2020年7月2日、20卒新入社員を対象とした第1回プレスマン2020年度研修を行いました。
今年の研修は「グラフィックレコーディング」のプロフェッショナルである株式会社グラグリッドを共創パートナーに迎え、楽しくワクワクする研修を3回に分け実施していきます。
今回は第1回目「ミッション・ビジョンの理解」をテーマとした研修をレポート!全ての研修を通し、新人エンジニアである加納君と本間さんが、よりプレスマンを理解できる内容になっているので、プレスマンを知らない人もぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
※グラフィックレコーディングとは・・・会議やセミナーなどの内容を、イラストやキーワードで体系的に「見える化」させて理解を深め、コミュニケーションを助けるツール。
グラフィックレコードを使ったオリジナルの新人研修
第1回目の研修のテーマは、「会社のミッション・ビジョンの理解」。
プレスマンでは、ミッション・ビジョンの理解だけではなく共感を大切にしています。メンバーはもちろんですが、外部の共創パートナーに対しても同じこと。
新卒メンバーには、採用選考中や内定後に伝えてはいましたが、この研修では社長の言葉でそれらを伝え、イラストにして掘り下げることで、お互いの視点を合わせつつ、同じ認識を持つことを目的に行いました。
ちなみに、プレスマンのミッションは「IT×人力で世界を変える」、ミッションは「2つの領域で世界を変える」。そして、その根幹となる「6つの行動指針」があります。
今回は、社長から直接ミッション・ビジョンのお話を聞き、新入社員がどう受け取ったかをアウトプットしながら、絵に落とし込み、その絵を見ながら理解を深めていきます。
まずはアイスブレイク!今の気持ちを絵にすると?
研修の説明を終えたところで、ファシリテーションをしてくれるグラグリッド社の尾形さんから、今日はリラックスした気持ちでやっていきましょう!というお話を受け、少ーし緊張がほぐれた二人。
そしてアイスブレイクとして出たお題は・・・
「今のあなたの気持ち」を一本の線で、表現してみてください
というもの。一筆書きで表現するということに少し苦戦しながらも時間いっぱい考え、発表してくれました。加納君(右)はこちら。
緑色のペンを使い、植物が育つように自分も成長している姿を書いてくれました。
本間さんはこちら。
黒いペンで波線を描いてくれました。これは、どんなことをやるんだろう、という研修に対する不安を表現したものだそうです。
加納君は、プレスマンに入った新入社員としての「気持ち」。
本間さんは、今この瞬間の「気持ち」。
どっちも正解ということを大前提として、同じお題であっても受け取り方によって、描かれる絵が全く変わってくる面白さを、アイスブレイクを通して体感できた瞬間でした。
普段はあまり経験しない「絵でアウトプットする」というハードルが少し下がったところで、いよいよメインのワークへ。
温まったところで社長によるインプットトーク!
そして、場が温まったところで本題の社長によるアウトプットトーク。「IT×人力で世界を変える」というミッションについて、ファシリテーションの尾形さんがグイグイ質問をし本質に迫っていきます。
そんな二人の対談を真剣に聞く、新入社員の二人。時々、二人に対し質問や感想を聞きながら話を進めていきました。
尾形さんから社長に対する質問の中には「プレスマンが世の中から消えてしまったら、どうなりますか?」というかなり尖った質問もあり、社長もちょっと驚きながらも語ってくれました。
トークの間中、横ではグラグリッド社の小野さんと関さんがグラフィックをずっと書いてくれていて、社長が話した言葉がイラストになることで、頭の中が整理され、理解しながら聞くことができている様子。
何よりも、どんな会話が出てくるかわからない中で、1枚の模造紙の中に整理され、表現されていくスピーディーさと、分かりやすさに、プレスマンメンバーは目が奪われていました。
小野さん(右)により描かれているのは、社長のトークをそのままグラフィックにしたもの。
関さん(左)により描かれているのは、トークを元に「ミッション」の概念をグラフィックにしたもの。これは関さんがこれって、絵にするとこういうことかな?と可視化させてくれた、ディスカッションの元となる叩き台のような役割を果たすグラフィック。
プレスマンのミッションは、柔軟であり広がりを持つ抽象的なものなので、グラフィックにするのはとても大変だと思っていたのですが、さすがプロ、社長のトークを的確にキャッチしてくれました。
