンから始まりましたが、インターン生や新卒であったとしても、年齢を問わずきちんと頑張りや実力を評価し、ポジションを上げてもらえます。
ーー現在のミッションややりがいを教えてください
ミッションは、メンバーに成果を上げてもらうこと。普段からみんなの状況に目を向けて、結果が振るわない人がいたら助けに行き、頑張っている人はきちんと評価する。チームの士気を高めるように心掛けています。
また、新規サービスの開発にも携わりました。飲食店の課題の一つに「給与計算の複雑さ」があります。深夜割り増しや残業の関係で複雑化しやすく、きちんと管理できている店舗が少ないのです。そこに目を向け、給与計算サービスを開発することになりました。
私はアイデア出しや構想段階から携わり、サービスにまで落とし込んでいきました。抽象的なものを具体化していく過程はかなり難しく苦戦しましたが、本気で向き合った分、思い入れのあるものになりました。
ーー他にリーダーとして大切にしていることはありますか?
チームとして動いていく際には、みんなが同じ方向を向いて、同じマインドを持つことが欠かせません。それによって、スピード感のあるアクションや、サービスに関する白熱した議論が生まれるからです。ベンチャー企業が少人数で大きなビジョンを実現するために、最も重要な部分だと考えています。
このようなカルチャーを形成するために、メンバー同士の交流を深めています。定期的にランチ会を開催し、みんなで飲食店に足を運んで魅力を見つけてくることも。月末の締め会では、チーム対抗戦でのレクリエーションも行っています。
さらに、「もっと会社の団結力を高めていきたい」という私の思いから、松隈にプレゼンをして予算を獲得し、BBQや納涼会などのシーズンイベントも開催するようになりました。自分のアイデアが良ければすぐに反映されるのも魅力の一つですね。
また、ビジョン・ミッション・バリューを浸透させるために「リディッシュとしてどう在るべきか」「“リディッシュ人”とはどんな人か」といった議論を行うワークショップを開催。他にも、毎月バリューに関する目標設定を行い、その達成状況によって表彰されます。
私自身はリーダーとして、何か判断に困ったときにはバリューに立ち返るよう、自他ともに意識付けを行っています。こうした取り組みの結果、現在のメンバーは、それぞれが役割を全うしながらも「テクノロジーで、飲食店の場を豊かに」というビジョンに向かって、切磋琢磨しながら働いています。
ーーリディッシュが掲げていることの中で、社会的意義を感じている部分を一つ教えてください
リディッシュは「人の価値を拡張する」すなわち「人の価値を最大限発揮する」というパーパスを掲げていて、それに強く共感しているんです。
私は今まで、効率性を重視するあまり、自分の得意なことだけをやり、苦手なことはそれが得意な人にやってもらうことが多かったです。ただ、このパーパスから「拡張する」という視点を知ったとき、効率性を高める手段には「得意なことをやる」だけでなく、「テクノロジーを活用する」こともあると気づきました。
リディッシュはこれを体現していて、社内ではメンバー個人の、社外では飲食店の価値を最大化していると感じています。リディッシュのサービスがますます社会に広がることで、人々がそれぞれの価値を最大限発揮していき、社会全体が急速に豊かになるという可能性を秘めていることに、社会的意義を感じています。
インターンから急速に成長したワケは「素直さ」と「意地」
ーー仕事においてどのようなことを大切にしていますか?
「とにかく素直にやってみること」と「仕事をやり切るという意地を持つこと」です。
実際にインターンの頃から現在に至るまで、松隈に誰よりも壁打ちをしてフィードバックをもらい、そこで教わったことを素直に行動に移してきました。また、当たり前のようですが、仕事に対して最後まで責任を持ち、やり切ることも意識しています。
この姿勢は松隈から学んだことでもあります。彼は公認会計士から外資系コンサル、機関投資家、経営者という経歴の持ち主。いつも自責思考で、会社全体、事業全体に対して責任感を持っているのはもちろん、飲食業界の課題に対しても全力で向き合い、最後までやり切るというスタンスがあります。
それを見習って、私がメンバーに仕事を割り振るときも、そこで終わりではなく、メンバーが仕事をやり切るまでが自分の責任だと捉えています。
ベンチャー企業だからこそ、若手のうちから代表直下で働くことができ、普段から色々な部分を吸収できています。
リディッシュなら専門性と経営スキル、どちらも身につく
ーーリディッシュの魅力と課題を教えてください
リディッシュはCross Pointをはじめ、飲食店の会計領域においても先進的なテクノロジーの導入を進めようとしています。そのためには、会計に関する深い知識といままでにない発想が必要になります。こういったチャレンジを通じて会計に関する知見を深めつつ、経営に役立つ実践的なスキルまで身につけることができるんです。これはリディッシュならではの魅力ですね。
一方で課題に感じているのは、まだまだチームワークを発揮する余地があること。みんなが真っ直ぐに自分の仕事に向き合い、KPIを追っているのはとても素晴らしいと思いますが、「本質的なビジョンを一丸となって追っていく」という姿勢はさらに高められそうです。まさに今、企業としての土台が構築され、ビジョンやパーパスの実現にコミットしている最中なので、これから飛躍していくのが楽しみです。
ーー今後のビジョンはありますか?
