コンニチワ!PROJECT GROUP株式会社の栗本でございます。
今回は2019年に業務委託、2020年に正社員として中途入社。現在は広告代理事業部の部長を務めている『皆川 心人(ミナガワ シント)』さんにインタビューさせていただきました!
皆川さんは幼き頃より、ベースギターを片手に、音楽を愛し、音楽でメシを食うことを夢見るアニメ・ゲーム好きのオタクバンド少年でした。「好きなものに関わりたい」という彼の拘りから、就職についてはニート期間があったりと、どうやら紆余曲折あった模様。
そんなTOHOシネマズの横に居そうな雰囲気を醸し出す彼が、音楽とは全く関係のない「広告業界」でなぜ働き続けているのか。今日は彼の生い立ちから、現在に至るまでを洗いざらい聞いていきたいと思います!
本日はお時間をありがとうございます!まず簡単な自己紹介をお願いします!
1994年生まれの28歳。東京都出身の『皆川 心人(ミナガワ シント)』と申します。現在入社3年目で広告代理事業部の部長をやっています。
趣味は音楽、アニメ、ゲームです。特技はベースを弾くこと。今バンドを2つやっているんですけど、休日は作詞やバンドメンバーの楽曲アレンジをしているか、ベースの練習をしているか、スタジオでバンド練習をしているかのどれかで、プライベートはほぼバンド活動に時間を費やしています。
それ以外の時間はニートになって、酒を飲みながらアニメを観ているか、ゲームをやっているかのどっちかです。ちなみに好きなアニメは「物語シリーズ」、最近ハマっているゲームは「Shadowverse」です。僕と趣味が合う方は仲良くしてください。
皆川さんはどんな学生でしたか?
「音楽でメシを食うことを夢見る陰キャ」でした。
小中高と一貫して、オタク仲間とアニメ・ゲームで盛り上がるという典型的な陰キャをやりつつ、陽キャをやっている幼馴染たちとも遊んだりしていました。たまにヤンキーの中に雑魚そうな奴が紛れていることがあるじゃないですか。あれは僕です。
で、オタクとしての活動以外はすべて音楽です。バンドをやったり、ベースを弾いたり、曲を作ったり、ぶっちゃけ今とあんまり変わってないですね。
中学・高校あたりから「将来は音楽で食べていきたい」と夢見るようになって、高校卒業後は専門学校でレコーディングや音響を学んでいました。
ただ講師の方々から「音楽でメシを食えるのは一握りの人たちだけ」と聞いていた通り、現実はそんなに甘くないという感じでしたね。とはいえ、その夢を捨てきれずにいたので、その後は「バンドは継続しつつ、一旦就職する」という道を選びました。
就職活動はどんな軸でやっていたんですか?
就活の軸は「仕事で音楽に携われること」「バンドを続けられる環境であること」の2つです。でも、音楽業界には行こうと思っていませんでした。
というのも、レコーディングエンジニアとか、ミキシングエンジニアとか、いわゆる音響系の仕事って拘束時間がとにかく長いんですよね。つまり、バンドに費やす時間が確保できなくなってしまう。
まあ、音響系の仕事もある意味「音楽でメシは食うこと」に違いないんですけど、僕が求めていたのは「バンドでメシを食うこと」だったので、ちょっとニュアンスが違ったわけです。
そんなこんなで、悩んだ末に就職したのが「テレビ局」。理由は、専門学校で学んだ技術が活かせること、シフト制で時間の融通が利くことの2つ。あくまで、バンド活動を主軸に考えた就職先って感じでした。
テレビ局ではどんな仕事をしていたんですか?
報道番組の「映像部門スタッフ」として働いていました。
映像部門と聞くと、「編集」みたいなカッコイイ仕事を想像しがちですけど、僕みたいな下っ端は「ニュースに差し込む映像素材の選定」が主な仕事でした。例えば、正月のニュース番組だったら、初詣や浅草寺の映像を倉庫から選んで持ってくるみたいなことですね。
毎日新しい情報に触れる仕事だったので飽きは来なかったんですけど、年功序列の会社で低賃金なのが常にネックでした。やはりバンド活動をするにも機材費用、スタジオ費用、ライブ会場費用と、何かと金が掛かるんですよね。結局、2年ほど働いた後に「この仕事ではバンド活動は難しい」と判断して転職を決意しました。
テレビ局を退職し、その後はどうしたんですか?
