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エンドユーザーに向き合える環境を求めてワンキャリアへ。HR業界出身者が語るONE CAREER PLUSの魅力

“次のキャリアが見える、転職サイト”である「ONE CAREER PLUS」。

今でこそ20名近くなったONE CAREER PLUS事業部には、業界・職種を問わず、さまざまな経験を持つメンバーが集まっています。

その中には、HRメガベンチャー出身者も。今回インタビューに協力してくれた諸角と佐賀は、それぞれリクルートとビズリーチの出身です。今回はこの2人に、HR業界をファーストキャリアに選んだ理由をはじめ、働くなかで感じた業界の課題、なぜHRスタートアップであるワンキャリアに転職してきたのかなどを聞きました。

2人のキャリアを紐解くなかで、HRメガベンチャー経験者を惹きつけた、ワンキャリアという組織、そしてONE CAREER PLUSというプロダクトが持つ魅力に迫ります。

▼こんな人に読んでほしい
・HR業界に従事している方、もしくは業界経験者の方
・転職マーケットに関心のある方
・新規サービスの立ち上げに関心のある方

▼プロフィール

諸角 早智:2015年に株式会社リクルートキャリア(現:株式会社リクルート)に入社。就活情報メディア「リクナビ」合同企業説明会事業のコンテンツ企画や学生集客等マーケティング業務に5年間従事。その後、「リクルートダイレクトスカウト」の立ち上げを担当。2022年5月にワンキャリアへ広報・PRとして入社し、Co-Creation Directorとして社外パートナーとの共創案件を多数創出。2023年8月よりONE CAREER PLUSの事業企画に従事。

佐賀 駿一郎:新卒でビズリーチ(現:Visional)に入社。クライアント企業の採用成功を目的としたコンサルティングセールスに従事した後、同社にて人事採用業務を経験。2019年にワンキャリアにジョインし、イベント事業部で合同企業説明会をはじめとする、各種イベントの企画運営を担当。その後、YouTubeを使った企業説明会動画『ワンキャリアライブ(現:ワンキャリ企業ラボ)』の企画推進・運営、司会を担当し、自社コンテンツの立ち上げにも参画。2021年7月からONE CAREER PLUS事業部に異動し、事業開発とキャリアアナリストに従事している。

HRメガベンチャーを経験してきた2人のキャリア

ー これまでのキャリアについて教えてください。

諸角:2015年に新卒でリクルートキャリア(以下、リクルート)に入社し、約7年間の在職中にチームを行き来するなかで、5つのポジションを経験しました。新卒採用領域の新規事業開発の立ち上げに約半年間従事した後、合同企業説明会の学生向けマーケティングを約1年半担当しました。

2017年夏に再び新規事業チームにて約1年間勤務した後、再び合同企業説明会のチームに戻り、約2年マーケティング業務に携わりました。コロナ禍の2020年春に自ら社内異動制度を使い中途採用領域の新規事業開発チームへ異動し、『リクルートダイレクトスカウト』の立ち上げを担当しました。

2022年5月にワンキャリアに広報・PRとして入社した後、Co-Creation Directorとして社外パートナーとの共創案件をいくつも生み出しました。2023年8月からはONE CAREER PLUS事業部へと異動し、事業企画として参画しています。

佐賀:2016年に新卒でビズリーチに入社し、在職中に2部署経験します。1つ目が20代若手向けの転職サービス『キャリトレ(旧:キャリアトレック)』の部署での法人営業です。ただ法人営業として働いたのは4ヶ月間だけです。成果を出すことができず、上司の配慮もありカスタマーサクセスに異動させてもらいました。

1年間このチームで働いた後、2つ目となる人事部へ異動し、新卒採用のリクルーターになります。エージェントやメディア対応に始まり、スカウト送信に面接、企業説明会の登壇・イベント出展までをこなす日々。ワンキャリアの合同企業説明会にも出ていました。

2019年9月にワンキャリアへ転職し、最初はイベントチームで合同企業説明会をはじめとする、各種イベントの企画運営を行っていました。主担当として業務を引き継ぐタイミングでコロナ禍に突入したため、対面のイベントは全て中止に。そこからはYouTubeを使った企業説明会動画『ワンキャリアライブ』の企画推進・運営、司会を担当し、自社コンテンツの立ち上げに携わりました。

2021年7月からは自身の希望とチームからの誘いを受け、ONE CAREER PLUS事業部に異動します。ウェビナーなどのイベント集客に携わったのち、2022年1月からはいわゆるエージェント(ワンキャリアでは「キャリアアナリスト」)として人材紹介業務に携わり、丸2年弱を迎えました。

課題は今も昔も変わらない。企業優位の事業モデル

ー ファーストキャリアにHR業界を選んだ理由を教えてください。

諸角:最初からHR業界に興味があったのではなく、私はリクルートという会社に興味がありました。きっかけは、大学2年生のときに行ったインタビューで、当時じゃらんリサーチセンターにいた加藤さん(現:WAmazing株式会社 代表取締役)に出会ったことです。お話から、リクルートが社会の負に対して真摯に向き合い、社員たちがサービスの作り手として負を解決していく姿に、自分もそういうサービスを創れる人間になりたいと思いました。

