「Grow All」を合言葉に企業やサービスの成長に向き合うニジボックス。当社のデータエンジニア(データマネジメント)職はリクルートのさまざまな部門と連携し、データの持つ価値を最大化することでリクルートグループにおけるさまざまなプロダクトの成長を加速させています。
今回はデータエンジニアリングの中でもBIエンジニアとして活躍中の佐藤さんにインタビューを敢行。入社半年でチームリーダーに抜擢され、現在は開発業務に加えメンバーのサポートも担当しています。データエンジニアリング経験者でキャリアアップを考えている求職者の観点で、ニジボックスならではの仕事の醍醐味を伺いました。
汎用性の観点から全てのデータに触れる
-- まずは現在のお仕事についてお聞かせ願えますか?
ニジボックスのBIエンジニアとしてリクルートグループが提供する業務・経営支援サービス「Air ビジネスツールズ」の領域で、日々生成される多種多様な生データを事業側にとって使いやすい形に加工し、提供する業務を手掛けています。
リクルートの事業担当者から「こういうデータが見たい」という要望があれば、それを整えて提出します。将来的に継続して利用されるデータについては参照しやすいようにデータマート化するなど、事業側との連携が非常に重要な仕事といえるでしょう。
-- Air ビジネスツールズといえばサービスの幅がかなり広いですよね
よく街中でも見かけるのがお店の決済サービスの『Airペイ』や受付管理アプリの『Airウェイト』ですよね。他にも予約システムの『Airリザーブ』、勤怠やシフト管理サービスの『Airシフト』など、数多く存在します。
事業運営に必要なアナログ業務を自動化し、手間と時間とコストを軽減するサービスですから自然と多岐にわたるわけです。これらのサービスはそれぞれいろんなデータを持っているんですよね。売上情報、会計情報、決済情報、ログデータ…。こうしたデータを連携することでデータの価値を最大化させる、というのが私のミッションになります。
-- 最近ではチームを牽引する役割も担うようになったとか
そうですね、私もまだ入社して8ヶ月なので実際にはまだ触れていない業務領域はあるのですが、新しいメンバーのためのインプット資料を整理したり、プロジェクト全体を俯瞰しながら、メンバーに適切なタスクを割り振ったりしています。
-- なかなか早い立ち上がりですが、目下の課題は?
自分のタスクをしながら、チーム全体のことも考える。チーム全体でどう連携すれば生産性の向上につなげられるのか?を考えるのが現在の課題です。
大規模データと多様なニーズへの挑戦
-- データエンジニアリングの難しさはどんなところにあるのでしょう
相手の意図を正確にくみ取ることですね。先ほどもお伝えしたように、さまざまな組織から多様な依頼が寄せられますので、当然ですが依頼者ごとに要望の伝え方や粒度もさまざまです。
また、事業担当者は必ずしもSQLに精通しているわけではありません。「こういうデータがほしい」という抽象的な要望をSQLに落とし込み、有益なデータを抽出する作業には一定の知識と経験が必要になります。このように多種多様なオーダーやリクエストに適宜最適解を届けていくことは難易度の高い取り組みといえるでしょう。
-- 取り扱うデータの規模は?
私が前職で扱ってきたものとは桁違いに大きい印象です。実行に時間がかかったり、読み解くべきコードも数百~数千行におよんだりすることもあります。しかしそれもまたリクルートグループのデータを扱うことのやりがいの一つですし、大規模データを取り扱うBIエンジニアとしての挑戦と成長の機会と捉えています。
-- 生データを扱うことにも一定の難しさはあるのでは?
おっしゃるとおり一筋縄ではいかない面もありますね。取り扱うデータは、生データもあればすでに加工されているデータもあります。まずはできるだけ整えてある扱いやすそうなデータから見るんですが、それで、依頼者の要望を実現できそうになければもう少し生データに近いところを取りにいくこともあります。
生データの場合、それがどのような定義で生成されたデータなのか、アプリケーションデータベースの構造はどうなっているのか、といった背景情報が不足していることもあります。その際には事業担当者に直接聞きにいき、データの意味を正確に把握する必要があります。また、新たな取り組みの開始に伴ってデータをBigQueryに流し込む連携作業も頻繁に発生します。そこでは、仕様書のチェックやデータ基盤(BigQuery)を管理している組織との調整も行います。
-- データマートの設計や構築にも携わるのでしょうか?
最近、データマートに関連する案件に携わる機会が増えてきました。データマートは長く使われることを想定するため、事業側と綿密にコミュニケーションを取りながら仕様を決定していきます。やり取りの中では事業担当者が想定していたデータの使い方に対して「そのデータであればこのような活用の仕方がよいかもしれません」と提案することもありますね。
-- お話をうかがっているとかなり事業担当者との接点が多そうですが
そうですね。上流工程で一緒に試行錯誤し、漠然とした要望が少しずつ形になっていくプロセスを目の当たりにできるのは、リクルートグループの事業に参画できるニジボックスのBIエンジニアならではの仕事の魅力といえるんじゃないでしょうか。要件を固めるまでのやり取りにはそこでしか味わえない面白さがあると思います。
そして何よりも私たちが提供したデータや成果物がプロダクトの改善や施策実行につながり、その結果売上向上に間接的ながらも貢献している実感が得られること。この点が最大の醍醐味であり、リクルートのサービス拡大に関与しているという手応えにつながっています。
事業サイドとの密な連携
-- 事業サイドとの連携において要件の整理はどのような進め方をされていますか?