結論から言うと「広告代理店」に入社しました。
テレビ局を退職後に、広告代理店で働いている友人と飲む機会があって、そこで僕が好きなゲームを広告で取り扱っていることなんかを教えてもらったんですよ。当時の僕はこれが意外で、「え、マジ?広告代理店って、そんなにエンタメ系と関われるんだ」みたいな感じで俄然興味が沸いてきたわけです。
やっぱり「好きなものに関わりたい」という気持ちが自分の行動原理ですし、広告代理店ってめちゃくちゃ稼いでるイメージもあったので、思い立ったかのように「広告代理店へ行こう!」と転職活動を始めました。で、その後とある広告代理店にアルバイトで入って、3ヶ月後に社員登用されたって感じですね。
広告代理店は理想通りの仕事でしたか?
いや、それが僕が想像していたゲーム系の仕事は全然なかったんですよ(笑)
「広告代理店=ゲームと関われる仕事」と勝手に想像していたのが悪いんですけど、やっぱり広告代理店ごとにも色んな特色があるんですよね。ちなみに僕が入社した広告代理店はアダルトジャンルに強くて、エロ漫画やエロゲームの広告を取り扱っているようなところでした。
アダルト業界は本当に金が億単位で動くので「うお、稼げてる!」みたいな気持ちよさは結構ありました。ただ一方で、アダルト業界自体の市場規模が横ばいになっている点は気がかりでしたね。
というのも、当時僕が働いていた広告代理店は「アダルト業界屈指のクライアント」との取引が一番多かったんですけど、そこが一強状態で新規クライアントが全然参入できないような状況だったんですよね。
そうなると広告代理店としての仕事にも変化が無いので、次第に「つまらないな…」と感じるようになってしまったわけです。で、そこも結局2年働いた後に変化を求めて退職し、ゲーム系の会社を目指して転職活動をすることになります。
そしてゲーム会社に入社したわけですね?
違います。2ヶ月間のニート生活をしていました。
ゲーム会社から内定自体は貰っていたんですけど、「新規事業の人材派遣サービスを担当して欲しい」という、ゲームと全然関係のない仕事を依頼されたんですよね。当然、興味が無いので内定は辞退です。
その後は転職活動も疎かになり、気付けば夜に起きてはゲームをダラダラやり、朝になったら寝るみたいなニート生活をするようになっていました。そんな感じで不安に駆られる毎日を送っていたわけなんですけど、ある日にPGに入社するキッカケとなる話が僕のところに来ると。
というのは、もともとバンドの先輩がPGで広告代理事業部の部長として働いていたんですけど、僕のことを心配して「うちで働かない?」と誘ってくれたんですね。ありがたい話以外の何物でもないので即決して、PGの面接を受けました。で、落ちました(笑)
でも、それで終わりじゃなかったんですよ。どうやら先輩は僕が広告代理店で働いていた経歴を考慮して、上層部と掛け合ってくれたらしいんですよね。それで結果的に「業務委託という形なら働ける」ということで、晴れてPGに入社したという感じです。
PGの第一印象はどうでしたか?
「あれ?意外と静かなオフィスだな」というギャップが凄かったですね(笑)
というのも、先輩から事前に聞かされていた話、面接時にお会いした社長の田内さんの印象から、「ゴリゴリの陽キャ集団なんだろうな」と思っていたんですよ。でも、実際にオフィスにいったら、みんな静かにパソコンをカタカタ叩いているみたいな(笑)
今だから分かりますけど、PGは陰キャと陽キャが半々に入り混じっているような会社ですね。なので、陽キャ特有の悪ノリとかもほぼ無く、いい塩梅で働けています。
ちなみに田内さんも昔はネトゲ廃人で陰キャ出身の人なんですよ。だからなのかは分からないですけど、波長が合いやすかった印象はありますね。本人は「陰キャじゃねーから」って言ってますけど、陽キャを演じる陰キャってみんなが思っていると思います。
現在、PGでどんな業務を担当されていますか?
大きく分けて2つあります。1つは部長としての事業部の全体統括。もう1つは広告代理店としてのフロント業務ですね。
フロント業務はお客様に対して広告媒体や施策の提案、それに伴うディレクションが主なところです。よく相談されるのは、やはりユーザーの新規獲得。例えば、ゲーム系のクライアントなら「アニメや萌え系のゲームの新規ユーザーを増やしたい」といった相談ですね。
そういった相談に対して、僕らは広告代理店としてメディア、インフルエンサー、アフィリエイターといった方々に案件として提案し、お客様の成果向上を図る。これがザックリとした説明ですかね。
ちなみにここまでは他の広告代理店とやっていることは同じです。僕らが他社と違うのは、広告配信後の改善部分も担当するところ。
具体的には広告で獲得したユーザーの動きを分析して、アプリインストール後の「課金率」や「アクティブ率」などをデータで割り出すと。それを基に「Twitter経由のこのアカウントは課金率が悪いから、別の手を打ちましょう」といった風に、改善施策の立案まで行っています。総じて、僕は手を動かすよりも考える仕事の方が多いって感じですね。
仕事のやりがい、苦労していることは何でしょうか?
