【オンライン採用説明会】NOT A HOTELが求める、事業をつくりにいく経理
NOT A HOTELは「暮らし」をテーマに、世界中を自由に行き来できる未来のライフスタイルを提案するスタートアップです。 建築・テクノロジー・サービスを横断する事業モデルで、現在... powered by Peatix : More than a ticket.
https://peatix.com/event/4368974
会計や経理というと、「数字を正確に扱う仕事」という印象を持つ人も多いかもしれない。 しかし、実際にはその役割はもっと広く、多面的だ。 NOT A HOTELで経理を担当する和形佳寿は、日々の業務を通じて、その可能性を体現している一人である。
証券会社でキャリアをスタートした後、大手監査法人PwCで会計監査やアドバイザリー業務を経験。大企業からスタートアップ、さらには暗号資産を扱う企業まで、さまざまな環境で「数字」と向き合ってきた。
そんなバックグラウンドを持つ和形が、NOT A HOTELへ参画。 数字を締めるだけにとどまらず、プロダクトの裏側にあるスキームやスピード感のある事業展開にも目を向けながら、経営の意思決定を支える和形の姿に迫った。
——まずは和形さんのこれまでのキャリアを教えてください。
和形:新卒で日系の証券会社に入り、リテール営業を数年やっていました。その後、会計士の資格を取得して大手監査法人であるPwCに転職。監査法人では主に上場企業向けの会計監査、内部統制監査を担当しつつ、大手金融機関に常駐して決算・財務報告プロセスの高度化支援なども行っていました。主に金融系のクライアントを担う部署にいたので、日系の上場会社や外資系の金融機関やSPC(特定目的会社)など、国内外の幅広いクライアントの業務に関わりましたね。
——かなり幅広いクライアントを担当されていたんですね。
和形:そうですね。また、金融機関だけでなく、スタートアップの監査も担当していました。たとえばある大手IT企業が金融子会社を立ち上げた時期には、銀行や証券、暗号資産交換業者などの監査に関わり、スタートアップならではの論点が山ほどあるなかで、会社と二人三脚で対応するような経験もさせていただきましたね。
和形 佳寿:関西大学卒業。国内証券会社においてリテール営業を経験後、PwC Japan有限責任監査法人に入所。会計監査・内部統制監査、会計アドバイザリー業務に従事。2024年9月NOT A HOTELに参画。公認会計士。
——その後、NOT A HOTELに参画したきっかけは?
和形:一番大きかったのは、監査やアドバイザリーという外部の立場からではなく、事業の内側により深く関わっていくことにチャレンジしたいという気持ちが出てきたことです。事業にもっと深く入り込み、自分の手で数字をつくり、経営に貢献する動きをしてみたくなりました。
ちょうどその時、学生時代の同級生だった山下や江藤(ともにNOT A HOTEL 上級執行役員)が働いていることを知ったんです。それから洗練されたプロダクトやビジネスモデルに関心を持ち始め、ますますチャレンジしたいと思うようになっていきました。
——実際に入ってみてどうでしたか?
和形:想像以上に複雑でしたね。スタートアップの監査経験もありましたが、NOT A HOTELは本当に複雑性が高い。ビジネスモデルもユニークですし、資金の流れやスキームを理解するのにもかなり時間がかかりました。
また、ルーティンの仕訳計上や決算業務だけでなく、IEO(Initial Exchange Offering)やDAO(分散型自律組織)など、会計基準すら存在しないような新しい事業領域もある。しかもそれを、IPOに向けて正しい姿形に整えていかなければなりません。
私の経験則ですが、難易度は間違いなく「100点中の120点」ですが(笑)、それだけ挑戦のしがいがあると思っています。「今しか、向き合うことができない会計」ですね。
2024年10月、NOT A HOTEL COIN、RWA(現実資産)で日本初となるIEOを開始
NOT A HOTEL COIN、RWA(現実資産)で日本初となるIEO※1、本日10月31日より購入申し込み開始。
——入社後すぐに直面した、NOT A HOTELの会計業務をもう少し詳しく教えてください。
和形:まず、会計処理の前提のビジネスモデルにユニークな部分が多く、“一般的な企業”とは違う運用になっている点がいくつかありました。また、社内独自のルールによる仕訳、属人的になっていた業務フローなど、見直しの余地が多くあったんです。これまでとても早いスピードで成長してきたからこそ、今のタイミングで改善する必要がありました。入社直後は、そうした現状を丁寧に整理しながら、課題を一つずつ明確にし、整えていくところから始めましたね。
——制度が整っていないということは、自由度も高い反面、判断も難しいのでは?
和形:そうですね。特にNOT A HOTELのように複数の事業会社や子会社を横断するようなモデルでは、標準化・高度化といった観点が重要になります。しかもNOT A HOTELは、建築、不動産、ホテル運営、暗号資産と、扱っている事業領域がとにかく多岐にわたり、それらが一体となってサービスを提供しています。その一つひとつに異なるレギュレーションや会計処理が必要で、プロダクトのかたちが複雑になればなるほど、バックエンドの処理も高度な判断が求められます。
特にチャレンジングだったのが、IEOの会計処理ですね。
——というと?