当時のリクルートは事業を分社化しており、さまざまな会社がありました。そのなかでリクルートキャリアに決めたのは、自分のWillに一番マッチしていたからです。私は、誰もが自分らしく生きられる世界とその実現を目指していました。そのためには「多くの選択肢を知ることができ、かつその中から自分に合ったものを選べる環境」が必要でした。その視点で考えると、HR業界には多くの課題があると思い、ファーストキャリアに選びました。

佐賀:僕も、マーケット・企業のどちらにも勢いのある環境に身を置きたいと企業を探していたら、そこがたまたまHRテックでした。学生時代に熱中していたハンドボールしかり、自分が挑戦者でかつ変化のど真ん中にいるときが、一番頑張れましたし、楽しかったんです。だから一番変化しているマーケットで、かつ上を目指して急拡大をしているITベンチャーに行こうと。

ビズリーチに決めたのは、代表の考えに影響を受けたのもありますが、「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」という当時のミッションに共感したのも大きいです。また、学生団体の幹部として活動するなかで、組織の一番の課題は採用だと感じていたのもあります。


ー HR業界に身を置くなかで感じた課題はありますか?

諸角:いろいろありますが、今も圧倒的に感じているのは、企業優位・求職者劣位の状況です。HR業界は、基本的に企業にお金を支払ってもらうモデルのため、企業ニーズを優先しがちです。
リクルート時代から、この課題とは向き合ってきました。例えば、合説会場の限りあるセミナー枠では、就活ノウハウに関するセミナーと企業が登壇する講演のどちらを優先して実施すべきか。どちらも学生ニーズに応える企画ではありますが、企業講演の方が直接的な利益に繋がります。こうした経験から「求職者にとっての最善」と「会社として利益を出すこと」を両立することがいかに難しいかに気づき、葛藤しました。

佐賀:僕も諸角さんと同じ意見です。財布の紐を握っている人を考えると、企業ニーズを優先するのはビジネスとしては正しいことだとは思います。しかし、人事として目の前の求職者の方が職業選択に苦しむ姿を見続けるうちに、それを生み出している構造的な負に違和感を感じるようになりました。

そう言ったマーケットの構造的な負を解消するための1つの方法として、企業の採用のあり方を変革するアプローチがあることも理解できる一方で、それよりも僕は目の前で職業選択に苦しんでいる個人に向き合いたいと思いました。

エンドユーザーに貢献できる環境を求めて

ー 同じHR業界の中でも、ワンキャリアを選んだ理由について教えてください。

佐賀:当時、学生のキャリア選択を就活という画一的な仕組みの中でやることにしんどさを感じつつ、それがまかり通ることに違和感を覚えていました。

そんなときにワンキャリアが『ES公開中』『令和の就活ヘアをもっと自由に』などの施策を打ち出していたのを目の当たりにしました。「クライアントが離れてしまうのでは?」と思う一方で、エンドユーザーにとっては圧倒的に正しいことをしていると感じる自分がいました。自社ではできないことにジェラシーを覚えたぐらいです。同時に本質的な部分に向き合えるワンキャリアは素敵だと想い、転職を決意しました。

諸角:私がワンキャリアへ転職した理由は大きく3つあります。1つ目は、ミッションへの強い共感です。ネクストキャリアを考えた時、HR業界以外のマーケットに向き合うのは腑に落ちませんでした。というのも、前職での経験から、業界への課題感や想いがあるのにもかかわらず、違うマーケットに行けば未練が残ると思いました。

2つ目は、代表の宮下さんという存在です。宮下さんとは、学生時代からの付き合いで、昔も今も変わらず、どんな時も相手の本質と向き合い続けてくれる人です。
私が自信を持てない部分もひっくるめ「これはもろちゃんの強みやね」としつこく言い続けてくれました。

3つ目は、コアバリューである「エンドユーザーファースト」「個の強みの模索」に共感したからです。人に向き合い続ける宮下さんがつくった組織なら、ユーザーを大切にし、個の強みを模索してくれる会社だと思いました。

ー ワンキャリアへの転職にあたり、期待していた点を教えてください。また、入社後にその期待は叶えられましたか?