仕事のやりがいは「人の心を動かすことができる」ところです。
音楽はメロディーや歌詞で人の心を動かすと思うんですけど、広告も同じようにそれを見た人がその場で商品を購入したり、アプリをインストールしたり、人の感情を動かしてるわけじゃないですか。
確かに音楽と全然関係ない仕事ではあるんですけど、それでも僕が広告の仕事をずっと続けられているのは、人の心の変化を間近で見られるところにあると思います。
あとは単純に広告は大きな金額を動かす仕事なので、そこから自分たちで成果を上げたり、多額の収益を得たりできる点も楽しみの一つですね。最近はネット広告に使う予算額も右肩上がりになっていますし、その分僕らが担当する領域についても金額が大きくなっているので、やりがいに繋がっています。
逆に苦労しているのは、労力を掛けた割に費用対効果が合わない時ですかね。やはり期待していたほど成果が出ないこともあるので、その時は打開策の立案を含め、毎回頭を悩ませています。
これまでにPGから得たものはありますか?
僕はもともと“広告=マーケティング”だと思っていたんですけど、PGに入ってからは”広告はあくまでもマーケティングにおける一要素でしかない”ということに気付かされたました。
どういうことかと言うと、例えば有名なインフルエンサーを起用して広告を打ったとします。高額な依頼料を払いました。でも、結果を見たら1ユーザーに対する広告の費用対効果が合っていません。これって一見マズい状況に思えるじゃないですか。
でも、有名なインフルエンサーを使ったことで商品の知名度が上がりました。結果的にググって商品を買うユーザーが増えてました。ECサイトへの流入数も増えて、広告で打ち出した商品以外も買ってくれました。こうやってマーケティングの全体像で見ると見え方が全然違いますよね?
今までは固定概念に捕らわれていたというか、広告一つとっても幅広いやり方があることに気付けたのは大きな収穫ですね。
これから成し遂げたいことはありますか?
PG社員として成し遂げたいことは、やっぱり二次元コンテンツに参入したいってところですね。もう10年以上、秋葉原に拠点を構えている会社なのでアキバコンテンツに何かしらの形で携わりたい。
今思いつく限りでは、VTuberとかカードゲームとか?今の秋葉原ってアニメの街というよりは、どちらかというとカードゲームの街みたいなイメージになってると思うんですよ。なので、カードショップを開くのも面白いかもしれないですね。
個人的に成し遂げたいこととしては、やっぱり音楽でひとつ実績を残すという部分ですね。特にアニメやゲームとタイアップとして、僕の楽曲を提供したいんですよね。音楽を始めてから、かれこれ10年以上が経つんですけど、これはずっと夢見ています。最近ようやくツテができて、現実味を帯びてきている段階ではあるので頑張りたいです。実現したら泣いちゃうかも(笑)
どんな人と一緒に働きたいですか?
「気合」と「根気」がある人が良いですね。広告って本当に泥臭い仕事の積み重ねなんですよ。
広告枠に表示される広告文、画像や動画といったクリエイティブ。これって裏では誰かが必死に作っているんですよね。当然、どんな広告が当たるかも未知数。だから、みんなテストを繰り返して最適なものを探っているわけです。こういう泥臭さもある仕事なので、コツコツやれるタイプの人は重宝しますね。
あと、個人的にゲームが上手い人は欲しいかも。特にジャンルは問わないんですけど、ゲームが上手い人って自己解決能力が高いと思っているんですよね。
例えば、RPGでめちゃくちゃ強いボスがいたとして、相手の行動パターンを分析して対策を練ったり、攻略サイトで立ち回りを調べた上でクリアするとか。対人戦メインの「Apex Legends」なら、その場の状況を把握して臨機応変な対応が求められるので、判断力と観察力が必要になる。「Shadowverse」も似ていて、即座に最適解を出す能力が重要なわけですけど…。長くなるからやめよう(笑)
PGに入社を検討されている方にメッセージをお願いします!
PGで結果を残している人たちは、自分で行動を起こせる人たちです。なのでPGに入社するなら、受け身ではなく、常に色々なものをキャッチアップし、自分を常にアップデートする姿勢を持って欲しいです。
PGはやる気のある人間にはチャンスをくれる会社だと思いますし、最初から否定する人もいません。むしろ「とりあえずやってみたら?」と後押ししてくれる人たちばかりなので、自分の可能性を試してみたい方はぜひお越しください!そして、PGでどんどん出世しちゃってください!
本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!
▼プロフィール
氏名:皆川 心人(ミナガワ シント)
出生:1994年生まれ 東京都出身
入社:2019年に業務委託、2020年に中途入社
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