今回は、年内内定を得て内定者インターンにも参加する26卒の同志社大生・今谷琉果さんへのインタビューをお届けします。
なぜ、年内内定でベンチャー企業への挑戦を決断したのか。
常に挑戦し続ける姿勢の裏側にある、今谷さんが描く将来像や、内定期間中から入社後を見据えた具体的な活動内容などに迫ります。大学3年生の年内に早期内定を得た今谷さんですが、周りの学生が就職活動を続ける中で活動を終えることへの不安はなかったのか?また早期内定を受諾した理由についても聞きました。企業選びに迷うあなたにとって等身大のヒントとなるでしょう。
「後悔したくない」体育会系学生が歩んだ就職活動
――どんな学生時代を過ごしてきたか教えてください。
中学生から大学生までハンドボールを続け、中学時代にはキャプテンを務めていました。大学では強豪校の同志社大学でレギュラーとして活躍し、2025年11月の全国大会でベスト16入りを果たし引退しました。
――ハンドボールに力を注がれていましたが、なぜ興味を持って続けようと思ったのですか?
中学では部活に入らず、習っていたダンスを続けるつもりでした。しかし、和気あいあいとした雰囲気と活気に惹かれて、体験入部しました。そこで実際にプレーしてみると思った以上にうまくできて、もっと上達したいと思うようになりました。もともと負けず嫌いな性格で、仲間と勝利を目指し切磋琢磨する姿がとても魅力的に感じて入部を決意しました。
――就職活動はいつ頃始めて、どのような業界を見ていましたか?
就職活動は、大学3年生の4月から始めました。当初は、周囲の友人や先輩方の影響で大手企業に就職することが当たり前かのように就職活動を進めていました。
主にコンサルティング業界や人材業界を見ていました。私はこれまでハンドボールを通じてチームを牽引し結果を残してきた経験から、社会に出ても同じように自分の実力で会社やお客様に貢献できる環境が良いと考えていました。大手企業でもコンサルティング業界や人材業界は、ある程度の裁量権を持って業務に取り組み、人の話を聞き、伴走し成果へと導く仕事だと感じて注目していました。
――当初、就職活動に向けてどんなことを一番初めに始めましたか?
自分の人生を振り返って話せるようにしないと面接に詰まってしまいそうだと思ったので、まずは自己分析から始めました。「自分の長所・短所」「学生時代一番頑張ったこと」など、面接でよく聞かれる質問を答えられるように取り組んでいました。基本的な質問には答えられるようになりましたが、一人でやっていると自分の就職活動に対する軸が曖昧なことに課題を感じていました。
――当初、それらの大手企業を見ていたところから、どのようにベンチャー企業を見るようになったのですか?
一人で進める就職活動に限界を感じたため、エージェントに登録して自己分析を進めたところ、ベンチャー企業も視野に入れるよう勧められました。しかし、周囲では大手企業に就職する人がほとんどで、自分の考え方が周りと違うことに少し悩みました。
――その悩みをどのように解決しましたか?
就活エージェントに紹介されたネクサスエージェントのリクルーターに相談し、「自分の理想の姿」を一緒に整理していただきました。そこで2点導き出されました。1点目は、母への恩返しです。中学二年生までシングルマザーとして双子のきょうだいを大学まで進学させ、北海道から沖縄まで帯同し、惜しみなくハンドボールを応援してくれた母親に報いたいと考えています。2点目は、なりたい姿です。自分が親となった時、母と同じように子どもの活動を応援できる経済的余裕を持ちたいです。
その理想を叶えるためには、裁量権を持ち、実力主義で市場価値を高められるベンチャー企業に挑戦するべきだと覚悟を決めました。それまでは周囲に言いづらかったのですが、理想の姿が明確になったことで、自信を持ってベンチャー企業を選んだことを話せるようになりました。
リクルーターとの対話で自己分析が深まり、「後悔したくない」という思いが今の自分を動かしてきたことに気づきました。振り返ると、高校時代にキャプテンとして部活動のチームをうまく牽引できなかったことや、勉強を頑張っても結果が伴わなかった経験から「この先の人生で後悔したくない」という強い気持ちを持っていたことが分かったのです。
――就職活動を行なううえで大変だったことがありましたか?
