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わたし、通信制高校で先生やってました!

自社メディアのリニューアルや新規事業の立ち上げに伴い、新メンバーを絶賛増員中のプレマシード。今回は2024年4月に入社したばかりの中途社員のパーソナリティを掘り下げ、入社に至るまでの経緯をインタビューしていきます。

第4弾は、通信制高校で先生をしていた半田さんです。

教員の父と保育士の母の影響を受け、自身も先生という職業を選ぶことに。しかし、その半生はとにかくストイック!通信制高校で経験したことや感じたことを含め、いろいろとお話しを伺いました。

ストイックに学生時代を過ごし、迷った末に教員免許を取得


— まず、半田さんの自己紹介をお願いします。

東京都出身です。大学卒業後は通信制高校の教員になり、4年ほど神戸で過ごしました。その後、異動で東京に戻ってきて2024年4月にプレマシードへ入社しました。


— 小さいころはどんな子でしたか?

3人姉妹の長女ということもあり、両親は厳しかったです。学校の定期試験も習い事の水泳とピアノも常に結果を求められ、私自身も結果にこだわっていましたね。そのせいか、何事も手を抜きたくないストイックな性格になっていきました。休日もTo Doリストをつくって過ごすようになったほどです。


— 娯楽とかはどうしてたんですか? 好きなテレビ番組とか、ありますか?

子どもの頃から、『世界まる見え!テレビ特捜部』や『ザ!世界仰天ニュース』など、「世界」にまつわるテレビ番組が好きでした。その延長で大学も政治経済学部に進み、社会の教員免許を取得しました。


— ということは、大学入学時から教員免許を取ろうと思っていたんですね。

いや、教育学部ではなかったので教員免許を取るのが大変で。直前まで迷い、2年次から教職課程を取りました。


— 通信制高校の教員をめざしたのはなぜですか?

全日制高校の教育実習に行った際に「毎日登校が前提」であることに違和感を抱き、登校できない生徒のサポートがどうなっているのか結局分かりませんでした。私は学校が嫌と思ったことがなかったので、通えない子どもはどう思っていて、私にできることはないのだろうかと考えるようになったことがきっかけです。

そんな時見た通信制高校のホームページに、衝撃を受けて「ココだ!」と思ったんですよね。それまで通信制高校には「オンラインで生徒とコミュニケーションを図る学校」というイメージがあったのですが、実際は制服があり、登下校もあり、学校行事もたくさんある。また、教員もクラス担任、進路指導、広報業務など幅広く担当できる。「ここなら全日制高校に通えない子のサポートができ、教員としてもいろいろなことにチャレンジできるかもしれない」と考え、通信制高校に就職しました。



先生になって実感。通信制高校の生徒はどこにでもいる高校生


— 半田さんが勤務していた学校法人三幸学園は専門学校も運営していますが、配属は希望通りでしたか?

通信制高校、専門学校、広報本部のいずれかに配属される可能性があったんですが、運良く高校部門で社会科を教えることができました。同期の中には製菓学校の配属となり、毎日生徒がつくったお菓子を食べて10kg増量して帰ってきた人もいましたね(笑)


— 通信制高校って、実際どんな場所でしたか?

壁につけまつげが付いていたり、何かを踏んだ音がして足裏を見たら乾いたカラコンだったり、最初は驚くこともありましたが、通信制高校だから特別素行が悪いということはなく、普通の生徒が普通に過ごしていますよ。生徒との距離が近いので、「一緒に写真撮ろうよ」と言われてポーズを決めたら「そのポーズ古いよ」と注意されて流行りのポーズを教えてもらって撮ったり。

揉め事も全日制高校と同じようにSNSが発端になることが多いですね。女子生徒たちが揉めてて何だろうと近づいたら、「私の彼氏に『いいね』したでしょ!DM送ったでしょ!」って問い詰めてたり。その話を聞いて「いいねしたらダメなの?」と私が驚く、みたいな。

進路相談の面談日を伝えたら「その日は脱毛に行くから無理」って真顔で言ってきた生徒もいましたね。「じゃあ面談は別日にしようか、とはならないよ。自分の毛と進路どっちが大事なの?」と諭して面談しました。


— 先生だから大変なこともあったでしょうけど、話を聞く限りではめちゃめちゃ面白いですね(笑)

見た目は100%ギャルの生徒が「私も中学の時にクラスで一人ぼっちにされた経験があるから、このクラスでは絶対に1人ぼっちにさせない」って打ち明けてくれたこともありましたね。私も、不登校の生徒には「ちょっと話そうよ」と声をかけてまずは学校の前まで来てもらい、迎えに行って30分話したりしていました。



入学前にベストな進路を提示できる。その魅力に惹かれて即入社


— 通信制高校の先生としてバリバリ働いていたのに、なぜ転職しようと思ったんですか?

5年目に神戸から都内のキャンパスに異動し、これが転機になりました。受け持った生徒の中に複数の通信制高校を経て転入してきた子がいたんですが、定着できず辞めてしまったんです。その子の場合はコミュニケーションやイベントが多い校風と合わなかったのが大きな理由でした。でも、入学前に「うちの校風に馴染むのは難しいかもしれないから、他の学校も探した方が良いかもね」とはなかなか言えないんですよ。また、辞めてしまった子には何もサポートができないので、もやもやした感情を抱えることになりました。

通信制高校に入学する前に、その子に合っている進路を提示できないだろうかと考えるようになり、仕事をしながら転職活動を並行して進めることが性格的にできなかったので退職しました。


— プレマシードのことは教員時代から知っていたんですか?

転職サイトで教育、広告、人材などのワードで検索していたところ、気になるタイトルの求人があり、それがプレマシードでした。プレマシードは教員時代の取引先だったので、求人内容を読んでいる時に「あのプレマシードか」と気付いてすぐ応募しました。

いろいろな求人を見て痛感したのは、通信制高校に対して働きかけている会社ってほとんどないんですよね。なので、内定をいただいた時はすぐ了承しました。一次面接から入社まで2週間程度だったと思います。


— 選考過程で印象に残ったことはありますか?

ほどよいゆるさがありましたね。服装もラフで、面接というより仕事の説明を受ける感じでした。入社してからもみんなやさしいので居心地が良いです。


— 最後に、今後の目標を教えてください。

プランナーは営業活動を担うので、通信制高校の先生と話すことになります。他の通信制高校の先生たちがどんなことを考えているのか伺えるのがいまから楽しみです。

他には、新しいことにチャレンジしたいです。教員時代は休みが不定期だったので、街を散策する時間も取りづらかったんです。歩くのが好きなので、手始めに銀座線から攻めたいと思っています。



通信制高校のリアルな情報を届けているプレマシード。2024年に入社した中途社員の中で、半田さんは唯一の現場を知っている人です。通信制高校の先生として生徒に寄り添ってきた半田さんだからこそ、これから出会うさまざまな通信制高校の先生方からもいろいろな話を引き出せるはず。「入学前に、その子に合った進路を提示したい」という目標もきっと叶えてくれるはずです!


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