そして完成した、2つのグラフィックがこちら。
小野さん作!社長の話が1枚の紙に整理される
これは、グラグリッド社の小野さんが、社長の話を忠実に絵にしてくれたもの。
社会に対して、プレスマンが果たす使命であるミッションと、使命を果たすために実現したい未来の姿であるビジョン。
WordPressはブログツールとして使われることが一般的ですが、プレスマンでは大規模基幹システムに利用したりと、あまり主流(当たり前)ではない使い方をしています。WordPressで世界を変える、ここではそういった話を中心にミッション・ビジョンの話をまとめた図が完成しました。
関さん作!ミッションの概念をアウトプット
グラグリッド社の関さんが社長のインプットトークを聞き、ミッションの概念的部分を可視化してくれたのがこちらのグラフィック。
最初は、叩き台として説明をしてくれて、それに対して社長や新入社員、そして私も、絵に対して説明や修正、補足を伝えて、進化させていきます。
このグラフィックにのIT、人力の先にある丸い物体が指すものは、私たちがシステム開発に使っているWordPress(ワードプレス)。
外から見ると、まだまだ石ころのように見えるけど、私たちプレスマンにとってはダイヤモンドのように見えていて、外から見ても輝いて見えるようにするのが私たちの使命(ミッション)だと表現しています。
ミッション・ビジョンを自分ごととして捉えてインプット
社長によるインプットトーク終了後は、それを踏まえて、自分たちがどう思ったか、また質問はないか、参加者全員でアウトプットをし合ってグラフィックをどんどん成長させていきます。
一通り、まとめ終わったあとは、これまでの話から、「プレスマンは社会に対してどんな影響を与えるか?どんな役割を持っているか?」それぞれが、感じたことをアウトプットしていきます。
絵を使ってアウトプットを手伝ってもらう
アウトプットしたあとは、本間さんには小野さん、加納君には関さんがサポートに入ってもらい、それぞれのアウトプットを絵に書き起こし、絵を通してさらに掘り下げる話し合いがスタート。
いつもはプレスマンのミッション・ビジョンを良く知る先輩たちから、自分たちの仕事の目的がどういったものか、どう役立つのか聞いているふたり。
今回は、詳しい業務のことを知らないグラグリッド社の二人に対して、分かりやすい言葉で説明するのに苦戦しながらも、説明し絵になることで、自分の仕事の理解が深まっていった印象でした。
例えば、WardPressで世の中が良くなると漠然と書いていたものを、絵にしてみて、この人はどう感じていると思う?など、視点を変え具体的に、「なぜ」に対する答えを導いていきました。
研修成果!新入社員が考えたプレスマンの存在
加納君の発表
それぞれが、ミッション・ビジョンのグラフィックを元に、自分の考えるプレスマンの影響や役割をまとめ、最後は発表。
加納君は、WordPressを通して「社会の認識が変わる」という発表を行なってくれました。
関さんも加納君から引き出す中で、WordPressのワクワクを感じてくれました。
加納君は一番印象に残り理解できたのは、「WordPressとプレスマンの在り方」。
本間さんの発表
そして本間さんは、「世界の人たちみんなで作りあげるWordPressでスピーディーに世界を変えていく」という発表を行なってくれました。
本間さんが一番印象に残り理解できたのは、「ITで日本を前進させる」というもの。
それぞれの発表から、難しいお題だったにも関わらず、しっかりとミッション・ビジョンを理解してくれていることが分かり、ふたりにとって濃い時間になったのでは、と思いました。
絵にすることで理解が深まり、未来が広がる!
今回、初めてグラフィックレコードという形で研修を行いましたが、ただ会社から伝えるだけの研修ではなく、新入社員による理解の可視化や、お互いのアウトプットをぶつけて磨いていくことにより、全員の理解を深めることができました。
ミッションを語る立場である私たちでさえも、新たな発見や表現を知り、もっと未来を描けるというワクワクを感じられるものでした。
そういった面からも、参加者全員の視野がグッと広がる価値ある時間であったことは間違いありません。
この研修が加納君と本間さんにとって、ミッション・ビジョンがより浸透する場になるよう、日常の業務やチャレンジの中でも考えるきっかけをちりばめて行ければと思います。
8月上旬に行われる第2回も、お楽しみに!