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デザイナー未経験で入社した新人の成長ステップとその過程で得た学び

こんにちは!デザイナーの串戸です。
皆さんは、「今の所属組織で自分はどのようにスキルを伸ばし、成長していけるのだろう?」と考えたことはありますか?

かくいう私も、ニジボックスに入社する時に全く同じことを考えていましたし、現在も「どのようにステップアップをしていこうか」と自身のキャリアについて考えています。
これはデザイナーに限らず、多くの方にとっての永遠に続くテーマかもしれないですね。

今回は「Web、UIの経験が浅いデザイナーが、ニジボックスでどのようなプロセスを経て成長できるのか」ということが気になっている方に向けて、私の経験を基に成長ステップの一例をご紹介します。


前提のスキルセット

スキルセットとは仕事をする上で重要な技術や知識の組み合わせのことです。
今回お話を進めるにあたり、まずは前提となる私の入社時と現在のスキルセットをマトリクス図にまとめました。

ニジボックスには新卒で入社したものの、学生時代はデザイン系の学科に所属していたこともあり、デザインの基礎は最低限心得ているような状態でした。
ただ、Web、UIに関する知見や制作経験は全く無かったため、それに関わるスキルは「苦手」や「きらい」に含まれている傾向があります。
現在は入社時よりも全体的に底上げされたマトリクス図になっていることが分かりますね。


具体的な成長ステップの一例

デザイナー未経験で入社した私の場合、入社してからしばらくは業務と並行してデザイン課題にも取り組んでいました。
本記事ではこの「デザイン課題」での成長を例に挙げてお話を進めます。

まずは、私が入社してから取り組んできたデザイン課題を時系列と共にまとめました。

主観ではありますが、課題を経るごとに成長を実感していたため、デザイナーレベル軸も表記してみました。

入社してから2年半にわたってデザイン課題に取り組んでいますね。
そしてそれらのデザイン課題を経て、現在の私が何に取り組んでいるのかも気になるところかと思います。

それでは、それぞれのデザイン課題について触れながら、その時々での良かった点や成長ポイントを「GOOD」、課題点を「MORE」として洗い出してみましょう。

① バナー課題+デザイン課題サイトのお題をこなす(2020年上半期

お題と素材を用いた、バナー作成やUIの実践的なデザイン学習を行っていました。
この時、WebやUIの作法なども全く知らない状態でしたので、この課題を通してレビュアーからさまざまな基礎知識を教えてもらいました。

② アプリ制作課題(2020年下半期

クライアントワークと同等レベルのデザインアウトプットを作るという前提の下、以下のテーマに取り組むことが課題でした。

  1. サービステーマの策(既存サービスでも自身で考えたサービスでも可。)
  2. 主要画面のIA策定/トンマナ策定
  3. デザイン提案書作成

▽GOOD

  • 分からないなりに制作と資料作成をやりきり、完成まで持っていくタフネスが身についた。

▼MORE

  • 最初から最後まで1人で制作したことが初めてであったこと、且つ分からないことも分かっていない状態だったため、全体的に力技で制作しており、デザインの詰めの甘さが多々ある。
  • 全ての工程で時間を掛け過ぎており非効率的だった。

③ クレジットカードサイトのリニューアル課題(2021年上半期

あるクレジットカードサイトの現状の問題を整理し、リニューアルをするという課題です。

▼発表資料

▽GOOD

  • 初めてワイヤーフレーム作成や、デザインシステムの検討などに挑戦し、一通りの工程がどういったものなのかを手を動かしながら理解できた。
  • 「デザインシステム」や「ユーザー心理」のスキルが少し身についた。

▼MORE

  • サービス分析やコンセプト設計から取り組んだものの、プレゼンテーションが表面的なデザインの話に留まってしまった。
  • どのような検討プロセスがあったか、思考も伝わりづらい。

④ タクシー相乗りアプリの新規デザイン課題(2021年下半期)

UIをつくる際のプロセスや思考を身につけることを重視されたデザイン課題です。
またこの時、自身が苦手に感じているスキルを克服することを意識するということも要件に含まれていました。

