責任を負う、責任を取る
という言葉はよく聞きますね。
ミーティング中とかでもよく出てきます。「それは誰の責任でやってるんだ?」とかですね。例文はいくらでも思いつきそう。
でも具体的にどういうことかと考えた時に、はたして説明できる人がどれだけいるでしょうか?
しょっちゅう出てくる重要な言葉なのに、あいまいな言葉。
ちょうど先日、パロスでのミーティング中にも出てきました。
そして気づく「あれ、よく出てくる言葉だからこそ認識がズレてたらけっこうなロスが発生するような気がするぞ・・・」
あいまいな言葉だからこそ、みんなの認識をお互いに知っておきたい。そう思いました。
社長からの問題提起。行動姿勢の見直し
パロスではメンバーそれぞれがプロジェクトを持ち、現業をやりながらサイドプロジェクトを進めているという状態です。二足のわらじであることから、ここ最近は現業が忙しかったこともあって、その進みが思わしくありませんでした。
もちろん時間が取りづらいのは全員承知のうえ。
しかし「手がついていない部分があったから手を付けた」というように局所的にものを見ていたり、忙しそうだからと変に気を遣ってアラートをあげられなかったりと、全体を見たうえで、ゴールに向かうための動きができていませんでした。
社長からは行動姿勢をもう一度考え直してほしいというメッセージがありました。
実装方針がどうだとか、クラス構成がどうだとか、処理のサブルーチン化がどうだとか、そういうことは全部任せてもらえます。ただ、「ゴールに向かうために、各自考えた動きをしてほしい」という問題提起でした。
そこで出てきた言葉でした。「サービスを世に出す責任をしっかり考えてほしい」と。
「責任を取る」とはどういうことかをメンバーで話し合う
個人的な話ではありますが、ちょうど前の晩に引責辞任のニュース(何のかは忘れましたがw)を見て、ぼくのヨメと「責任を取るって、実際何のことだろうね」と話していました。
社長のメッセージを聞いた時、これはタイムリーだと思いましたし、こういう言葉の意図はしっかり合わせる努力をしないといけないと思って、みんなに問いを投げかけてみました。
「責任を取るって、具体的にどういうことだと思います?」
いろいろな答えがでました。
・終わらせること
・自分について知ること
・発信すること
・
・
・
それぞれ置かれた状況で感じ方も違いますから、答えがバラバラで何も問題ありません。
総じて「完遂すること」にフォーカスされたような内容でした。
ちなみに2018年2月時点のぼくの答えは「責任を取るとは、コトを収めるための具体的な行動をすること」です。そして、その「コト」の内容が人によって違う。コードが動くようにすることかもしれないし、全体の旗を振ってサービスアップまで導くことかもしれない。
ただし、全体からみた自分の位置を把握する必要があるのはどんなプレーヤーでも一緒です。責任という言葉を考えた時、その視点での分析が足りなかったね、という話になりました。
重要なのにあいまいな言葉。しっかりと合わせた結果、行動が生まれた
「責任感を持つ」「責任を取る」
よくでてくるけど非常にあいまいな言葉ですね。ぼくらは自分たちの言葉で言い換えて認識を合わせられたことで、具体的な解決策を出すことができました。
・残っているタスク
・それを作り上げるのに必要な情報やスキル
・自分たちのスキル到達度
これらを洗い出すことで現在地をあらためて認識することができました。ゴールと現在地が見えたら、そこからどう進むかは考えやすいですよね。
こうしてプロジェクトを再始動させることができました。これは「責任をとる」という言葉の意味を全員で具体レベルまで落とせたからこそできたことだと考えています。よし現在地をちゃんと認識しよう、といい始めてから今後2週間の動きを決めるまで、ホント早かったですからww
「責任を取るって、どういうこと?」
あなたは答えられますか?そしてあなたの周りの人と同じ認識ですか?「何かあった時に怒られること」とか思ってませんか?
認識がズレていたら、すでにずいぶんなロスが発生しているかもしれませんよ・・・?
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【パロスはHPをリニューアルしました!】
古いレイアウトから今風な(?)ものに一新!
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