諸角:まだ道半ばですが、叶えられているとは思います。私が入社当時に期待していたことは、「リクルートではできないことをやる」「自分らしく働く」の2つです。ワンキャリアに入社してからCo-Creation Directorとして、Headline Japan社と実施した「HR横丁」やPR TIMES社との共同プロジェクト「採用の作り手たち」などの社外パートナーとの共創案件を進めるなかで、リクルート時代にはできなかったことに取り組んでいます。

また、自分のWillを自分自身が体現していたいという想いから、次の会社では「自分の能力を最大化した上で事業価値に貢献しよう」と決めていました。この部分も実現できています。

佐賀:入社当時は、エンドユーザーの就活、つまり学生たちの就活のあり方をより正しい方向へもっていけたらと考えていました。入り口は合説でしたが、コロナの影響もあり、YouTubeを使ったライブ事業を行えたのは大きかったです。

人事・学生含め、これまでの会社説明会のあり方が、いろんな人の時間を奪い続けていることに負を感じていたため、YouTubeや動画で、いつでもどこでも情報にアクセスできるようになったのは、エンドユーザーにとって正しいやり方を提供できたと思います。

事業も組織もチーム全員で開発している組織

ー お2人は異動でONE CAREER PLUS事業部に入られていますが、働く中で事業部に対し、どのような印象を持ちましたか? 

佐賀:異動当時は立ち上げ期ということもあり5〜6名の組織でしたが、年齢やHR業界での経験に関係なく、業界の解像度が高いなと感じました。今でこそキャリアを語ることに強みを見つけましたが、最初は自分の強みを生かせる場面が分からず、メンバーにマネジメントをお願いして、自分に不足する企画力やプロマネ力を人並みにするところから並走してもらいました。

諸角:私は2023年の夏に異動してきましたが、どのメンバーも自分が担当している業務だけでなく、ONE CAREER PLUSの事業開発に携わっているという意識を強く持っていると思いました。事業も組織もみんなで開発している感覚です。

リーダーたちが何かを決めて降りてくるわけではなく、メンバーから主体的に声があがり、会議体やアジェンダなどがどんどん変わっていく。会社が組織をつくるのではなく、自分たちで組織をつくるという部分がいいと思いました。全員が当事者意識を持つのは当たり前のことかもしれませんが、その当たり前をしっかりできている組織です。

佐賀:「一緒に働きたい人は自分たちで採ろう」とする採用に対する当事者意識もありますよね。また、キャリアアナリストチームではバリュー設定も自分たちで行っています。


ー HR出身だからこそ思う、ONE CAREER PLUSの魅力について教えてください。
佐賀:一言でいうなら、データの可視化を武器にしている点です。これまでの人材業界は、情報の非対称性故に稼げてきたビジネスモデルでもあると感じています。第三者が薦める内容を信じ、キャリア選択をするというのが今までの定石でした。しかし、過去の転職者の動きをデータとして知っていれば選べたキャリアもあるはずです。僕たちがキャリアデータを開示していくことで、今後多くの人の選択やキャリア戦略に影響を与えると思います。

諸角:昨今、個人のキャリアに関する考え方が変わりつつありますが、依然として就活も転職も点で行われています。対してキャリアデータを有し、活用するONE CAREER PLUSなら、キャリアパスを線で捉えることが可能です。ユーザーの動きが変われば、企業としてもいずれは変化せざるを得ないと思います。

HR業界でモヤモヤを抱えている人と、一度話したい

ー 今後ONE CAREER PLUSを拡大していくにあたり、どのような方と一緒に働きたいですか?

佐賀:頑張る理由がある人です。このプロダクトを世の中に届けたい、既存の人材業界マーケットの負を解消したい、この仲間と一緒にやりたいという理由を持つ人なら、僕たちはサポートできるし、一緒に頑張れると思います。スキルや経験面を心配する人は多いと思いますが、本人次第で後からどうにでもなります。
諸角:今までHR業界にいてモヤモヤしている人にこそ、この事業は向いているのではないでしょうか。少しでも興味を持たれた方がいたら、まずは一度、お話しに来てくれると嬉しいです。抱えているモヤモヤを聞くなかで、ONE CAREER PLUSならできることをご提案できるかもしれません。


ー 最後に、これからどのようなことに挑戦したいかを教えてください。

諸角:大きく2つあります。1つは、スタートアップの採用支援です。スタートアップで働くことがさらに民主化した世の中を作りたいと考えています。
もう1つは、自分の強みを生かし、ワンキャリア単独では創造できない価値を生み出すことです。社内に事業を堅実につくれるメンバーがいるからこそ、私は自身の強みを生かすために外へ出て、価値を生み出せていけたらと思います。

佐賀:僕も2つあります。1つ目は、キャリアアナリストチームの拡大です。どんなに正しくても、求職者のみなさんに届かなければ意味がありません。そのためにも1人でも多くのキャリアアナリストを増やしていく必要があります。もう1つは、僕自身が外に出て、キャリアアナリストとしての考えをアピールすることです。イベント登壇やメディア取材などに応じるなかで、キャリアの考え方やONE CAREER PLUSの取り組みをどんどん発信していきたいです。

今回の記事では、HRメガベンチャー出身メンバーから見た、HR業界の課題とONE CAREER PLUSの強みに焦点を当てました。ワンキャリアのことが少しでも気になった方、ぜひ以下のリンクから気になるポジションをのぞいてみてくださいね!

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執筆・撮影:スギモトアイ
取材・編集:山下 麻未

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