Nateeではこれまで、ディレクター・プロジェクトマネージャー・キャスティング担当など、役割ごとに分かれていた仕事を、現在は「プロデューサー」という職種に統合しています。(プロデューサー組織について、代表が語っている記事はこちら)
とはいえ、SNSマーケティング領域の「プロデューサー」と聞いても、実際にどんな役割を担い、どんな力を磨いていくのかは、まだイメージしづらい方も多いのではないでしょうか。
今回は、同じチームで働く新卒2年目の若杉と、中途入社の山田にインタビュー。立場の異なる2人に、この職種のリアルと、そこで広がる成長の可能性について聞きました。
▼プロフィール
若杉 泰星(わかすぎ たいせい)
新卒入社2年目。学生時代にはサッカーチームのイベント運営に携わる。Nateeでは、プロデュースチームで施策全体を横断して推進し、自身の強みを活かしながら仕事の幅を広げている。
山田 芙紗子(やまだ ふさこ)
2025年7月入社。前職では総合通販会社でテレビ通販などの現場を経験。現在は企画・進行・キャスティング・予算管理まで一気通貫で担っている。
分業から統合へ。プロデューサー組織になって広がった役割
━━「Nateeのプロデューサー」とは、どんな仕事ですか?
山田:Nateeでは、ブランドとクリエイターをつなぎ、SNSを起点にさまざまなコミュニケーション施策をプロデュースしています。ショート動画を中心としたタイアップ施策に加え、イベントや座談会、ワークショップ、WEBメディアなど、オンライン・オフラインを問わず幅広い企画を手掛けています。
その中でプロデューサーは、施策全体を形にしていく役割です。キャスティング、クリエイターさんや媒体とのやり取り、進行管理、クライアントへの提案・報告まで、ほぼすべてのプロセスに関わっています。
若杉:それに加えて、企画提案の部分や、クライアントが思い描いているものを具現化するところも、プロデューサーの大事な役割だと思っています。
どんなに良い企画提案ができても、それを実際の施策として形にできなければ、想定していた成果にはつながりませんし、顧客満足度も上げられません。
予算や期日などの制限がある中で、クライアントが求めるものを形にし、成果につなげる責任を担うのがプロデューサーだと思っています。
━━役割が「プロデューサー」に統合されて、仕事の進め方や見える景色はどう変わりましたか? また、その変化を通じて、どんな力が身についたと感じていますか?
山田:前はディレクターとして、与えられたものをどう魅力的に見せるかに向き合っていましたが、今はもっと前段から関わって、施策全体のライフサイクルに責任を持つようになりました。予算やキャスティングも含めて、自分でコントロールできる範囲が広がったと思います。
その中で身についたのは、施策全体を見ながら判断する視点です。自分の担当だけ終えればいいわけではなくて、このあと誰がどう動くのか、どこで止まりそうかまで考えるようになりました。
若杉:分業だと、どうしても引き継ぎの中で少しずつニュアンスがずれたりすることがあると思うんですけど、目的からブレずに進めやすくなったのは、一気通貫で見ているからこそだと思います。
以前は制作の部分に集中していたんですが、今はクライアントの目的や予算、スケジュール、キャスティングの相性まで全部つなげて考えるようになりました。
━━SNSマーケティング領域のプロデューサーに求められる力とはどんなものだと思いますか?
若杉:やっぱり推進力と想像力だと思います。単に前に進める力ももちろん大切で、さらに「このまま進むとどうなるのか」「クライアントが本当に求めていることは何か」など、一歩先まで想像し続けられる力が大事だと感じています。
自分はまだプロデューサーになってからの経験も浅いですし、社会人歴も長くないので、先輩方と比べるとどうしても経験値では劣る部分があります。だからこそ、その差を埋めるためにも、ひとつの案件に対して思考の回数を増やすことはすごく意識しています。経験で即判断できない分、想像しながら次の一手を自分なりに決めていく。その積み重ねが、プロデューサーとしての推進力につながるんじゃないかと思っています。
山田:私も、不確かな状況でも自分で判断して前に進める力は、すごく必要だと感じています。案件は、全部が整理された状態で進むわけではないので、その中で「いま何を決めるべきか」「誰にどう共有するべきか」を見極めながら、止めずに進めていくことが大事です。
そのときに必要なのが、相手の立場に立つ想像力だと思っています。たとえばクライアントへの共有ひとつ取っても、この相手がその情報を受け取ったあとに、次に誰へ何を説明しなければいけないのかまで想像できるかどうかで、仕事の質はかなり変わると思います。
仕事の幅が広がるほど、手応えも大きくなる
━━オンラインのSNS施策だけでなく、オフライン施策にも関わる中で、仕事の幅や面白さはどう広がりましたか? また、その中で「この仕事をやっていてよかった」と感じた案件や瞬間があれば教えてください。
