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freee株式会社の「オンライン飲み会をハックする」500人での大規模忘年会を成功させるマインド

freee株式会社 ムーブメント研究所 成田美和さん 関口聡介さん


2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により、様々なイベントのオンライン化が進みました。
年に一度の「忘年会」もその内の一つです。
初めての「オンライン忘年会」開催に踏み切り、大成功となった企業様も少なくありません。
今回、オンライン忘年会をハックしたfreee株式会社のムーブメント研究所 成田美和さん 関口聡介さんへインタビューさせていただきましたので、ご紹介いたします。

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freee株式会社
「スモールビジネスに携わるすべての人が、 創造的な活動にフォーカスできるよう」というミッションのもと2012年に設立。クラウド型会計ソフトを皮切りに、人事労務や会社設立支援と、スモールビジネスのバックオフィス業務を効率化するクラウドサービスを開発・提供している。

12/18開催 450名 オンライン忘年会プラン
会の趣旨:忘年会
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今回、オンラインでの懇親会を実施するに至った背景をお聞かせください

成田さん:freeeでは毎年、社外の様々な会場をお借りして忘年会をオフラインで開催してきました。

また、弊社では7つある価値基準(コーポレートバリュー)それぞれに記念日を設けていて、そのうちの1つである【理想ドリブン記念日】と忘年会を掛け合わせたいと思ってました。

ただ、コロナの状況もあり、社員500人が集まってオフライン開催する事は難しいので、オンラインでどうにか開催できないかと考え、企画しました。

関口さん:コロナ禍において、忘年会の開催自体中止する会社も多いということは年末メディアで話題になっていましたが、『freeeだったらどうにかできるはず』と。【オンライン=目的が果たせない】という訳ではないような気はしていたのです。やるからにはオンラインでも突き抜けたものを企画できないかなと思い、成田を中心に運営メンバーで進めました。

成田さん:「忘年会に期待することとは?」というのを社内で事前ヒアリングした際、懇親会や慰労という点で食べ物に期待する人が多いと感じました。忘年会である以上は、飲食に妥協はできないなという考えは常にベースにあります。

関口さん:また、フルリモートでイベントを開催する際には一体感を醸成するために「同じ体験」を必ず盛り込むようにしています。

オフラインの時から景品でロゴ入りのトートバッグやお菓子など、オリジナルのものを用意してきましたが、単にロゴ入っていればいい訳ではなくて【質】にもこだわっています。食事で言えば「美味しさ」は追求したいと思っていました。

過去にオンラインイベントは開催したことはありましたか?

関口さん:2020年3月から在宅勤務が始まってから、1〜2時間のイベントをオンラインで開催してきましたが、2020年7月の全社キックオフは丸一日オンラインで開催しました。(参考:freee株式会社 note https://note.com/nyari114/n/nba2e37a2544f)この時はお昼の時間を挟む初めてのイベントでしたが、運用的に全社員にある程度のクオリティの食事を用意することはできなかったので、3種類のお茶を送って社員全員で【利き茶】をやってみたりしました。当然なんとか食事を送れたらとは考え、色々問い合わせもしてみましたが、ドリンクのみの配送くらいしか見つからず断念しました。

nonpi foodbox™を知ったきっかけ、決め手になったポイントを教えてください

関口さん:全社キックオフ終了してしばらく経ってからnonpi foodbox™のリリース記事を見かけて、「ノンピさんってこんなサービスやっているんだ」と知りました。以前ケータリングの相談などでもノンピの社員さんとやり取りがあったので、オンライン忘年会をやることも相談してみました。

成田さん:実は既にnonpi foodbox™を利用した社員もいたので食事が美味しいというのも聞いていましたし、こういう風にして食事を届けたい!というアイディアも持っていたので実現したいなと思いました。


幹事として、nonpi foodbox™を利用した感想をお聞かせください

成田さん:いくつか個別でご相談をさせていただいて、出来る限りで対応していただいたので、幹事としての発注の取りまとめは楽でした。アルコールが飲めないメンバーもいるのでノンアルコールドリンクが選べることや、受け取り時間の調整が出来ることも喜んでもらえました。

事後のアンケート結果からも食事の満足度が高くて、味やボリュームにも満足してもらえたので良かったです。今回の忘年会のコンセプトでもあるオンライン上で新しい繋がりをつくるという点でも、乾杯の後5人グループで食べながら会話する時間を設けましたが、その際も話がすすんでいる様子が伺えて嬉しかったです。


オンライン懇親会中はどのように楽しみましたか

成田さん:3時間の忘年会は二部構成でした。社員全員を5-6人のグループに分け、第一部は体感型共通体験で仲良くなるというもので、①コミュニケーションのベースとなる自己紹介 ②オリジナルバリューカードを使用してゲーム形式でお互いの価値観を知る ③価値基準ワークショップ をしました。こちらは優勝したチームには景品も用意しました。

関口さん:第二部はシアター型で、CEO佐々木の今年一年の振り返りや、毎年恒例で社員が楽しみにしている社史編纂室の動画を観ました。この中では生中継にチャレンジし、12拠点をオンラインで繋いでドミノ倒しをすることで、リモートでも気持ちが繋がるというものを表現しました。(詳細はコチラから:freee株式会社 note https://note.com/nyari114/n/n77f363a5be3d)

オンラインならではの苦労はありましたか?

成田さん:使用するプラットフォームに依存せざるを得ないところです。nonpi foodbox™を開けた瞬間や動画を観ている時など熱量や空気感、その瞬間の表情やニュアンスを感じ取るのが難しいですね。

関口さん:雑談の盛り上がりなどが空気を形成していきますが、オンラインの場合、空気の部分は今後テクノロジーで越えなきゃいけない壁だとは思います。

ただ、オンラインはオフラインの代替手段ではないと思っていて。その性質を考え新しい形や新しい一体感を模索ていく、freee流で言えば「ハックする」ことが大事だと思います。「あれが出来ない、これが出来ない」より「どうすればできるか」というところからスタートすることが最も重要です。

そういった組織のメンタルモデルも重要で、制約に囚われて否定的に考えていたら何も新しいものは生まれない。ある意味ではすべての距離がゼロになるオンライン開催によって心のへだたりがなくなったと感じましたし、まだ社内イベントのオンライン開催に踏み切れていない企業さんがいるのなら「できるよ!」と伝えたいです。諦めてほしくないし、マインドが重要です。


今後もオンラインでの懇親会を会社として実施していきますか

関口さん:コロナの状況も変わりますが、オンライン×オフラインのハイブリット型が主流になるのではないかと考えているので、新しいコミュニーケーション設計を引き続き行っていきます。

nonpi foodbox™に今後期待することはありますか

成田さん:今後アレルギー対応などのカスタマイズもできるといいですね。今回のように、既存のパッケージや貴社でのベースはありつつも、オリジナリティが表現できると嬉しいです。

あとは、管理者側も参加者が荷物を受け取ったのか確認ができたり、場合によっては、各自で決済できると汎用性があっていいですね。

いただいたご意見をもとに今後も引き続きサービス品質向上に努めてまいります

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今回、500名規模のオンライン忘年会のお話を伺いましたが、「できないと思っていることは出来ない」という言葉が印象的でした。人数が多くても、オンラインでも、ここまで楽しめるよというのが伝わりました。

■freee流オンライン忘年会ハックポイント
・nonpi foodboxの美味しい食事でハック!
・共通体験のコンテンツでハック!
・生中継でハック!

また、価値基準記念日でご利用いただけると嬉しいです。

関口さん、成田さん、今回はインタビューをお引き受けいただきまして誠にありがとうございました。

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