部活動との両立が一番大変でした。就職活動に集中しすぎて、部活動が疎かになってしまった時期もありました。私はチームのレギュラーとして試合に出ていたので、支えてくれている同期や後輩のことを思うと、責任を持って取り組まなければならないと感じました。そこからは部活動を第一に考え、それ以外の時間で就職活動を進めるようにしました。特に3年生の夏頃は、試合と就職活動のイベントが重なる時期だったので本当に大変でした。
早期内定受諾の決め手はロールモデルとハイレベルな仲間
――ネクサスエージェントを知った時の印象を教えてください。
説明会や選考を通じて、仕事に向き合う姿勢が印象的で、若さとエネルギーに満ちあふれている雰囲気を感じました。社員の方々が親身になって話を聞き、サポートしてくれる温かい社風にも魅力を感じて、選考に進もうと思いました。
――ネクサスエージェントに入社しようと思ったきっかけは?
選考の中で参加した「2daysインターン」が、入社を決意する大きなきっかけになりました。そこに集まった学生のレベルが高く、この人たちと一緒に切磋琢磨できる環境に魅力を感じました。さらに第一線で活躍し若いうちから経済基盤を築いている女性社員や、20代で飛躍的に成長している社員の話を聞き、身近にロールモデルがいることに強く惹かれました。この環境なら自分の市場価値を高められると確信しました。
――ネクサスエージェントの内定が決まった時期と、周りの方々の反応を教えてください。
大学3年生の10月に内定をもらいました。私が決めたことをやり抜く私の性格を知ってくれている方々だったので、前向きに応援してくれる人ばかりでした。ただ、普段は私の選択を尊重してくれる母から「ベンチャー企業は大変だけど大丈夫?やっていく覚悟はあるの?」と心配されましたが、正直な思いを伝えると、母も前向きに応援してくれるようになりました。
――早期内定で企業選びに悩みはありましたか?また、内定時期をどのように考えていましたか?
企業選びに悩む人も多いと思いますが、私は迷いませんでした。早々に内定を承諾し、内定期間を資格取得や就職後に活きるスキルの習得、そして内定者インターンを通じて、社会人1年目から活躍するための準備期間にしようと決めていました。
活躍できる社員を目指して…内定期間の自己成長
――内定後、印象的だった出来事を教えてください。
ネクサスエージェントでは国家資格である「宅建士」の取得に向けて、内定後の4月から試験日の10月までサポートしてくれました。この時も部活動を続けていたので、資格試験との両立は大変でしたが、入社後はさらに忙しくなると考え、必死に勉強しました。
宅建士の取得に向けては、内定者チームのリーダーを任され、「リーダーの立場として一番いい成績を修めないとチームメンバーがついてこない。自覚を持って頑張ってほしい」と言われ、その言葉が大きな奮起につながりました。
リーダーとしてメンバーの進捗を把握しサポートする中で、マネジメントやチームビルディングを学べたことも貴重な経験です。部活動やアルバイトと並行しながら資格取得に挑戦し、チームリーダーをやり抜けたのは、やはり「後悔したくない」という強い思いがあったからです。
――内定期間中、学業や部活動がある多忙な時期に合格率約15〜17%と言われる難関国家資格『宅建士』に一発合格されました。宅建士の資格取得のための勉強時間をどのように捻出したのですか?
学業と部活動、アルバイトが中心の生活だったので、唯一融通が利くアルバイトの出勤時間を減らして勉強時間を確保しました。予定の隙間時間を活用し、コツコツと勉強を続けていました。
――そのような大変な中で取得した宅建士の資格の勉強で学んだ不動産知識が、今後のネクサスエージェントでのキャリアにどのように活かされると考えていますか?
