1
/
5

【Natee Award受賞者インタビュー】努力が報われるエージェント集団に。クリエイター事務所「WOWs」が歩んだ10ヶ月間の軌跡

こんにちは!株式会社Nateeの広報担当、中島です!

今回は、Natee6期に活躍したメンバーに贈られる「Natee Award」で「Best Project賞」を受賞した、WOWs(ワオズ)チームにインタビューをしました。

WOWsとは、Nateeが立ち上げた「クリエイターを縛らない新しいカタチの事務所」です。契約内容や案件マージンを開示することで、クリエイターが安心して、才能や個性を最大限発揮して活躍できる機会を提供しています。

WOWsは立ち上げから10ヶ月で売上目標150%を達成。「TikTok Awards Japan」2024でSports Creator of the Yearに輝いたウンパルンパなどトップクリエイターが所属し、クライアントとクリエイターの高い満足度を実現しています。

営業未経験のチームがなぜ成果創出につなげることができたのか。WOWsチームを牽引する李、山内、高田の3名に話を聞きました。

▼プロフィール

李 晟在(ニックネーム:Jack)

ソウル出身、福岡育ち。立命館アジア太平洋大学(APU)を卒業後、人材コンサル会社に新卒入社。ミッションへの共感と自らが組織を作るというフェーズに魅了され2021年Nateeにジョイン。2024年1月からWOWsの代表統括を務めている。


山内 咲人(ニックネーム:さきと)

立命館アジア太平洋大学(APU)卒。自分自身がクリエイターとしてSNSと関わるようになり、クリエイタービジネスに興味を持った。自身の経験も活かしながら、「人類をタレントに!」というミッションをこの会社で実現したいと思い入社。「ウンパルンパ」、「お笑い芸人の彼女」の担当エージェント。


高田 安主子(ニックネーム:やすこ)

青山学院大学在籍中。インターン生として2024年5月にNateeにジョイン、WOWsのプロジェクトメンバーに抜擢される。「アヤノダガネ」、「月姫」、「ゆずみつ」の担当エージェント。

※WOWsでは、クリエイターの成長を見据えたマネジメント業務を行う担当を「エージェント」と呼んでいます。

初月度の売上は壊滅的。手探り状態からWOWsは始まった

──まずは3人の自己紹介をお願いします。

李(以下、Jack):2024年1月からWOWsの代表統括を務めています。事業全般を統括しつつ、企業とのアライアンスをメインで行っています。

山内(以下、さきと):もともとNateeでキャスティングを担当し、2024年5月からWOWsにジョインしました。現在は「ウンパルンパ」と「お笑い芸人の彼女」の担当エージェントとして、現場への同行や営業、案件の進行管理などをトータルでマネジメントしています。

高田(以下、やすこ):私は5月中旬にNateeにインターン生として入社しました。入社時からWOWsに配属され、現在は「アヤノダガネ」、「月姫」、「ゆずみつ」と3組のマネジメントを担当しています。


──「Best Project賞」を受賞した時の率直な気持ちを教えてください。

さきと:正直なところ、受賞するとは思っていませんでした。Nateeの他事業に比べると、まだ評価されるフェーズではないと思っていたんです。でもアワードで名前を呼ばれたときは、心から嬉しかったですね。

Jack:私はさきとと逆で、WOWsが受賞するのではないかと予想していました。Nateeはクライアントの成果創出に取り組む企業ですが、同時にクリエイターの新しい可能性をつくる存在でもあります。WOWsを通じて、クリエイター起点の様々なビジネスをつくれたという自負もあり、全社で評価されていると信じていました。一緒に頑張ってきたメンバーにとっても励みになったと思います。


──WOWs立ち上げ時のことをお尋ねします。立ち上げ期から事業は順調だったのでしょうか?

Jack:私なりのビジョンや勝算はあったのですが、初月度の売上はほとんどありませんでした。チームを組まなくても、ひとりで事務所を回せるという過信が仇になりましたね。やり切れていない部分を埋めてくれる人が必要で、まずさきとに仲間になってもらいました。

さきと:私もあらゆることが初めての経験で、何が正解なのか手探り状態からのスタートでした。とはいえ、未経験を言い訳に足手まといになるわけにはいきません。他の事務所のクリエイターやタレントが大勢いる場で、共演者のマネジメントスタッフがどんな立ち振る舞いをしているか観察し、良いところを自分の仕事にも取り入れるようにしました。


──やすこさんはインターン生としてWOWsで活躍しています。配属時のチームの印象はいかがでしたか?

やすこ:もともと別のポジションでNateeに応募していたのですが、面接時にWOWsのポジションを勧めてもらいました。社会人のみなさんと一緒になってガッツリお仕事をするのは初めての経験で戸惑いもありましたが、資料作成や電話対応など、やるべき仕事は大量にありました。徐々にこなしていく中で視座も上がり、責任ある仕事を少しずつ任せてもらうようになりました。

Jack:正直なところ、社員に比べるとインターン生には“制限”がありますよね。やすこにどこまで仕事を任せられるのか未知数でしたが、本人は「WOWsにコミットしたい」と強い意思を持っていて。徐々に、一緒のチームで頑張る仲間のひとりとして接するようになりました。


事業に、クリエイターに、徹底的に向き合った10ヶ月

──この10ヶ月間、どのように事業に向き合ってこられたのでしょうか?

