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領域を問わず、これまでに存在しなかった新しいサービスやプロダクトの開発に取り組むquantumには、非常に多様な専門性と経験を持ったメンバーが在籍しています。 "あらゆる才能を重ね合わせ、まだ世界に存在しないプロダクトをBuildする" このミッションを達成するため奮闘する、quantumメンバーのひとりひとりがそれぞれどんな思いを持ってこの場所に集い、日々を過ごしているのか取材するシリーズがこの1/q(キューブンノイチ)です。
第7回目に登場するのは、Product Designerの北 海人です。
北 海人 Product Designer
●きた・かいと 東京都出身。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業後、デザイン事務所でプロダクト、グラフィックデザイン、ブランディングなどの経験を経てquantumに参画。quantumではプロダクトデザイナー/アートディレクターとして、新規事業のクリエイティブに関わる企画~プロダクトデザイン~ブランディングなど幅広い業務に従事。プロダクトデザインを担当したWheeliy 2.0は「Dezeen award 2022」を受賞。
quantum入社まで、どんな道を歩んできた?
元々ものづくりやプロダクトのデザインに興味があり、大学ではプロダクトデザインを専攻していました。まさにいまの仕事にもつながっている、デザインの基礎の部分を学んでいました。卒業後はデザイン事務所での勤務を経験してきました。プロダクトデザインにはグラフィックの知識も必要だと思って、グラフィックデザインの仕事がメインのデザイン事務所にいたこともありました。
quantumに入ったきっかけは?
大学時代からの友人と仕事についての話をしている時に、友人から教わる形で、quantumの存在を知りました。スタートアップ・スタジオという業態を知ったのもこの時がはじめてだったのですが、デザインの経験や力を活かしながら今までとは違う形で貢献できる領域だと思いましたし、チームの方ともお話をさせていただく中で、この会社でなら自分の想像を超えるアウトプットを出せそうだと感じて、入社させていただくことに決めました。ちなみに僕にquantumを教えてくれた友人も、当時は別の会社にいたのですが、のちに転職してきて、今はquantumで一緒に働いています(笑)。
働く環境や普段の仕事の様子。ワークスタイルについて聞かせてください。
デザイン&エンジニアリングチームは週に2日の出社日があるのですが、僕は大体週に3、4日出社していますね。他のメンバーに比べて少し多い理由としては、quantumのオフィスはものづくりをする上ですごく環境が良いからですかね。工房とマシンルームがあり、なにかプロトタイプを作ろうと思ったらすぐに作業にとりかかれるので、その“良さ”をフル活用するべく、よく出社しています。
繰り返して使用しそうなマシン類は、チームで協議の上購入しています。結果的に外注するより時間や費用のコストを抑えられるし、外注するかしないか、という悩みを抱えずにまず試作できることに大きな価値があると感じています。
オフィス工房奥のマシンルーム。プロトタイピングに使える様々な機器が並ぶ。
家でも良い環境で作業できるよう、大きなモニターを設置したりしています。さすがに3Dプリンターは置いていないですけど、あえて家だけで完結しない方がよいとも思っています。プロジェクトを進める上では一緒に働くメンバーと、お互いのキャラクターを理解することも大事だと考えているので、オフィスに出社する際は仕事以外の話も含めて積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
自宅の仕事環境。仕事に没頭しやすい状況に常に整えている。
アフターワーク、オフの日。どんな風に過ごしていますか?
どちらかというと、いくらでも仕事をしてしまうタイプなので、オンとオフの境目は難しいですが、自分の中ではパートナー企業と取り組んでいる事業開発に関するワークが終わったタイミングを仕事の終わりと決めて、そのあとはデザインの研究や自主的な制作に時間を割いています。とはいえ、もちろんずっと仕事をしているわけてはなくて、キリのよいタイミングにサウナに行ったりして、凝り固まった頭をほぐすようにしています。
休日はチェックしておいた自分好みの展示会に行くことが多いです。仕事に直結するかというよりは、ここでは自分の興味が第一の判断基準ですね。
最近カメラも始めたので、散歩しながら写真を撮ったりもしています。SIGMAのカメラを使っているのですが、僕が尊敬するプロダクトデザイナーの方の作品だし、これまでの一眼と違った形式であることに惹かれて選びました。
プロダクトとしてもお気に入りの、SIGMA fp。時間があれば撮影を繰り返し、目下研究中。
サービスやプロダクトを通して作りたい未来の姿とは?
ゆくゆくの目標としては、海外で大きく展開されるプロダクトを作りたいですね。言語がなくてもモノ自体が語ってくれるのがプロダクトデザインのいいところなので、海外進出へのハードルもそんなにないのではないかと思っています。
あとは、普通に生活する中で、自分が作ったものを頻繁に目にできるような、しっかりとグロースして育っていくプロダクトを作りたいです。自身が携わったプロダクトが誰かに使われている場面に偶然出会えたら、すごく感動すると思います。
好きなプロダクトデザイナーはもちろん居ますが、意識するとどうしてもアウトプットが似てきてしまうのであえて目標はおかないようにしています。quantumのアウトプットのオリジナリティを追求していきたいですね。
改めて、quantumってどんな会社ですか?
本当にいろんなジャンルのプロフェッショナルがクロスオーバーしてプロジェクトに携わっている会社だと思います。みんなそれぞれ、お互いがすごくリスペクトし合っているいい関係性だと思いますし、自分の領域も信頼して任せてもらっていると強く感じます。
quantumのアウトプットの部分を中心的に担うデザイン&エンジニアリングチームだけに絞ってもデザイン領域の多様な専門家がいて、一つの課題に対していろんな視点からアイディアが出るので、こういうところも良いアウトプットに繋がっていると思います。お互いのプロダクトに対してフランクにレビューできる関係なのもいいところで、こういうカルチャーを続けていけたらと思っています。