ITのプロジェクトマネジメントからヘルスケアのカスタマーサクセスセールスへ
ー これまでの経歴を教えてください。
現在の年齢は36歳です。新卒で愛知県の中堅専門商社に入り、初めは営業としてクライアント対応を行っていました。しかし、徐々にその商社の風土や求められる業務内容と私のビジョンが合わなくなり、新たな挑戦としてITの人材派遣会社への転職を決意しました。
そこで、大手自動車メーカー向けのCG制作のプロジェクトマネジメントを担当。多数のステークホルダーとの調整や、細かい制作工程の最適化など、コミュニケーションの力を駆使してプロジェクトを成功に導いてきました。それがPREVENTへの入社の大きな要因となり、2022年10月にその門を叩きました。
ー PREVENTを選んだ具体的な理由は何でしたか?
前職では、プロジェクトを進める中でメンバーの突然の体調不良や休職が増えてきました。そこで、健康管理の重要性やそれを支えるヘルスケア分野に関心を持ち始めました。特にPREVENTのミッション“一病息災”に深く共感。その活動を通じて、多くの人々の生活の質の向上を支援することに興味を感じました。
また、社内訪問時にオフィスの明るい雰囲気や社員間の活発なコミュニケーションを目の当たりにし、ここなら自分も成長できると感じました。
ー 入社してからの会社の印象はどうですか?
入社後の印象として、協力的な組織であることを感じました。一方驚いたこともあります。まず多くの社員が私よりも若いこと、そしてSlackを用いたコミュニケーションが非常に活発で、業務の話から雑談まで幅広く交わされていました。
異業種からでも活かせるスキル
ー カスタマーサクセスとしての主な業務内容について教えていただけますか?
私の役割は、顧客がPREVENTのサービスの最大の価値を引き出すサポートをすることです。事業実施の初期段階から関わり、解析データの受け取り時にはその内容の確認、解析結果の納品時には顧客の健康課題やそれをどのような改善していくかを説明します。
また、プログラム参加者のフォローアップも欠かせません。それぞれの顧客が持つ独特のニーズや課題を理解し、最適なソリューションを提供する橋渡しとしての役割が中心です。
ー 前職の経験が今の業務にどのように役立っていますか?
実は前職でのプロジェクトマネジメント経験が、顧客との連携や社内外の調整に大いに役立っています。ヒアリングの際の質問技術や、報連相の重要性を前職で培った経験が、顧客との深い関係構築や信頼の構築に繋がっています。
成功体験と失敗体験
ー 業務を進める中で直面した課題や、特に印象的だった経験は?
私は医療のバックグラウンドを持っていなかったため、知識の不足を強く感じました。この課題を克服するため、実際の業務の場面を増やして、何が理解できていないのか、どの場面で特定の知識が求められるのかをしっかり分析しました。そして、自分一人での対応が難しい部分は、他のセールスのメンバーと共に行動することで、周囲のサポートを受けながら業務を進めるよう努力しました。
前職では、商談はほとんどが顧客との交渉の場面でした。しかし、PREVENTに入社してからは、商談が顧客と共同で事業の方向を模索する"作戦会議"のような雰囲気に感じます。これは、PREVENTが顧客から深く信頼されている証拠だと感じています。
ー 成功体験や失敗体験についても詳しくお聞きしたいです。
成功体験としては、継続的なアウトプットと振り返りを実践することで、顧客からの高い評価を得られた点です。特にある大手クライアントの案件では、我々の提案が彼らの健康推進計画の一部として採用されたのは大きな成果でした。
一方、失敗としては、Slackを過度に依存したことで生じたコミュニケーションのミス。それにより、アウトプットのズレや誤解が生まれました。この経験から、対面コミュニケーションの大切さや、ツールに過度に依存しない働き方の大切さを再確認しました。
▲社内・顧客との打ち合わせもWEBだけではなく、対面とのハイブリッドのため訪問も行う
ー 仕事のやりがいは何ですか?
やりがいについては、重症化予防の大きなミッションに関われる点です。Mystarの参加者の生の声を聞き、直接影響を与えることができるのは大きな喜びです。
具体的には、ある参加者からの「このプログラムに参加して、生活習慣を見直すきっかけができました」というフィードバックは、私のやりがいの源となっています。
ー 今後の展望をお願いします。
既存の顧客に対しては、重症化予防の第一の相談先として「犬飼」の名前が上がるような存在になりたいと考えています。新規の顧客には、各顧客のニーズに合わせた重症化予防の提案ができるよう努めていきます。
また、私たちの会社には医療職の経験者やデータサイエンティストも在籍しております。この多様な専門知識を活かして、エビデンスに基づいた提案力を更に高めていくことを目指しています。
ー 貴重なお話をありがとうございました。読んでくれた方へお伝えしたいことはありますか?
医療のバックグラウンドがない方も大歓迎です。新しい環境で、お互いをリスペクトし合いながら関係を築ける方を求めています。専門家がチームに在籍しているため、分からないことがあれば気軽に相談して、共に課題を解決していける環境がここにはあります。