顧客が理想とする未来の実現を最優先に考え、「中長期的なキャリア支援」を提供してきたポジウィルキャリア。累計約4万人のキャリア相談に乗ってきました。
ポジウィルだからこそできる「本質的なキャリア支援」とは何なのか。
キャリアトレーナーのマネージャーを務める「小出 篤(こいで あつし)」と「小西 武実(こにし たけみ)」に聞いてみました。自らの意思で理想の未来を歩んでいく。目指すは“目先の転職”ではなく、中長期的なキャリア支援。
自らの意思で理想の未来を歩んでいく。目指すは“目先の転職”ではなく、中長期的なキャリア支援。
ーポジウィルだからこそできる「本質的なキャリア支援」。これは、具体的にはどういう支援なのでしょうか?
小出:5年後10年後、はたまたその先の人生を「どう生きたいか?」から“中長期的なライフキャリアプラン”を定めること。そして「行動によって、理想の人生をつくる。」をモットーに、“理想を叶えるために行動し続ける習慣形成”に伴走しています。
今ある多くのキャリア支援サービスは、比較的「どう働きたいか?」「どう目前の転職で年収を上げるか?」など、「目先の転職」を目的としています。
そのため、どんな転職をするか、どんなキャリアアップをするか、ということを前提にお話が進むのですが…。
私たちは、「仕事」はお客様それぞれの「どう生きたいか?」を叶えるための、あくまで要素の一つと捉えています。 そもそも仕事が主題であることを望む人もいれば、 そうじゃない人もいるわけです。あなたの場合、「人生において、どこにスポットを当てると納得度が高まるのか?」をきちんとお話させていただきながら具体化します。中長期的にどう生きたいか?を言語化していくプロセスは、ポジウィルが秀でている部分かなと自負しています。
ーたしかに、目先の転職を考える時は、「収入をあげたい」「ルーティンワークが辛いから裁量のある仕事がしたい」など、目先の“苦”を解消したいから、が理由になりがちな気がします。それでは駄目なのでしょうか…?
小出:結論、駄目ではありません!ただ、あなたが本当に得たいのはそれなのか?を立ち止まって考えてみていただきたいんです。
例えば、シフト勤務がいやだから土日休みの仕事に転職したけど、今度は仕事内容が合わなかった…というケース。目先の“苦”にだけ注目して仕事を変えてしまうと、また新たな“苦”に出会ってしまいかねません。
また、一度にほしいものを全て手に入れられるわけではありません。100点満点の職場なんてないですから。中長期的に見た時に、今の自分にとってまず取るべき要素は何か?どの順番で得ることができそうか?という、時間軸を入れながら設計していく必要があるのです。
ー「どう生きたいか?」をベースに、中長期的にキャリアを考えられれば、自分が本当に得たい要素を満たしていけるようになるのですね。
小西:そうなのです!その方が、日々ワクワクしながら生きられますし、結果的に、将来年収が最大化するんですよね。
ー“将来年収”。いわゆる“生涯年収”とは異なるのでしょうかか…?
小西:一般的に、“生涯年収”とは人が一生涯のあいだに手にするお金のことを指しますね。私たちが定義する“将来年収”は、収入に加えて、育む経験、スキル、醸成されるモチベーションなど、自身のキャリアにおいて蓄積された価値全てを指しています。
「どう生きたいか?」という、ご自身の内発的動機(=興味や探求心など)に従い選択したキャリアは、外発的動機(=報酬や周囲からの評価、罰則など)で選択したキャリアよりも納得度が高い。そうなると、自ずと熱中し、成長を求め続けることができる自分でいられる可能性が高まりますよね。その結果、収入・経験・スキルの最大化、そこで得ることのできる財産の最大化=将来年収の最大化が図れると考えています。
ーなるほど。収入も含め、人生で得られる価値全てを総称して“将来年収”というのですね。
小西:実際にこの考えのもと構成されたポジウィルのトレーニングを受講され、収入・経験・スキルをアップされたケースは多くあります。「これまでよりも迷いなく人生にのめりこめている自分がいるんです!」とおっしゃる姿はとても印象的かつ感動的でした!
ー自分にとって夢中になれる仕事につけ、将来的な年収・スキル・経験値を高めることができたら…たしかに、すごくワクワクしますね!
まずは“心の土台”を整えて、「どう生きたいか?」を考える。
ーただ、いざ「どう生きたいか?」と問われると、パッと浮かびません…。どうやって考えたらいいのでしょうか?
小出:そうですよね。実際、無料体験にいらっしゃる方々のほとんどが、「どう生きたいか?」がわからない状態でいらっしゃいます。
もちろん、中にはパッと思い浮かぶ方もいますし、考えた上でご相談に来ていただくケースもございます。それはとても素晴らしいことです。
しかし、多くの方が自分自身の中にある「願い」に気づいていない。周囲の目や世間の当たり前が先行してしまい、自分の意志で決める機会が少ないと、自分の内なる願いに耳を傾けられなくなってしまうんです。 そのような方には、「認知変容」のフェーズがまずは必要になります。
ー認知変容とはなんでしょうか…?
