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Odooの勢いとOCAの危機感、そしてこれから起こること - ベルギーで確認した現在地
9月末から10月初にかけて、OCA Days 2024とOdoo Experience 2024に参加するためにベルギーに行っていました。忙しさにかまけて書けていなかったのですが、暇になる気配もないので記憶が薄れる前に記事にしておきます。今回の出張の感想を一言でいうと、行ってよかったです!小さなチームで主要メンバーが1週間業務を空け、それなりにコストをかけて行きましたので月次の収支には痛手でした。 ですがOdoo発祥の地の探訪は長年私が望みつつも見送り続けてしまったことであり、これ以上の先延ばしはしたくありませんでした。当地ではイメージしていた通り、多くのOdoo社の方々やOCAメンバー...
OSSコミュニティ活動のすすめ - Odooエコシステムの本質を理解していますか?
※本記事は、2021年1月にコタエルウェブサイトにて投稿したブログ記事の転載です。はじめに - OdooエコシステムのことOdooにはコミュニティ版とエンタープライズ版があります。コミュニティ版はLGPLv3ライセンスのもとリリースされたオープンソースソフトウェア(OSS)です。一方エンタープライズ版は、コミュニティ版をコアとし、その上にプロプライエタリ機能をかぶせた作り(オープンコアモデル)となっています。プロダクトとしてのOdooが「安価(コミュニティ版に関しては無償)かつ高品質」であることにつき、おそらく私たちのお客様で異論を持たれる方はいらっしゃらないと思いますが、これはOdoo...
Odooの日本向けローカリゼーションが動きだしました
私たちQuartileはオープンソース志向のOdooパートナーということで、かねてよりオープンソースのERPであるOdooの日本語化作業に積極的に取り組んできていましたが、これまでそちらに時間を取られがちで、日本商習慣対応等、他のローカライズ作業があまりできていませんでした。Odoo V11の日本語化は未だ完成形ではないものの、現在当社がサポートしているお客様の導入範囲においてはおおよそ問題ない状況になっているため、最近コミュニティ活動のフォーカスを日本向けローカリゼーション機能作成に移しています(日本語化も継続してサポートしています)。ということで、以下、活動状況や考え方など。日本向け...
Odoo東京ロードショーで日本のユーザ向けの各種取り組みにつき話しました
2018年3月23日(金)に、日本初のOdooイベントとなる、東京ロードショーが予定通り開催されました。当社からは私が登壇し、「Odooの歩き方~オープンソースを活用して効率よくOdooを導入するコツ」の題目で、Odooのエコシステムやオープンソースの観点から、Odooについて知っておいていただきたいことや、当社の日本のユーザ向けの諸々の活動につき紹介しました。通常このような場では業務ニーズに即した実装例のデモでもするとよいと思うのですが、今回は初回のOdooイベントということもあり、「Odooの歩き方」のタイトル通り、これからOdooを始める方々が迷ってしまわないようにするための諸々の...
Transifex IntegationモジュールでOdoo日本語化作業を効率化!
Odooの最新バージョン11.0には、Transifex integrationというモジュールが追加されています。こちらをインストールすると、翻訳対象用語の画面に、Transifex画面を開くリンクボタンを表示するカラムが追加されます。ボタンをクリックすると、ソース用語とモジュールでレコードに絞込がかけられた状態でTransiexの画面が開きます。これまでは、・Odooの画面で翻訳が必要な部分を特定・Transifexでモジュールやソース用語を指定してレコード絞り込んで、翻訳更新・定期的にGitHubのOdooレポジトリから最新コードを取得して、作業DBの翻訳を最新化ということをやって...