さきと:立ち上げからしばらくは、メンバー一人ひとりがとにかく目の前の仕事に一生懸命向き合ってきた、という感覚でした。月半ばで目標に遠く及ばず、「残りの売上、誰がどうやってつくるの?」という感じだったことも、今となっては懐かしい思い出です。そんな状況でしたが、がむしゃらに頑張って、気づいたら数字も積み上がっていましたね。

やすこ:WOWsでは、スローガンのように目標の売上金額をみんなが口にしていました。常に数字を意識して行動していたからこそ、個人もチームも成長できたと感じています。

Jack:とにかくクリエイターと交わした約束の120%を超えることだけを考えていました。サポート内容が充実しているわけでも相談相手が多いわけでもない僕達にできることはそれしかないので。メンバー、クリエイター、視聴者、企業様とその喜びを分かち合う未来のみ考えて攻め続けました。


──クリエイターとの向き合い方はいかがでしたか?

さきと:私が担当する「ウンパルンパ」は、すでにトップクリエイターとして若い世代の人気を集めていました。まずは私が彼にとって必要な存在にならなければならないと思い、文字通り、24時間365日コミュニケーションをとれるよう心掛けました。2024年の夏は多忙を極め、キャパオーバーになりかけることもありましたが、クライアントや代理店と調整を図りつつ、何とかやり切ることができました。

Jack:WOWsには現在、8名のクリエイターが所属しています。「どんな基準で提携を決めるのか」とよく聞かれるのですが、双方で同等の熱量を持てるかどうかに尽きます。提携前に、ビジョンや収入、仕事の展望について何度も話し合いを重ねます。私たちがクリエイターに提供できる/提供できないこと、そしてクリエイターが私たちに提供できる/提供できないことをすり合わせた上で、一緒にやっていく“メリット”が両者にあるようであれば提携するという流れです。


──現在の課題について教えてください。

さきと:様々な要因が重なり、クリエイターと案件がマッチしないことがあります。クリエイターにとっては、「案件がない=収入がない」ことになり、死活問題になりかねません。自分たちの営業力・企画力を磨いて「月間で、これくらいは保証できるよね」という施策をつくり、クリエイターの収入ベースを積み上げていきたいです。それによって、クリエイターに安心して自分らしさを追求してもらい、より個性や才能を輝かせる機会を創っていきたいと思います。

Jack:組織の強化も課題のひとつです。10月まで、WOWsは個々のマンパワーをもとに仕事に取り組んでいる状態でした。今後はメンバーも増やして、よりチームとして機能する体制づくりにも着手していきたいと思います。


──すでに課題も明確ですが、今後に向けてチームで議論する機会も多いのでしょうか?

やすこ:少し前に、WOWsでロングミーティングを行いました。普段共有している売上等の数値だけでなく、「みんなでWOWsをどうしていきたいか」を徹底的に話し合いました。前向きに、それぞれの思いをぶつけ合うことができました。

さきと:やすこが言うように、ロングミーティングはWOWsにとって大切な時間でした。ちっちゃい子が夢を語るようなピュアなテンションで、みんなが誇りを持ってWOWsで働いていることを実感しました。チームの共通認識としての“あるべき姿”は固まっていませんが、これからもみんなでWOWsを盛り上げていけたらと思います。


クリエイターに多様な選択肢を。WOWsはビジネスを通じて市場を変えていく

──今後、WOWsをどんな事務所にしていきたいと考えていますか?

Jack:一般的な芸能事務所のイメージを変えていきたいと考えています。理想は転職市場。エンタメがやりたければエンタメが得意な事務所に、ビジネスがしたければビジネスに特化した事務所に行く。そんな健全で、流動性がある市場にすることで、クリエイターは多様な選択肢を持てるようになると思います。WOWsはクリエイターを起点としたビジネスをたくさんつくり、市場を変えていく存在になります。社員も含めて、努力した人が報われるようなエージェント集団になっていきたいと思います。


──WOWs事業の拡大に伴い、新たな仲間も募集中です。どんな方に仲間になってもらいたいですか?

さきと:WOWsは社外からイメージされるよりも泥臭く、「キツい8割、楽しい2割」で日々業務に取り組むチームです。そんな状態を面白がってくれる方に仲間になってもらいたいですね。今後も色々なこと、新しいことがどんどん生まれていくでしょう。柔軟に対応できる方は、きっと楽しめると思います。

やすこ:WOWsのミッションに共感する方と一緒に働きたいです。仕事の成否は、あと一歩踏み込めるかどうかで決まるもの。勇気を出して踏み込むには、ミッション共感が鍵になると思います。個人的にも、大学では決して味わえなかった秀でた個性を間近でみられることが多く、そんなエキサイティングな事業を日々行っているのがWOWsの魅力です。自分を変えたいと強く思っている方、ぜひ応募してください。

Jack:あとは、外に向かおうという意識がある方ですね。居心地が良い職場環境に落ち着くのでなく、常に新しいチャレンジを仕掛けるという気概のある方と一緒に働きたいです。


──​​ありがとうございました。では最後に、入社を検討している方にメッセージをお願いします!

Jack:クリエイターのマネジメントは、企業経営と同じといっても過言ではありません。クリエイターは起業家です。自分の知名度で飯を食っていくんですから。そんな彼らとどんなビジネスをつくっていくか真剣に考えるという経験は、この先どこで働いても通用するスキルになるはず。ぜひ、一緒にクリエイターとの未来をつくっていきましょう!


Invitation from 株式会社Natee
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社Natee's job postings
3 Likes
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Kanako Nakashima's Story
Let Kanako Nakashima's company know you're interested in their content