宅建士の資格取得で学んだ不動産知識は、入社後の幅広い業務で活かせると考えています。特にお客様とのコミュニケーションが必要な場面では、確かな知識を持って話すことで、会社としても私自身としても信頼を高められると思います。今後は資格や知識だけではなく、実践的なスキルも身につけ、会社に貢献できる人材になりたいです。
内定者インターンで得た、キャリアを加速させる力
――現在、内定者インターンを行っていますが、どのような業務に携わっていますか?
現在は人事部で、ネクサスエージェントに興味を持ってくれた学生様に架電して説明会のご案内をする業務を担当しています。まだ不慣れなところもありますが、うまくご案内できたときは達成感があります。
――現在の業務で大変だと感じていることはありますか?
就職活動の時期は、学生の方々も説明会や選考など非常に忙しいと思います。その中でネクサスエージェントに興味を持ってもらい、説明会に参加していただくためのコミュニケーションの工夫が難しいと感じています。
――それを克服するために心がけていることを教えてください。
私自身も学生として就職活動をしていたので、同じ目線で親しみを持って話すことを心がけています。企業説明会や選考の話をするだけではなく、就活エージェントの利用やスポーツ経験など、共感できる話題を取り入れることで、学生様も話しやすい雰囲気になるのが嬉しいです。
学生様への架電に加えて、就活支援アプリを使ったオンライン面談も行っています。顔を見ながら話せるのでコミュニケーションが取りやすく、私自身のトークスキルの向上にもつながっています。ここではネクサスエージェントのことを初めて知る方も多いのですが、興味を持って「もっと話を聞きたい」と言ってくれたり、選考に進んでくれるとやりがいを感じます。
こうした経験は、人と話して親しみや信頼を築く力につながり、将来の営業など他の業務にも活かせると思います。だからこそ、内定者インターンでできるだけ多くの経験を積みたいと考えています。
――内定者インターンを通じて、特に成長していることを教えてください。
内定者インターンを始めた当初よりも、ヒアリング力が向上したと感じています。相手に合わせた提案や会話ができるように、学生様の潜在的な悩みやニーズを引き出しながら話せるようになってきたと思います。
――現在、内定者インターンでの業務を通じて、入社のイメージをどのように感じましたか?
インターン業務を通じて事業の流れや社員と一緒に働くことで、自分の力で会社の成長に貢献したいという思いが強まり、入社後のイメージがより明確になりました。成長期にあるネクサスエージェントで会社のさらなる成長に貢献し、その環境の中で自分自身も大きく成長していきたいと考えています。
――内定期間を通じて感じたネクサスエージェントの印象を教えてください。
10月に開催された内定式のあとの四半期締会に参加した際に、ネクサスエージェントの結束力の強さを感じました。内定者インターンでお世話になっている人事部の方が司会や運営をしている姿や、営業成績の表彰者や昇格した社員のスピーチを聞き、それを全社員で祝う雰囲気を目の当たりにして、この素敵な雰囲気を入社前に体験できて良かったなと感じました。
社員の話を聞いて、学生様の応募数が急増しているスピード感や、成果が正当に評価され若いうちから役職者になれる環境があることを知り、驚きました。
後悔しない人生へ。20代で役職を目指す覚悟と学生へのエール
――ネクサスエージェントでどのようなキャリアを築いていきたいですか?
将来女性として後悔しない人生を歩むために、市場価値の高い人材になることを目指しています。そのためにネクサスエージェントで若いうちから挑戦し、経験を積みたいです。具体的には、まず入社2年目には役職者となり、マネジメントに挑戦し、20代で年収1,000万円を達成し、大きな経済基盤を築き上げたいと考えています。自分が成長しこれを達成することで、自分自身が後悔しない選択をした証になるので、結果にこだわり続けていきます。
――最後に、内定後の企業選びに悩む学生様へメッセージをお願いします。
企業選びに悩む方も多いかと思いますが、大切なのは、自分の主体的な行動から「自分が選んだ道を正解にする」という前向きな姿勢です。目先の悩みにとらわれず、自分の信念やなりたい姿を叶えることを、自分が信じて貫けるかどうかを基準に企業を選んでほしいと思います。