こんにちは、ネットプロテクションズ(以下NP)広報担当です!
本日、ネットプロテクションズがこの春から運用を開始する新人事制度「Natura」を発表しました。他では類を見ないユニークな人事評価制度となっているので、ご紹介します。
1.マネージャー役職の廃止
タイトル通りですが、マネージャーという役職がなくなります。これは役職による階層構造がなくなることを意味します。つまり全社員が立場として同等、フラットな関係性になります。
自律分散協調組織を運営するためには、全員がマネジメントポジションとして機能する必要があり、特定のメンバーに権限・責任が集中する、役職としてのマネージャーは不要だと考え2018年10月を目処に完全廃止を予定しています。
2.流動的な「カタリスト」の役割
上記マネージャー廃止に伴い、各部署における「情報」「人材」「予算」の采配権限として「カタリスト」という役割を設置します。ただし1名に限らず、チーム人数の10%程度存在することが望まれ、カタリストは各期で流動的に交代することが可能です。カタリストのミッションは権限行使でなく、最大限まで権限を移譲・共有することです。またあくまでカタリストは社内向けの役割定義のため、対外的には目的に応じた肩書きを使用します。
社内的には、今期はAさんがカタリストで、来季はBさんがカタリストやります。という形でローテーションしていくイメージですね。
3.バンド制(5段階のグレード)の導入
職務グレードを細分化せず、5つのバンドからなるグレードのみに統合。成長支援・評価の目線合わせ・効果性向上などを目的に、グレードは全社員に開示されます。3年目まではバンド1内で給与が上昇しますが、バンド2への昇格の場合もあります。
4.ディベロップメント・サポート面談
半期で4回のRDS(Regular Development Support)及び2回のQDS(Quarterly Development Support)が行われます。いわゆる面談ですね。
RDS:同一機能部署かつ自身より上位バンドメンバーとの面談。業績振り返りと活動方針策定。
QDS:カタリストまたはカタリストより権限委譲されたメンバーとの面談。四半期業績報告と活動方針策定、短中期のキャリアメンタリング。
毎月面談相手が変わるという、極めて珍しい形態だと思います。もちろん面談内容に関しては記録して次月に申し送りされます。また面談相手も基本的には業務を理解している人同士で行われるので、「この人と話したことないけど、どうしよう……」みたいな懸念はありません。ただオフィシャルに相談できる機会及び人が増えるというのはとても良いことだなと感じますし、面談をする側にもほぼ全員が立つというのは、いい成長機会になると思います。
5.360度評価による昇格/昇給の決定
業務をともに行うメンバーが下記コンピテンシーを4段階または5段階にて評価します。また本評価をもとにして評価者間にてすり合わせの上、昇格/昇給を決定します。
これも珍しい形で、定性的な成果数値はベースの給与に一切影響しません。単純に成果が測りにくい業務が多々あるというのも理由の一つですが、給与は「成果に対する対価」ではなく「能力・姿勢に対する対価」という考え方に基づいています。もちろん一人の人からの評価では偏るので、複数人にて評価を行います。
「Natura」導入の背景
NPは自律・分散・協調を実現するティール型組織によりアントレプレナーシップの成長とイノベーションの創造を支援し、社員の自己実現と社会発展の両立を目指しています。
本制度の導入によって、社員間の競争意識を排除し、心理的安全性を醸成することで、これまで以上に成長と価値発揮に力を傾けることができる環境が構築されることを期待しています。
ちなみに、「Natura」はNatureの語源となったラテン語で「自然、ありのまま」を意味しています。社員の意思を尊重し成長を促進することは、会社にとっても社員にとっても幸せであり、あるべき姿であると考えています。余談ですが、本当は「ナトゥラ」が正しい発音ですが、意味が伝わりやすいように「ナチュラ」になったとのこと。
本制度を半期運用してみて得られた成果などは、また秋あたりにこちらで報告させていただきます。
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