こんにちは。ワンピースの広報を担当している大内です。
私たちは、いろんなレイヤーのメンバーでミーティングをすることが多く、
チーム内だけでなく、チームを横断したり、全社で集まる機会もたくさんあります。
この記事では、「発言しやすい場は、どうやって生まれるのか」について、
とあるミーティングをきっかけに考えたことをまとめてみました。
場の空気に、責任を持つということ
資料は、事前にしっかり準備しました。
議題についても、かなり考えていました。
どう伝えたらわかりやすいか。
どこでつまずきやすいか。
どうすれば意見交換が生まれそうか。
少し緊張しながら言葉を選び、
できるだけ場が深刻にならないように、と
声のトーンも明るく保つことを意識していました。
それでも、会議は少しずつ停滞していきます。
考えているのかな、と思って
あえて「間」を待ってみる。
でも、空気は変わらない。
自分の脳みそだけが、フル回転していく。
この議題を、みんなはどう捉えているんだろう。
何を思っているんだろう。
本当は、どうしたいんだろう。
問いだけが増えていくのに、
場は、動かない。
口角が引きつる。
どこにどう落としどころを持っていくか、
いろんなことに気を配りながら、
必死に場を前に進めようとする。
会議が終わった頃には、正直、くたくたでした。
提案するだけで、こんなに疲れる。
少し、損をした気分になる。
「会議に議題を出す意味って、あるんだっけ?」
「何のために、みんなこの場にいるんだろう?」
オンライン会議では、
今この会議に集中していないことが伝わってくる瞬間もあります。
決まるまでは他人事。
でも、決まったあとに
「それは違うんじゃないか」という声だけが、後から出てくる。
——議論する形じゃないほうが、いいのかもしれない。
そんな疑問が、心に残りました。
一方で、こんなミーティングもあります
一方で、
驚くほど活発に、するすると話が展開していくミーティングもあります。
いろんな意見があがり、
思いがけない化学反応から新しいアイデアが生まれ、
ミーティング後の他の仕事にも、
良いエネルギーが残るような時間。
この違いは、どこから生まれるのでしょうか。
チームで共有された「梅ライス」という考え方
その後、とあるチームワークのためのミーティングで、
ファシリテーターが用意した資料の中に、「梅ライス」という言葉がありました。
- う:うなづきながら
- め:目をみて
- ら:ラストまで
- い:一生懸命に
- す:スマイルで
さらに、その反対として「黒い梅ライス」も紹介されていました。
うなづかず
目を合わせず斜めをみて
ラストでふーん
いやいやながら
すかした顔で 参加。
それを見たとき、
「新しいことを言っている」というよりも、
「ああ、確かにこれだよね」という感覚が強かったのを覚えています。
それまで感覚的に話していた
「安心して話せる場が大事だよね」
「否定されない空気があると意見が出やすいよね」
そんな思いが、
とてもわかりやすい形で言語化されていました。
できていないからこそ、言葉にする
正直に言うと、
私たちはいつも「梅ライス」ができているわけではありません。
今も、できていない場面はあります。
むしろ、最初に書いたようなしんどい会議の記憶があるからこそ、
この言葉に納得感があったのだと思います。
大事なのは、
完璧にできているかどうかではなく、
「これを大事にしたい」と、
チームで意識を揃えられるかどうか。
場の空気は、自然に良くなるものではありません。
うなづくか、流すか。
目を見るか、そらすか。
最後まで聴くか、途中で切るか。
その小さな選択の積み重ねが、
場の居心地を、大きく変えていきます。
発言する人だけが、頑張る場にしない
発言する人は、発言することが楽だと感じているわけではありません。
矢面に立つ覚悟をして、
否定されるかもしれない緊張を抱えて、
それでも言葉を出しています。
だからこそ、
発言する人だけに負荷がかかる場にはしたくない。
聴く側にも、
場をつくる役割がある。
梅ライスは、そのことを思い出させてくれる言葉でした。
私たちが大事にしたいカルチャー
私たちは、完成された理想の組織ではありません。
でも、
「どんな場で働きたいか」
「どんな関わり方を大事にしたいか」
について、立ち止まって考え、言葉にし、共有しようとしています。
梅ライスは、ルールでも、評価基準でもありません。
私たち自身への問いです。
完璧じゃなくてもいい。
うまくできない日があってもいい。
それでも、この考えを大事にしたい。
場の空気を、「だれか任せ」にしない。
そんな姿勢を、
チームとして育てていきたいと思っています。
こんな人と、一緒に働きたい
正解をすぐ出せる人よりも、場をよくしようと関われる人。
発言する勇気も、聴く姿勢も、どちらも大切にできる人。
まだ途中でも、一緒に考え続けられる人。
私たちは、
梅ライスを「守れる人」ではなく、
梅ライスを一緒につくっていける人と
働きたいと考えています。