和形:そもそも日本に会計基準が存在しない領域で、参考にできるのはごく一部のガイドラインや国際的な事例くらい。NOT A HOTELではそこに真正面から取り組み、取得した資金がどのような権利に紐づいているのか、提供価値は何なのかを言語化・整理したうえで、最終的に会計上どう扱うかを決定する必要がありました。
こういった“正解のない仕事”こそ、今の自分にとって最大のやりがいであり、NOT A HOTELの醍醐味と言えると思います。
——現在はIPOに向けた体制整備にも取り組まれていると伺いました。
和形:そうですね。NOT A HOTELはすでにIPOに向けた準備フェーズに入っています。証券会社や監査法人と連携しながら、必要な制度や報告体制を一つずつ整備している段階です。ただ、NOT A HOTELの場合は「既存ビジネスを整えてから上場を目指す」という流れではなく、「成長しながら整える」という前提があります。
一般的な会社であれば「今あるものをどう整えるか」だけに集中できますが、NOT A HOTELでは新しい会社や新規プロジェクトが次々に立ち上がるので、未来を想定しながら、将来出てくる論点まで加味して制度をつくらないといけない。いわば「動く的に向かい、正確に矢を打ち続ける」ような作業ですね。
——そうしたなかで、経理としての役割や視座はどう変化していきましたか。
和形:「経理=決算を締める部署」という固定観念はNOT A HOTELには合いません。まさに今求められているのは、単にルールを守る人ではなく、ルールを読み解き、時に“つくる”視点を持った存在です。僕自身、監査法人時代に見ていた「上場基準」は理解していたつもりでしたが、それを現場でゼロから積み上げていく大変さは想像以上でした。
誰かが整えてくれた世界ではなく、自分がその一部を設計していく感覚。もちろん、監査法人などの外部からのチェックも入りますし、正解は一つではない。そんななかで「なぜそれがベストなのか」を未来を見据えて説明しきる力も求められます。決して楽ではないですが、自分の専門性が、“今ここでしか使えない”ことに手応えを感じます。
上場によって求められる開示水準や整備基準をクリアするのは当然として、その先もNOT A HOTELの成長は止まりません。つまり「今整えたもの」が数年後にはもう古くなっているかもしれない。それでも成長に追いつき、支えるチームをつくっていかねければならない。
そのプロセス自体が、経理として心が揺さぶられる機会だと思います。
——和形さんが言う「経理の進化」は、会社全体にも求められているように感じます。
和形:NOT A HOTELでは経理チームがグループ全体の数字を横断的に見ています。NOT A HOTEL本体だけでなく、拠点運営を担うNOT A HOTEL MANAGEMENTやセカンダリービジネスを展開するNOT A HOTEL 2nd、NOT A HOTEL DAO、JVなどの合同会社、さらには海外展開も含めて、どの数字がどこで生まれ、どう経営判断につながっていくかを把握しておく必要がある。
だからこそ、チームとしての再設計が不可欠です。現時点ではまだ発展途上な部分も多いですが、体制を整えていくなかで、より専門性を持った人たちと一緒に、事業を前に進めるための経理体制をつくっていきたいと思っています。
——プロダクトに対するこだわりや品質基準にも、そうした姿勢は共通していますか?
和形:手前味噌ですが、入社以降、NOT A HOTELの建築を訪れるたびに、本当に感動するんですよ。先日もNOT A HOTEL ISHIGAKI EARTHに行きましたが、デザインやスケール感だけでなく、細部にわたるこだわりを知ることができました。
たとえば建築チームのメンバーが「このカーブの金属の仕上がりが少し気になったので、もう一度調整しています」と言っていたんですが、素人ではまったく分からないレベルなんですよ。
——納得のいくまで改善を繰り返す。その徹底ぶりが印象的だったと?
和形:はい。そこに、ものづくりとしての“プライド”を感じました。これは建築だけでなく、ソフトウェアや運営に関わるメンバーにも通じるNOT A HOTEL全体に根付く文化だと思います。そして、それは経理にも当てはまるべきだと感じています。帳簿には表れにくい部分だからこそ、丁寧さや論理性、誠実さを大切にしながら高品質な業務に取り組む必要がある。
——数字づくりも「プロダクト」の一部なんですね。
和形:まさにそうです。プロダクトに魂を込めているメンバーと同じ目線で、経理もまた“会社をどう見せたいか”という解像度で仕事をしていく。開示資料にしても、ただ形式的に整えるのではなく、「これを見た投資家や関係者にどう伝わるか?」まで想像して組み立てる。それはもう、会計ではなく設計だと思っています。
なので、単なる会計処理ではなく、“何をどう見るべきか”から考えられる人。事業のスキームを理解し、必要な情報を拾い、構造化し、数字に落とし込む力が求められます。さらに言えば、経営とプロダクトをつなぐ“翻訳者”のような存在です。
複雑なプロダクトや事業構造を理解し、会計という言語に変換し、それを経営陣や事業部門、外部の監査法人等に伝えていく。そうした橋渡しができるのが、今のNOT A HOTELの経理に必要な役割です。
——前例がなく複雑性が高い事業領域だからこそ、まだまだやれることも多いですね。
和形:前例がないということは、自分たちが最前線でつくれるということ。そうした環境にワクワクできる人にとって、NOT A HOTELの経理は最高のフィールドだと思います。
「事業をつくりにいく経理」をテーマに採用説明会を5月21日に開催します。会計の枠を超えて、経営やサービスづくりに関わっていく──そんな役割に興味がある方、ぜひご参加ください。
現在、NOT A HOTELのコーポレート経理、ならびに事業経理のポジションで採用強化中です。カジュアル面談も受け付けておりますので、気軽にご連絡ください。