小西:「物事をマイナス側面ではなく、プラス側面で捉えることができるようになること」ですね。
私たちは生い立ちにおいて、様々な認知を形成します。例えば、私は〇〇な人間だ、あの人は〇〇だ、〇〇に触ると危険だ、など…。特に幼少期の経験は、認知の土台を根深く形成します。特に、幼少期のネガティブ体験は心の土台(自信の強度)を揺るがします。
ー心の土台、ですか。
小西:言い変えれば、自己肯定感、自己効力感ですね。そこから生まれる“認知の歪み”は自覚以上に私たちの思考や言動に影響を及ぼしています。
例えば、何をするにも他人からの見え方や見られ方を意識し過ぎてしまうという受講者さんがいらっしゃいました。
その方は幼少期に否定的な経験をされたことで、“自分は他者より劣っているんだ”という認知の歪みを形成していました。自分に自信がないから、「自分がどうしたいか」ではなく「他者がどうして欲しいと思っているか」を洞察し、それを満たすことで存在証明をしてこられたようでした。
故に、自分がどうしたいか、どうありたいかで過ごせている瞬間はとっても少ないということに気づいたんです。こうしたケース、とても多いんですよね。
小出:はい、ものすごく多いです。
ー確かに、自分よりも他人を優先してしまう人は、自分がどうしたいか?がわからなくなっていそうです…。
小西:そうなんです。そうした自分の不本意やその背景を一緒に受け止めたうえで、“捉え直し”を一緒に進めていきます。
例えば目の色・顔の色をうかがってきた人は、観察力と洞察力に長けているじゃないですか。人より空気がよめる。人より変化に気づける。人より温度感を察知することができる。それはあなたの持ち味だよね、と。
発想の転換をしていくだけで、すごく肯定的になれるわけです。
それらの持ち味は自分を守るためだけでなく、誰かや何かに貢献するためのものとしても発揮されている側面もあるはず。そう捉え直しながら、ポジティブな認知を育んでいくんです。それを重ねていくと、少しずつ自分を肯定的に捉えたり、そこから育まれる効力感で自ら思考や言動を起こしていけるようになっていかれたんですよ。
ーそれはすごいです…!
小西:本当にすごいですよね。こうして自己対峙を積み重ねた結果、最終的にはご自身の意思でキャリア選択をされ、それまで模索していた転職を取りやめることになりました。
転職を検討していたのは、うまくいかないことがあった時に上司や同僚からどう思われるかに囚われ、環境を変えたいと感情的になっていただけだと気付かれたんです。それは仮に転職をしたとしても繰り返してしまう可能性が高い、自分の思考の癖を認識したんですね。そういう自分がいることを受け止めたうえで、今後どうしていくかを考える方が納得度が高い、と自ら導かれたんですよ。
小出:転職したいと思ってトレーニングを受講されて、結果現職残留を決める方も多いですよね。転職だけが理想の人生を叶える手段じゃない。
小西:そうなんです。また、できることよりもできないことに目を向けて、必要以上に自信をなくしてしまっている方も多いですね。
トレーナーからは、「あなたにはこんないいところがある」と客観的な目線から伝えさせていただきます。そうして、「自分はだめなんだ」という歪んだ認知を、「自分はこんなことができる」という認知に変えていく。そうすると、自分に自信がつき、「どう生きたいか?」の理想を大きく描いていけるようになるんですよね。
小出:そうですね。補足すると、心の土台を整える部分は不要な方もいらっしゃいます。心の土台は比較的強固、だけど自分のことを客観的にみる機会が少なかったり、自分自身の価値観を内省する機会がなかったりして、「どう生きたいか?」を見失ってしまった。そんな方に対しても、同じく対話をしながら、自身の持ち味・価値観を明確にし、「どう生きたいか?」を一緒に考えていきますね。
ー自分を客観的にみて、歪んだ認知を捉え直し、変容させていく。そうしていくと、自分の心に素直に従った「どう生きたいのか?」が見えてくるのですね。
小西:そうですね!「どう生きたいか?」が見えてきたら、それを実現させるためにどんな判断や選択が必要になりそうかを一緒に考えていきます。
例えば、充実した人生の実現において仕事選びが肝とされる方であれば、その方の持ち味やスキルが価値となる職種や職務はどんなことかを一緒に考えます。ワークライフバランスを重視し公私両立が肝とされる方であれば、どのように公私の調和を図ることが望ましいか、それを叶える手段にはどんなものがあるかについて一緒に考え実行計画を練っていきます。
重要なのは、私たちがそれを“指南する”のではなく“受講者と一緒に考える”、ということです。「答えは必ず受講者の中にある」を前提に、トレーナーが問いを立て引き出しながら一緒に具体化・言語化をしていくんです。誰かに決められた自分らしさではなく、自分で捉えた自分らしさでキャリアを彩っていただくこと。それが、キャリア選択の納得度を高める大前提であると捉えています。
行動しなければ変わらない。行動によって、理想の人生を叶えるプロセスへ。
ー「どう生きたいか?」を描くまでが「キャリアデザインプラン」。続いて、「行動によって、理想の人生をつくる」というフェーズに入っていきます。“叶えるために行動し続ける習慣形成”とは、具体的にどのようなアプローチをするのでしょうか?