まず、依頼目的、抽出条件や指標の定義、アウトプット形式などを擦り合わせます。テキストでのやりとりが複雑になる場合は適宜ミーティングを設定します。プロジェクトの進行過程において生まれる疑問点についても随時確認しながら進めるように心がけています。
実は私はこれまで、全体の文脈をくみ取って作業を進めてしまう傾向がありました。ただリクルートやニジボックスでは「その解釈は本当に正しいのか」「関係者との合意は取れているか」といった指摘をいただくことが決して少なくありません。そうした環境下で細かい要件までテキストで確認し、認識を擦り合わせておくことの重要性を学びました。
きちんと握っておくことで細かい定義に沿ってテストすることができ、アウトプットの堅牢性も増します。
-- 依頼に対する優先順位の付け方ってどうしているんですか?
生データをBigQueryに連携する作業は、それほど工数もかかりませんのですぐに実施します。「どのデータを見ればいいのか分からないので助けてほしい」といった、より踏み込んだ分析や活用の相談をいただいた際にはその案件の優先度も含めて依頼者と会話を重ねていきます。
-- そういう相談は結構多いんですか?
事業サイドで既存のツールを使って分析・閲覧できる場合もありますが、私たちのところに依頼が来るケースも多くあります。時にはKPIやKGIから逆算して本当にそのデータ分析が必要なのかを検討しこちらから再提案する場合もあります。最終的に事業貢献につなげていくプロセスは難易度の高さが伴いますが、そこに関与できることに大きなやりがいを感じます。
-- そのあたりの密な関係性はニジボックスのBIエンジニアとしてリクルートの事業の現場に参画しているからこそ実現できているのでしょうか?
事業サイドと連携する機会が多いことは本当に恵まれていると感じていますね。スピード感もさることながら意見や声をあげやすい環境が整っているんです。ニジボックスのメンバーが配属されるチームにはリクルートの社員もいます。案件の発生前はその方たちが事業サイドのプロマネと会話するんですが、多くの場合私たちにもCCやメンションが付いています。そのため見えないところで私たちの業務が決まるのではなく、ごく初期の段階から事業サイドとのディスカッションの経緯を把握できるんです。
もちろん、気になる点があればその会話に参加することもできますし、意見を述べることも可能です。状況を把握する目的としては見ているだけでも構わないのですが、私自身は積極的に関わっていきたいタイプなので気付いた点があれば「これはこういうことでしょうか?」と確認や提案を行っています。プロジェクトチームにおける情報の透明性とそこにリアクションすることを歓迎する文化はリクルート、ニジボックスともにすごくあります。
フラットな文化と成長促進への取り組み
-- 仕事の進めやすさについて感じていることは?
プロジェクトの調整がしやすいと感じています。開発現場ではリクルートの社員だけでなく他のパートナー企業の方々も一緒に働いていますが、コミュニケーションが非常にフラットです。いわゆる「パートナーだから」という垣根はなく、能力に応じて仕事を任せてもらえるし、チャレンジの機会をいただけることもあります。もちろん困ったことがあれば誰でも気軽に相談できる環境です。
-- 周囲のエンジニアはどんな方が多いですか?
非常に多種多様なバックグラウンドを持ったエンジニアが多く、日々学ぶことが多いです。私自身、以前は他のエンジニアが少ない環境で独自のやり方で業務を進めていました。ニジボックスのように体制が整い、各分野に特化した人材がそろっている環境で技術提供を受けながら働けるのはエンジニアにとって大きなメリットだと思います。
もともと「20代のうちにエンジニアとして有益な経験を積みたい」という思いでニジボックスに入社したので、リクルートという大きな基盤の上で充実した開発体制やツールを活用しながらスキルアップできるのはまさに期待通りといえますね。
-- オンボーディングをはじめ入社後の支援体制はいかがでしたか?
私の場合、データエンジニアの業務に際してある程度のスキルセットを有していたこともあり、ややOJT寄りの要素が強かったです。ただ手順書やドキュメント類が非常に充実していたため、業務の上で困ることは一切ありませんでした。また質問もしやすい環境で、朝のミーティングやチャットを通じて疑問が解消できます。フィードバックも迅速に得られるのでストレスを感じることもありません。
ちなみに未経験者向けのトレーニングメニューの整備は日々進行していて、現在は体系的な研修を受けられる体制が整いました。今後は経験値に応じたメニューを充実させていくことで、より良いチームビルディングができると感じています。
-- 最後に、今後のビジョンを聞かせてください
たとえ体制や環境が整っていない場所に身を置いたとしても、組織づくりや技術的な環境構築まで含めて自ら道を切り拓いていけるエンジニアになりたい、と考えています。そのために必要な経験を積む上でニジボックスは最適だと思います。
ニジボックスは難易度も幅の広さも多種多様な案件にチャレンジでき、周囲のサポートも手厚く、自分の伸ばしたいスキルを追求できる非常に恵まれた環境です。またリクルートの「Air ビジネスツールズ」という日常的に多くの人々が利用するサービスに、データという側面から関われることにも大きな喜びと手応えを感じることができます。これまでの経験を生かしながら、より難易度の高いデータエンジニアリングに挑戦していきたい方にぜひ参加してほしいと思います。
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