こんにちは。株式会社ワンピースで広報を担当している大内です。
東京でも大阪でもなく、兵庫県加古川市。
私たちは、そんな場所にある小さなアパレル通販会社です。 もともとファッション業界の王道を歩んできたメンバーばかりではなく、 いわば素人集団からスタートしたアパレル通販会社。
だからこそ、 「どんな服をつくるか」以上に、「どんな人たちが、どんな想いでつくっているのか」を とても大切にしてきました。
ブランドOTONA(オトナ)は、そんなワンピースの中のブランドのひとつ。
今日は、OTONAで実施したチームビルディングワークについて書いてみようと思います。
目次
はじめに
カードを通して、自分と向き合う
話すことで、浮かび上がる“らしさ”
手放したけれど、気になり続ける価値観
「私は、あなたをこう見ている」
実は、自分も欲しかった価値観
ジョハリの窓を、体感する
ワークは、ゴールではなくスタート
この時間が、そっと残したもの
はじめに
普段から一緒に仕事をしているチームメンバー。
長年一緒に仕事をし、「対話」も重ねてきて、考え方も、ある程度は知っているつもり。
それでもふと、こんな問いが浮かびました。
「私たち、本当はどれくらいお互いのことを知っているんだろう?」
「そして、自分自身のことを、ちゃんと理解できているだろうか?」
今回のワークは、答えを出すためのものではありません。
これからもチームメンバーと一緒に進んでいくために、 少し立ち止まって、対話するための時間として、OTONAのチームメンバー11名で、「自分を知る、他者を知る」ことをテーマにした価値観ワークを行いました。
カードを通して、自分と向き合う
ワークは、価値観カードを使って行いました。
参加者は11名。2グループに分かれて進行します。
最初に配られるカードは5枚。 残りは中央に伏せて山にしておきます。
ルールはシンプル。
前提、手元のカードは常に4枚にするということ。
スタートは手元5枚。
- 大切だと思う価値観を残し、1枚手放す
- 2回目からは、山から1枚引き、また1枚手放す
これを順番に繰り返していく。
進むにつれて、迷わないときもある一方で、どれも手放せない!って悩むときもあります。
手元を必ず4枚にする、ということがキモです。
どれも大事。手放せない。
その中で、絶対に手放さないといけない。
だからこそ、 自然と自分の心に問いが生まれてきます。
「これは今の私にとって本当に大切?」
「なぜ、こっちは手放せないんだろう?」
すべてのカードをめくり終えたあと、 最終的に手元に残った4枚について、 なぜそれを選んだのかを一人ずつ言葉にしました。
話すことで、浮かび上がる“らしさ”
誰かの価値観を聞いていると、
「確かに、すごく〇〇さんらしい」 「そういう背景があったんだ」
と、思わず頷いてしまう瞬間がたくさんあります。
同じチームで長く働いているからこそ、 知っているつもりでいた部分と、 実は初めて触れる想いが交差していきました。
また、本人としても、言葉にして伝えることで
自分が「今」大切にしたいと感じていることはこういうことだったんだ、と理解が深まります。
手放したけれど、気になり続ける価値観
次に行ったのは、 一度手放したけれど、実は心に残っているカードを選ぶワーク。
「今は選ばなかったけど、本当は好きな価値観」
「昔は大事にしていたけれど、今は少し距離を置いているもの」
そんなカードを見つめながら、
- なぜ気になっているのか
- なぜ今回は手放したのか
を言葉にしていきます。
価値観は、ずっと同じ形で存在し続けるものではありません。
ライフステージや役割の変化によって、 大切にしたい順番は少しずつ変わっていきます。
その変化に、 自分自身が気づく時間でもありました。
同時に、一緒に働くメンバーも、そのメンバーに対しての認識のアップデートがされていく時間になります。
長く働いていればいるほど、〇〇さんってこういう価値観を大事にしているよね、という固定概念が定着していきます。
本人としては価値観が変化しているかもしれないのに、周りのメンバーの認識(理解)はアップデートされないままでは、ギャップが生まれます。
そういうちょっとしたズレや変化を知る時間にもなりました。
「私は、あなたをこう見ている」
続いて行ったのは、 他のメンバーに価値観カードをギフトするワーク。
自分の手元、あるいはみんなが手放したカードの中から、
「私は、あなたがこういうことを大切にしていると感じているよ」
そんなメッセージとともにカードを渡します。
ここで浮かび上がるのが、 自己認識と、他者から見た自分の違い。
「自分では意識していなかった」
「ちゃんと伝わっていたんだ」
驚きと安心が、同時に広がっていく時間でした。
実は、自分も欲しかった価値観
最後は、 誰かの手元にあるけれど、実は自分も欲しかったカードを選び、その理由をシェア。
羨望や共感を言葉にすることで、
- 相手の価値観をより深く知る
- 自分がこれから育てていきたい価値観に気づく
そんな前向きな循環が生まれていきました。
ジョハリの窓を、体感する
この一連のワークは、 ジョハリの窓を頭ではなく、体感で理解する時間でもありました。
- 自分も他者も知っている自分
- 自分しか知らない自分
- 他者しか知らない自分
- まだ誰も知らない自分
カードを通すことで、 それぞれの領域が、少しずつ言葉になっていきます。
本来であれば、 価値観をグルーピングし、 チームとして重なっている部分を探るワークも予定していましたが、 今回は時間の関係で割愛。
それでも、 「OTONAとして、私たちは何を大切にしていそうか」 その輪郭が見え始めた時間になっていたように思います。
ワークは、ゴールではなくスタート
この時間を通して感じたのは、
- 同じチームで長く働いていても、 あらためて知る一面がたくさんあること
- 価値観は、環境や人生の変化とともに更新されていくこと
- それを互いに知ることが、 新しい関係性づくりの一歩になること
このワークは、答えを揃えるためのものではありません。
それぞれが大切にしているものを知り、 重なり合う部分を尊重しながら、 OTONAらしいチームとして進んでいくための、 はじまりの時間です。
自分を知ること。 他者を知ること。
その積み重ねが、 仕事の質も、チームの関係性も、 少しずつ、でも確実に変えていく。
そんなワクワクを感じられる時間でした。
この時間が、そっと残したもの
このnoteを読みながら、 ふと立ち止まる瞬間があったとしたら。
それはきっと、 「自分は何を大切にしているんだろう」 「一緒に働く人のことを、どれくらい知っているだろう」 そんな感覚に、少し触れたからかもしれません。
価値観は、声高に語るものではなく、 日々の選択や、何気ない言葉、仕事への向き合い方に 静かに滲み出ていくものです。
だからこそ、 立ち止まって言葉にしてみることで、 自分自身の輪郭が少しはっきりしたり、 他者との距離感が、やわらかく変わったりします。
ワンピースでは、 「正解を揃えること」よりも、 互いを知ろうとし続けることを大切にしています。
まだ言葉になっていない想いや、 これから変わっていく価値観も含めて、 一人ひとりを理解し合いながら進んでいく。
今回のワークは、 そんなチームであり続けるための、 ほんのひとつのきっかけでした。
もし、この時間のことがどこか心に残ったなら、 「こういう人たちと働いてみたい」 「自分も、こんな対話を大切にしたい」 そう感じていただけたなら、とても嬉しく思います。
今日の仕事のあとや、 次の一歩を考えるタイミングで。
自分にそっと問いかけてみてください。
「今の私は、何を大切にして働いているだろう?」