国際色豊かなエンジニアチームを率いる役員に、経歴とマネジメントのコツを聞いてみた【PlayNextLab Interview】
"世界の才能と日本の可能性をつなげるプラットフォーム創出”をミッションとし、システムインテグレーション(SI)/IT開発事業、外国人エンジニアと日本企業のマッチングサービス「Talent Hub」を運営するプレイネクストラボ。自社サービスであるTalent Hubを活用し、1年間で約30名の人材採用に成功、2019年現在で80%以上のエンジニアが外国籍のグローバル企業となり、成長を続けています。
今回はそんなグローバルなエンジニアチームを率いる、取締役の道場 弘圭をご紹介します。
※インタビュー内ではいつも通り「道場さん」でお送りします。
安定した商社マンから、IT業界へ
道場さんは、関西地方のご出身で、大学を卒業した1994年に就職と共に上京されました。
大手商社のトーメン(現:豊田通商)で人事としてキャリアをスタート、その後は海外に向けた通信プロジェクト部門へと異動。
数十億〜百億規模の大掛かりな通信インフラ整備のプロジェクトを担当させてもらい、プロジェクトマネジメントのスキルを身につけました。また、当時メインの担当地域はフィリピン、折衝を通して英語力も磨かれていったのだそうです。
その後はフィリピンでの経験を生かし、ショートメールで海外とやり取りができる国際SMS事業の立ち上げに携わる。
「フィリピンではショートメールで連絡をとる人が多かったんです。一方、日本ではEメールが主流。海外とショートメールでやりとりをしたいというニーズがあるのではと考えました」
国際SMS事業は順調に拡大していき、孫正義氏の弟である孫泰蔵氏が立ち上げた株式会社インディゴへ事業移管されました。道場さんも、事業への思い入れから転職を決意。
インディゴで国際SMS事業を担当した後、自社ソリューションやシステム開発案件にも携わる事となり、エンジニアを率いたプロジェクトのマネジメント経験を積んでいったのです。
ミッションはSI事業の整備と、日本の商習慣の浸透
そんな道場さんがプレイネクストラボへジョインしたのは2018年5月のこと。
プレイネクストラボの経営陣からのヘッドハントだったといいます。
「SI/IT開発事業が順調に推移していたプレイネクストラボでしたが、事業拡大に向けていくつか課題を感じていたそうです。経営陣とは昔から交流があり、社内のこともよくわかっていたので、オファーをいただきお受けすることにしました」
道場さんのミッションは大きく2つ。
1つは、SI/IT開発事業のオペレーション整備。
2つ目は外国籍のエンジニアを中心とするチームへの日本の商習慣を浸透させることでした。
日本の大手企業に在籍し、日本と海外の商習慣の違いも熟知。そしてシステム開発のマネジメント経験も有する道場さんにはまさに適任ですね。
エンジニアチームは外国籍が8割。マネジメントのポイントは?
冒頭で触れた通り、プレイネクストラボのエンジニアチームは80%以上が外国籍。十数カ国からメンバーが集まるマルチカルチャーのチーム。
マネジメントで意識されていることや、ポイントについて伺いました。
「ポイントは、ダイバーシティとワンチーム、つまり多様性を認めつつも”チームで取り組んでいる”ということをメンバー全員に意識してもらうことです。」
もちろん、日本の価値観だけを押し付けてしまっては、チームとして成り立ちません。しかし、日本企業と取引をする上で、文化や商習慣を伝える努力は欠かさないといいます。
「プレイネクストラボの社内公用語は日本語ですが、英語を交えたり、互いに伝え合うことには一生懸命。日本にいながらグローバルな環境です。」
一緒に働きたいのは、新たな技術にアンテナを張れるエンジニア
最後に今後の展望と、それに向けどんなメンバーを募集しているかも伺ってみました。
「事業としては新しいお客様も増え、順調に拡大中です。まずは目の前にいるお客様の期待に応えるシステムを作り、その先のユーザー獲得まで伴走したい。お客様の継続的な成長に寄与したいですね」
また、通信事業を経験した道場さんとしては、5Gによって訪れるシステム開発市場の変化も見越しているそう。
「通信速度の向上とそれに伴うIoT市場の更なる拡大により、システムで取り扱うデータ量は大幅に増加します。既存システムだけでは対応できないため、今後はAIを用いたデータ分析など既存システムとのインテグレーションが急務になっていくでしょう。」
そうした新たなニーズに応えていくために、通信やAIなど新たな技術トレンドにも関心を持ち、アンテナを張れるエンジニアチームを育てていく必要があります。
「そのような新たな開発は、誰もが経験しているものではありません。
経験の浅さを心配している若手の方もいらっしゃると思いますが、積極的に自分の意見を出してもらって、議論し、一緒に新しいものを作っていきたいと考えています。
グローバルな環境で働きたい日本人のエンジニアやプロジェクトマネージャーも大歓迎です。一人でできることは限られています。
みんなで切磋琢磨して、新しいものを作り上げていきたいです。」
グローバルな環境で仕事をしてみたい方、ぜひ一度当社に遊びに来てくださいね。