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心的安全性を保つ、明確な手段は存在しない
言いたいことを言えない、スタートアップは必ず失敗する。という記事を書いた手前なかなか言いづらいのだが、結局の所これを解決するための銀の弾丸は存在しないというのが正直なところだ。
ただそこまで悲観していても、市場は待ってくれないし、ユーザーからの要望は鳴り止まない。
そこで僕は必ずしも、すべてを救えないまでもいっときを凌げる術を書き残したいと思った。
スタートアップへの愛は、チャットから生まれる
スタートアップに限らず、最近のイケイケな企業はメールという意思疎通よりもチャットでの意思疎通が大半を占めるはずだ。
まして明日の見通しが立つ気配すら見えないスタートアップにおいて、チャットのスピード感は欠かせない。
・簡単な会議・ブレスト・FB
・最新トレンドの共有
・勤怠管理
・スキマ時間の雑談
こんな簡単なことであれば、チャットでほぼすべて完結してしまう。
特にスタートアップは、エンジニアやデザイナーのリモート勤務が多く、経営者も同じ机に24時間座っているわけでもない。
スタートアップの文化や愛は、オフィスではなくチャットで生まれるのだ。
心理的安全性=愛を保つ、チャット術。
とはいえ、文頭で告白したようにこれをやれば、愛が溢れて止まらない、そんなスタートアップができるという銀の弾丸は存在しない。
それでも、今この場所を健やかな場所にしたいと願う、そんな意志こそが愛の発端であると考えれば、小さな努力も見逃すわけないはいかないだろう。
①チャットの一言一言で、完結させる。
心理的安全性云々というよりは、コミニケーションへのコスト意識かもしれないが、前提としてコミニケーションは相手が聞き返すことを少なくするべきだ。
これどうなってた?あれどうなったんだっけ?という言葉が飛び交っているようであれば、このあたりを気にしてみたほうがいいかもしれない。
②チャットには基本即レス
チャットは基本、即レスしてあげたい。これは携帯電話で好きな子にアタックしたことがある人間なら納得の話だと思う。
とはいえ、チャットに張り付いているブラック企業もよろしくないと思うので、弊社は基本的になにか定例報告が投げ込まれると、チャットbotくんが1日の疲れを労ってくれる。
③チャットとして完結しても小さくリアクションをする
チャットは基本、完結させたほうがいいといったが、理想的なコミニケーションはキャッチボールだと、江戸時代から決まっている。
どんな小さなコミニケーションでも、スタンプを一つ押して上げるのが、愛というものだ。
④チャットルーム・チャンネルに鍵をかけない
透明性云々を論じられている記事を散見するが、結局この辺をちゃんと出来ているだろうか。
自分たちが一番長い時間を過ごすチャットという家に、鍵が閉まっている部屋がいくつもあるのを想像してみてほしい。
そんな家で、愛が生まれるだろうか。(いやない)
⑤チャットは基本、柔らかく投げる
チャットはキャッチボールだ。ドッチボールであってはならない。
どんなに硬い投稿をしても、スタンプや「〜」を添えるだけで、そこに余裕が生まれるというものだ。
愛は余裕から生まれる、これはメモだ。
改めて言うが、愛はこれをしても生まれるとは限らない
愛は意志だ、エーリッヒが言っているように、これは学べるものではない。
ただ意志は、決意という技術によって作られる。
だからこそ、こういう細かい意識によってチャットは変わる。チャットが変わればスタートアップも変わると自分は信じている。