ネクストビートは「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」というミッションで「ライフイベント」「グローバル」「地方創生」の3つの柱で事業を展開しております。今回はそんな事業の中から、子育て世帯向けサービスプラットフォーム「KIDSNAプラットフォーム」について開発目線でお伝え致します。

子育てに関する便益をシームレスに提供できるプラットフォームを目指す

ネクストビートではこれまで、主に未就学児をお持ちの保護者に向けたサービスを複数展開して参りました。今後はこれらの保護者向けサービスの統合と併せて、子育てフレンドリーなトラベル予約やショッピングなど、子育てに関わるユーザーに対して便益をシームレスに提供できる「KIDSNAプラットフォーム」のサービスをリリース予定です。

完全な0⇒1でのプラットフォームビジネスの開発

エンジニアの阿部より

【経歴】阿部 雅哉
慶應義塾大学、同大学院を卒業後、株式会社DeNAへ新卒入社し、主にプラットフォーム事業のシステム設計・開発に従事。モバイルゲームオープンプラットフォームのAPI新規開発・運用やアプリ共通のBaaS基盤開発の経験を持つ。

ープロダクトの面白さ

「KIDSNAプラットフォーム」では、子育てを包括的に支援するサービス群を提供するだけでなく、
共通ID を構築することで、サービス利用に応じて特典を付与し、別のサービスもお得に利用できるといった世界を目指しています。
その世界を実現するためには、サービス共通の認証基盤や決済・クーポン基盤等の設計/開発が必要となるため、この大きな枠組みでの認証・認可、リソースの操作/提供方法をどのように実現するかを考え、実現していくチャレンジができる環境となっています。
また様々な情報を取り扱うプラットフォームとして、不正ログイン等の対策にも力をいれる必要があり、CIO と協力し、セキュリティ対策も実行できる環境にあります。

ー開発にあたって工夫したポイント

新しく基盤・サービスを構築するフェーズのため、様々な工夫を行なっていますが、ここでは認証基盤/決済基盤/サービスにおける具体的な施策をご紹介できればと思います。

認証基盤
ユーザ認証をする際、最も利用される手段はユーザID とパスワードを用いた認証が行われますが、
リスト型攻撃のリスクや、ユーザがパスワードを覚える(or 何かに記憶させる) 必要がある不便性を含めて、リスクの高い手段となっています。
そのような背景もあって 「KIDSNAプラットフォーム」ではメールアドレス/電話番号 + PINコードを利用することで、より簡潔かつセキュアに認証ができる方式を採用しました。
もちろんこの認証方式でも PINコードの総当たり攻撃が考えられますが、それらの攻撃手段にも対策を実施しています。これ以外にも用途に合わせて、他の認証手段の導入も検討しています。

決済基盤
「KIDSNAプラットフォーム」では Stripe を採用しているのですが、
共通基盤で登録したクレジットカード等の情報を、各サービス側で利用できるように、Stripe Connect を使って実現しています。
詳細な内容はここでは記載しませんが、これにより各サービス自身でクレジットカード等の情報を持たない & 知らない状態で、ユーザ側で決済ができるようになります。
Stripe にはクーポン機能やプロモーションコード機能など様々な機能があり、まだ実証中ではありますが、今後これらの機能を利用し施策を展開していく予定です。

Angular Universal
これはサービス側のチャレンジですが、一部のサービスで Angular Universal (Angular の Server Side Rendering) を導入しています。toC 向けのサービスを展開するにあたり、SEO やページ表示速度等の UX を考慮する必要がでてきますが、通常の Angular では上記の面でデメリットが非常に多いです。しかし、レガシーな HTML/CSS/Javascript では生産性や品質という面で大きく劣るので、このタイミングで SSR に挑戦しようと意思決定しました。
これに合わせて、AWS のインフラ構成も SSR に合わせる形に変更をしており、この部分から担当してみたいというエンジニアには、非常に面白い環境だと思います。

また私自身もプラットフォーム開発経験者ですが、ゼロベースでプラットフォームを開発する機会はなかなかないと思うので、とても貴重でチャレンジングな環境だと思っています。

開発力を高め、未来の社会に価値貢献したいエンジニアを求む

ネクストビートでは、一緒に働く仲間を募集しています。
今回ご紹介した「KIDSNAプラットフォーム」だけでなく、全事業が「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」というミッション達成のためのビジネスです。「自身の開発力の向上＝事業のグロース=社会への価値貢献度の向上」という環境下で、日々研鑽したいという方は是非お気軽にご連絡ください。

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