今後もさらなる業務効率化を実現するために、フルリモート体制の構築や、各種システムの開発や導入を進めていきたいです。
また、データドリブンの飲食店のコンサルティングや、飲食特化のM&Aや事業承継コンサルティングなどもやっていきたいです。現在もマーケティングや会計サービスを提供する領域では、データを活かした経営支援をする立場になっていますが、コンサルタントやアドバイザーという立場からもう一歩踏み込んで、一緒に経営している経営パートナーのような存在になれたらと思います。
ゆくゆくは、自分で事業をやってみたいですね。私は無駄なことをしたくないという気持ちが強いので、世の中の「無駄」を活かしたビジネスを構築したいです。たとえば、日本では無駄なものでも、海外では価値があるとされていたり。それぞれを繋げて有効活用するなど、新たな価値を生むことができたら面白いなと思います。
「自身の成長ややりたいこと」を最優先にする人にとって、努力を続けやすい環境
ーーどのようなメンバーが所属していますか?
個性溢れる若いメンバーが多いです。組織全体で大きなベクトルは一致しながらも、それぞれ目標やビジョン、成し遂げたいことがあり、精力的に仕事に向き合っています。その姿に刺激をもらってモチベーションにもなりますし、お互いに高め合っている関係性です。
また、仕事でもプライベートでも仲が良いです。毎週金曜日になると、それぞれの業務に追い込みをかけながらもそわそわし始めて、顔を見合わせてみんなで飲みに行くことが多いんですよ。仕事に対してはいつも真剣ですが、フランクな感じがあるのも楽しいですね。
ーー代表の松隈はどんな人ですか?また、どんなことを学んでいますか?
松隈と一緒に働くことが多く、「考え方」と「アクション」の両面で学ばせてもらっています。
考え方については、課題に直面したときに「不可能なことはなく、何らかの手段を用いれば可能である」というスタート地点に立つことです。無理だと思った瞬間に思考停止して、できない理由や言い訳探しが始まってしまうからです。
もちろんできると信じるだけでなく、自分なりに仮説を立てて検証していく必要があります。松隈は外資系コンサル・ファンドマネージャーという経歴上、仮説思考とロジック検証に深い知見があるため、非常に勉強になっています。常に「目的と結果と根拠」を求められるので、自然と仮説思考や論理的思考が身につくのです。
アクションについては、松隈は「簡単で良いからアクションを起こそう」といつも言っています。いくら精度の高い仮説を立てても、実行しなければ全く意味がありません。特に変化の多いベンチャー企業では、仮説は簡単に覆されるのです。そのため、まずはアクションを起こし、スピード感をもってPDCAを回していくことを日々意識しています。
アクション量を増やすと、その分苦しいときもありますが、自分自身の成長スピードや経験値、能力など得られるもののほうが多いと実感しています。
ーーどのような人と一緒に働きたいですか?
やりたいことのために全力で時間やエネルギーを注げる人です。これはなにも、長時間仕事をしてほしいということではなく、早く仕事が終わったら自己研鑽に励むなど、自身の成長ややりたいことを最優先にするという意味合いです。
実際にこのようなメンバーばかり揃っていて、みんなそれぞれ目標やビジョン、成し遂げたいことがあり、精力的に仕事に向き合っています。その姿に刺激をもらってモチベーションにもなりますし、お互いに高め合っている関係性なのです。
そしてリディッシュは、自ずとどんどん仕事を頑張りたいと思える環境があります。若手のうちから大きな仕事を任せてもらえること。経験豊富な松隈のもとで、逐一フィードバックをもらえること。これらのおかげで、圧倒的な成長を叶えられます。確かな実績を積んでいき、どこにでも通用するビジネスパーソンを目指せるのです。
若手のうちからスピーディーに成長していきたい方、年齢や経験ではなく頑張りや実力を評価してほしい方は、この環境を存分に活かせるはず。ぜひまずはお気軽にご応募してくださいね。