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2年越しの約束

Photo by alise storsul on Unsplash

コロナ禍直前から一緒に仕事をする機会が増えたKさんは、用があって電話をかけてくる度に「落ち着いたらご飯行こうね。美味しいものごちそうするから。」と言ってくれました。

しかし新型コロナウイルスの感染拡大は誰も予想しなかった勢いで続き、終わりの見えない状態に。「この調子だと、ご飯の約束は忘れられてしまうかな」と諦めることにしました。

「落ち着いたら・・・」という枕詞は当時色々な場面で飛び交っていたのではないでしょうか。同じような口約束は他にもいくつかあったのです。しかし、あまりにも先が見えない状況の中、そのような約束を口にすることすら徐々に減って行きました。

ただ、Kさんだけは変わらず、まるでリマインド機能のように「ご飯行こうね」と言い続けてくれたのです。

最初のお誘いから丸2年経った時、「感染状況も落ち着いているし、少人数なら」と本当に食事に連れて行ってくれました。

フルコミッションで働くライフプランナーにとって、すべての時間は仕事と一体です。相手がお客さまであれば、何かしら仕事につながる可能性もあります。しかし、私と食事をする時間からは何も生まれないのです。

それでも、「いつも仕事でお世話になっているから」と、2年間想い続けてくれた気遣い。それを実行する誠実さ。

人として学ぶべき姿勢と、ライフプランナーを支えるという仕事の重みを、再認識しました。

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