▼課題開始前に作成したスキルシート

▼発表資料:事前に作成したスキルシートで苦手としていた「ユーザビリティ」と「インタラクション」に焦点を当てたページも盛り込んでいる

▽GOOD

  • 習得すべきスキルを意識しながら進行できたことが功を奏し、感覚のみではなく、ロジックも用いて制作することができた。
  • 後にそれが実務にも生かせていることを実感することもできた。
  • 「ユーザビリティ」、「インタラクション」、「UX」のスキルが少し身についた。

▼MORE

  • 苦手分野に取り組んだこともあり、自身の最適解にたどり着くまでに遠回りしてしまった。
  • 資料も冗長で簡潔ではない。
  • 次はより効率的に学習、進行し、分かりやすいアウトプットを意識することを決意する。

⑤ 飲食店のモバイルオーダーサイトリニューアル課題(2022年上半期)

UIスキルを伸ばすことに重点を置いたリニューアル課題でした。既存サイトのUI課題を的確に捉え、より適切なUIを検討することが重要でした。

▼発表資料の一部

▽GOOD

  • これまでの課題の反省を生かし、全体の作業を俯瞰して効率的に進行できた。
  • レビュアーや最終プレゼンテーションを聴く側の立場に立ってのレビュー依頼や、資料作成をすることができた。
  • デザインの幅が広がった。

▼MORE

  • 更なるスキル向上と効率は求め続けたいとは感じたものの、これまでのデザイン課題の中で最も自身が納得できるアウトプットになった。

⑥ FEさんのデザイン課題運営(2022年下半期)

課題制作に取り組む側から、現在は、デザインに興味があるFE(フロントエンドエンジニア)さんのデザイン課題の運営をすることとなりました。
具体的には、課題自体の設定、発表会などのスケジュール設定、制作物に対してのレビューなどに対応します。

これまで、デザイン課題の次にどのようなステップがあるのかをあまり意識しないで進んできたのですが、制作側の次はレビュアーに挑戦するという流れは私自身とても腑に落ちました。

この運営、レビュアーという立場においては、まだまだ改善すべき点があり、まずは今期の反省点を明確にして今後に生かしていきたいところです。

まとめ

今回は私が業務外で取り組んできたデザイン課題の軌跡をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

改めて振り返ると、課題を経るごとに「GOOD」の数が「MORE」の数を上回り、それぞれの内容もより明確に、濃くなっていましたね。
単純に量をこなせたことと、各課題で「MORE」として挙げた点を次の課題で達成することで、スキルを増やし、成長につなげることができていたのではないかと思います。

ここで本記事のまとめです。

  1. ニジボックスでは、メンバーに合わせてさまざまな成長の機会を与えてくれる。
  2. 実務で普段触れることのないサービスや業界のデザインに課題で取り組むことで、デザインの幅を広げることができる。
  3. デザイン課題の制作中に得た知見やレビュー内容が、次の課題や実務で生かせる。

以上です。
本記事によって、ニジボックスで働くイメージの解像度が上がりましたら幸いです。

※本記事でご紹介したようなデザイン課題は、全てのメンバーが取り組むわけではございません。一人ひとりのスキルセットや配属先によって、成長の道のりはさまざまです。あくまでも成長モデルの一例として参考にしていただければと思います。


さいごに

私がニジボックスに応募する前のカジュアル面談で、採用担当の方に「ニジボックスに入社してから3年を目安に、市場価値のあるUIデザイナーになれる」と言われたことが印象的でした。
Web業界やUIデザインに関しての武器を全く持ち合わせていなかった当時は、その言葉を半信半疑に受け取ったものの、以降ずっと頭の片隅に残っていました。

入社から丸3年が経とうとしている今、実務や今回ご紹介したような取り組みを経て、「少しは市場価値のあるUIデザイナーになることができているかも」と思うことができています。
個人差はあると思いますが、こういった課題などでも「スキルアップの山」を登ることができるのではないでしょうか。

他にもニジボックスでは、勉強会やLT会などがさまざまな拠点で頻繁に開催されており、スキルアップを望む方にとって学びを得やすい環境が整っていると思います。

この記事を読んでいるあなたも、なりたい自分になるために、ニジボックスで一緒に切磋琢磨しませんか?
ニジボックスが気になった方は、お気軽にカジュアル面談をお申し込みください!

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