小出:どう生きたいか?は描けた。だけど、実際どう行動すればいいか?がわからない。わかっていても、行動できない。そんな人がほとんどだと思います。
そこで、私たちは転職や現職活躍、副業、フリーランスなど、理想を叶えるための行動設計を共にしていきます。そして、二人三脚で、行動を阻む「認知の歪み」に対峙し、乗り越えていきます。
ー「認知の歪み」は、先ほども出てきましたね。捉え直しというアプローチで解消するものではないでしょうか…?
小出:「行動を変えるには180日以上が必要」という行動変容ステージモデルの考えにもあるように、人はすぐには変われないのです。
ー行動変容ステージモデル、というものがあるのですね。
小西:厚生労働省が提唱している、人が行動を変えるまでを5つの段階があるとしたモデルです。詳しいことは割愛しますが、「人が行動を変える=行動変容には最低180日必要だ」と言われているんです。
例えば、先ほどお話した、「できることよりもできないことに目を向けて、必要以上に自信をなくしてしまう」という認知の歪みを持つ人に、「できなさそうなことには無関心なふりをしてしまう」という行動パターンがあったとします。そういった方は、理想を叶えるために挑戦しなければならない壁があったとしても、今までどおりの行動ではやはり「無関心でいる」ことを選んでしまうんです。
しかし、理想を叶えていくためには「できなさそうなことでも挑戦する」方へ行動を変えていく必要があります。ただ…この行動変容には痛みを伴います。だからこそ、簡単にできるようにはならないのです。
ー確かに、今までと違う行動を選択することには抵抗がありそうです…。
小西:頭では「行動しなきゃいけない」と分かってるけど、心が追いつかないということは皆さんもありますよね。
例えば、「できない自分は周りから見放されてしまう、だから怖い」という認知の歪みがある人は、できないことに直面する時、痛みを伴うんですよ。日常生活では、外からの影響をたくさん受けてしまう。失敗したら恥ずかしいとか、自分の意見を言ったら目立ってしまうんじゃないかとか。そうすると、だんだん“できない理由”の方が増えてくるんです。
でも“できない理由”から、“やらない理由”に転じていくと、本当に身動きが取れなくなるんですよ。それだとやっぱり変わりたくても、変われない。残念ながら、人間ってそんなもんなんです。
小出:そういった状態に陥った時に、きちんとリフレーミング=元の場所に戻そうとする力を、自分の力だけじゃなく、人に力を借りて呼び起こせることが、トレーニングのメリットなのかなと思うんですよね。一人だと難しいかもしれない。でも、その先にありたい姿があるなら、一緒に飛び越えましょうよ、というのが僕らの伝えたいことです。
できるようになるまでには、やっぱりそれなりに時間もかかる。でも、一度できたことを、やり続けることが本当の定着になるから。そのサポートのために僕らがいます。
だからこそ、我々のキャリアトレーニングの期間は、他社と比べると比較的長く設けられています。行動変容も含めた「中長期的なキャリア支援」ができるのは、ポジウィルの特徴じゃないかなと思っています。
ー認知変容にも、行動変容にも知見があるポジウィルだからこそ中長期的なキャリア支援を実現できるのですね。
小西:これまで4万人もの人の人生に携わってきたからこそ、「中長期的な支援でこそ、人は変わることができる」という、確かな実感がありますね。
小出:そのとおりです。ただ、受講いただく皆様に気をつけていただきたいのは、「ポジウィルに相談したら何でも解決する」わけではない、ということ。解決のためにもちろん全力でサポートしますし、結果的に解決はするのですが、「あとは(ポジウィルに)任せた」だと、効果が半減するんです。
我々は医者ではなく、コーチのような存在です。一方的に手術を施すのではなくて、理想の状態に向かっていく道を示しながら、一緒に変わる道をたどっていく。実際に行動をして、現実を変えていくのは、あなたなのです。
最終的にはサービスを卒業して、ご自身で人生を進めていくことになると思うので、そのためにも「自分がやってやるんだ」という気持ちを持っていただけると、より大きな効果があると思います。せっかく「どう生きたいか?」の理想を決めても、絵に描いた餅になってしまっては勿体無いですから。
ポジウィルはこれからも、顧客の「どう生きたいか?」を叶えることに伴走してまいります。
共に「本質的なキャリア支援」を届けたい、という想いのある方をお待ちしております!