若杉:オフライン施策に関わるようになってから、クライアントやクリエイターと直接会って話す機会が増えて、施策全体がかなり立体的に見えるようになったと思います。
オンラインのやり取りだけでは見えにくい空気感や温度感も、その場で会話をするとわかることが多くて、「一緒につくっている感覚」は以前より強くなりました。
印象に残っているのは、海外の大型スポーツイベントに関連する案件です。通常の案件とは進め方も違っていて、関係者にとっても初めての取り組みだったので、何をどう進めるのが最適なのかを探りながら動く必要がありました。
僕自身、もともとサッカーがすごく好きだったので、自分の知見や熱量を活かしながら関われたのがすごく嬉しかったですし、好きな領域だからこそ、より深く考えながら動けた感覚もありました。「自分の好き」やこれまで触れてきたものが、ちゃんと仕事の中で活きるんだと実感できた案件だったと思います。
山田:オフライン施策を実施することで、SNSだけでは見えなかったブランドの考え方や、クライアントが実現したいことが見えやすくなった感覚があります。
単発の投稿やコンテンツだけで終わらず、生活者との接点全体の中で施策を捉えられるようになるので、仕事の面白さも広がりました。
入社して間もない頃に、あるブランドのポップアップイベントに関わったことがあったのですが、実際に会場にたくさんの人が並んでいる様子を見たときは、すごく感動しました。
SNS施策も、コメントやUGCを通じて反応の手触りを感じることはできますが、イベントやOOHのようなオフライン施策は、生活者の目に触れて、実際に足を運んでもらえていることが目の前で見えるので、また違う喜びがあります。
そういう瞬間に、ブランドに伴走できている実感がありますし、この仕事をやっていてよかったなと思います。
SNSとオフラインを横断したブランド伴走についての記事はこちら:
https://www.advertimes.com/20251223/article528358/
同じチームで働く中で見えること
━━同じチームで働く中で、お互いの仕事の進め方や強みから刺激を受けることはありますか?
若杉:芙紗子(ふさこ)さんはすごくタフで、細かいところまでちゃんと詰める力があるなと思っています。自分は「この辺でいいかな」と思ってしまいそうなところでも、最後までやり切るので、そこはすごく刺激を受けています。
山田:泰星(たいせい)くんは、人のために自然と動けるところがすごいなと思っています。自分の手が空いていたら「何かやることありますか?」って声をかけたり、後輩ができたことをちゃんと言葉にして伝えたり。そういう動きって、チームで仕事をする上ですごく大事だと思います。
━━それぞれの立場から見て、プロデューサーという仕事の面白さはどう違いますか?
若杉:自分はまだ伸びしろがたくさんある状態だからこそ、任される範囲が広がっていくこと自体が面白いです。自分で決めることが増えていく中で、成長している感覚があります。
山田:私は、中途で入ったからこそ、前職との違いも含めてこの仕事の広さを面白く感じています。ひとつの機能だけじゃなく、全部を見ながら動けるので、自分の仕事の手触りも大きいですし、やりたい方向に持っていける実感もあります。
この仕事の先にある 挑戦と、これから出会いたい仲間
━━これから、どんな仕事に挑戦していきたいですか?
若杉:自分の強みがもっとはっきりした状態で、「この領域なら若杉」と思ってもらえるようになりたいです。
サッカーが好きなので、そういう自分の軸が活きる仕事はこれからも増やしていきたいと思っています。
山田:私は、施策単位ではなくて、もっとブランド全体の成長に関われるようになりたいです。「このブランドをどう伸ばしていくか」をクライアントと一緒に考えられる存在になっていきたいと思っています。
━━どんな人なら、Nateeのプロデューサー職を楽しめそうだと思いますか?
若杉:曖昧な状況でも、考えることをやめずに前に進める人だと思います。全部が決まっているわけじゃない中で、自分なりに答えを出していくことを楽しめる人は向いていると思います。
山田:変化を面白がれる人ですね。仕事の幅も広いですし、案件もいろいろあるので、その都度新しいことを吸収しながら、自分の引き出しを増やしていける人は楽しめると思います。制作や進行、営業など、これまでの経験のどこかひとつでも強みがあれば、それを起点に広げていける仕事だと思います。
━━最後に、プロデューサー職に興味を持っている候補者に伝えたいことはありますか?
若杉:自分をつくるより、自分の軸とか、ずっと好きだったこととか、そういう一貫性を大事にしてほしいなと思います。そういうものこそ、ちゃんと仕事につながると思います。
山田:職種名だけだと広く見えるかもしれないですが、そのぶん自分の得意を活かせる余白も大きい仕事だと思います。新卒でも中途でも、施策全体を自分ごとで動かしたい人には、すごく面白い環境だと思うので、まずは気軽に話を聞きに来てもらえたらうれしいです。