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レポート:「みんなで学び合える場をつくりたかった」ーFacilitators Meetup!

1年に一度のミートアップ!

プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)では、設立以来25年間、さまざまな分野に籍をおいている方々に非常勤ファシリテーターとして関わっていただき、共にアドベンチャー教育プログラムを提供しています。

3年前から1年に一度、ファシリテーターの皆さんとの交流を目的とした集まりを開催していましたが、今年から「Facilitators Meetup」と名称を改め、内容もバージョンアップしました。

「みんなで学び合える場をつくりたかった」、本会を担当したなべちゃんの開会の言葉です。今回はまーぼー(古瀬正也さん、古瀬ワークショップデザイン事務所 代表)をお招きして、「技法以前のファシリテーション」というワークショップを企画し、学び合う時間から始まりました。

ファシリテーションの技法の手前にあるものとは?

プロジェクトアドベンチャー(PA)のプログラムでは、指導者を「ファシリテーター」と呼び、「ファシリテーション」しながらグループと関わり、個々の成長を促す役目を担っています。しかし「促す、促進する」などと直訳される「ファシリテーション」とは何なのでしょうか?そもそも何をもって「ファシリテーションができる」と言えるのでしょうか?

「ファシリテーション」という言葉が広まるにつれて、スキル獲得の方法論はたくさん紹介されるようになりました。しかし、スキルを獲得するだけではよい「ファシリテーター」とは言えないのではないか?スキル以前に大切な何かがファシリテーションを支えているのではないか?そんな疑問を出発点にして、今回は「ファシリテーション」の技法の手前に潜むエッセンスについて、対話の場づくりをしているまーぼーが考えてきたことを共有してもらう時間となりました。

自分の特性を知る

今回のテーマは、『ファシリテーションに至るまでの「動き」の理解を深める』と『自分自身の「みる・きく・考える」の特徴に気づく』です。

物事を捉えるとき、人は完全にフラットでいられることはありません。自分というフィルターを通して物事や人を「みて、きいて、考えて」います。自分だけではなく、場の雰囲気や他の人の言動に影響を受けることもあります。

ファシリテーターは、グループや人の「動き」を「捉え」、そこから何らかのアクション(ファシリテーション)をします。この「捉え方」は人によってそれぞれの特性があります。自分の特性に自覚的でいることで、自分のファシリテーションを広い視点で捉えることができそうです。

「みる」:自覚的でいる

「みる」に関連するワークはまーぼーの師匠的存在の小山田奈央さんが考えた「ゆきだるまーと」です。1枚の紙にグループのメンバーが順番に出されたお題の絵を描いていきます。それぞれが描いている姿を観察し、グループで振り返ります。

「みているようで、実はあまりみていない」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。また同じ事柄をみているのに、みていた2人が真逆の見方をしていたりします。人はつい、みたいところだけみてしまうことがあります。

私たちが「みる」とき、そのままをみているのではなく、つい意味づけをしてみています。つい意味づけしていることに自覚的でいると、思考の幅が広がるそうです。自分のみているものはひょっとしたら自分の中の何かが作用をして、そういう風にみえているのかもしれません。無意識にくっついてしまっている意味を手放してみたら、そこにはゆったりとした色と空間がありそうだと、まーぼーの話をきいていて思いました。

「きく」:動的にきく

「きく」に関連するワークは、まーぼーオリジナルの「たどる15分」。ペアになってお互いの話をききます。相槌を打つのでも質問するのでもなく、ひたすらに話し手の中で湧いてきたことを話しているのをききながら、心の中で復唱していきます。「ただきく」は想像以上に難しいです。ついうなずきたくなったり、反論したくなったり、もっと知りたくなって質問したくなったりします。

誰かの言葉をきいて、誤解したり、それがもとで言い合いになることをみかけます。言葉が発せられたまま受け取られることはあまりなく、「自分のきき方」でその言葉を受信してしまいます。そういう「自分のきき方」に自覚的でいながら、その人の言葉をまるっとそのまま受け取ることができるようになっていけたらいいですね。

人の気持ちは時間の流れの中で変わっていきます。常にいろいろな気持ちや感情が動いています。ある時点で発した言葉と、次の時点で出た言葉、その全てを含めてその人のものなのだと捉えると、その動的な様子をそのままきくことができそうです。

「考える」:ちょっと置いておいてみる

「考える」に関連するワークは、まーぼーオリジナルの「蚊帳の外」。Aチームがある物(今回は玉ねぎ)について会話をします。Bチームはそれをききながら、ある物が何かを当てます。AチームはBチームの半分くらいの人が正解するような会話をします。

会話に出てくる言葉を拾いながら推論していきますが、そこでは関連づけや比較、分類などが駆使されています。ときには経験が邪魔をして思い込んでしまうこともあります。また感情が思考を邪魔したり、自分に都合よく情報をきくことがあります。

一度「こうだ!」と思い込むとその思考の枠から出ることが難しくなります。私は500g98円で買ったことがあるという言葉にひっかかり、野菜を最初から思考の外に出してしまいました。最初から枠をつくってしまうと、あとはひたすらに違う道を進んでしまいます。つい意味づけをしてしまう特性が私たちにはありますが、ハナから決めつけないで物事をみつめる、ちょっと保留にしてみることがとても大事なことだと思いました。

すぐに結論づけず、いろいろなものがいろいろな状態にあるのだということを思いながら世界を眺めると、世界は今よりもゆったりとみられそうな気がします。今回は「みる、きく、考える」を軸に、自分の特性をふりかえる機会がありましたが、常に動いている事象の中で、私はどんな私でいて、その私はどんな風に「みて、きいて、考えて」人と関わるのだろうとわくわくしながらワークショップが終了しました。ファシリテーターの皆さんもそれぞれに自分の特性に気づいたり、考えたりする時間になっていたのではないかと思います。

そしてParty!

パーティでは、ちゃっきーによるPAJ紹介が行われました。PAJの今の状況、これからやろうとしていることなどをスライドを交えて紹介しました。私たちが行っている、プログラム以外のことも知ってもらえるよい機会でした。

乾杯!
来年度もどうぞよろしくお願い致します!学び合い、成長し合えるコミュニティをつくっていきましょう!

【講師紹介】
古瀬正也さん
古瀬ワークショップデザイン事務所 www.facebook.com/furuse.workshop.design.office/
PAJメディア「Beingーあり方を探求するメディア」古瀬正也さんインタビュー https://pajapan.jp/2018/07/20/furusemasaya/

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