こんにちは、なるテック広報部です。
先日開催された「なるフェス2024」は、来場者をお迎えし、活気にあふれたイベントとなりました。
なるテック独自のコンテンツを盛り込んだなるフェスについて、今回は、その見どころやスピーチの内容、そして当日の様子を振り返るレポートをお届けします。ぜひ最後までご覧ください。
なるフェス2024の背景
なるフェス2024の実施背景には、全国の過疎地域が直面する深刻な課題があります。人口減少、高齢化、経済の縮小、インフラの老朽化、医療・介護・教育サービスの不足などが挙げられます。
これらの問題に対し、地域の持続可能な発展が急務となっています。なるテックは、地方創生を目指すパートナーと課題解決策を共有する場を創出したいと考え、なるフェスを企画しました。
官公庁、企業、教育機関など多様な参加者が集まり、知識や経験を共有することで、過疎地域の問題解決に向けた具体的な行動を促進することを目指して開催されました。
なるフェス2024実施の概要
なるフェス2024は、あきた芸術劇場ミルハスで開催された地域創生イベントのことです。
東成瀬村での実践や事例をもとに、新しい「ローカル」のあり方を考える場として、多様な参加者が集まり、知識や経験を共有しました。
開催日:2024年12月16日(月)
会場 :あきた芸術劇場ミルハス(中ホール)・ミルハス内会議室開始
時間 :12:00-16:00
なるフェス2024の様子
なるテックアワード
表彰式では7つのフィロソフィー賞とベストルーキー賞、2024年MVPの発表が行われました。特に注目すべき点として、地域密着型の活動や社員の成長に焦点を当てた表彰が行われ、各受賞者の功績が詳しく紹介されました。
2024年のMVPにかがやいた、田口さん本当におめでとうございます。
決算報告・経営方針発表
決算報告・経営方針発表では地域創生と企業経営をテーマに、代表の近藤からプレゼンを行いました。舞台となるのは、人口2400人の東成瀬村。ここでの地域課題を解決し、新たな価値を創出する取り組みが紹介されました。
なるテックの経営方針として「ローカルデザイン事業」と「システムデザイン事業」の2つを掲げ、第3期の売上総額は2億9500万円、当期純利益は12万円との報告がありました。今後は地域に密着した企業イメージへのブランドリニューアルや、さらなる収益事業の強化、人材育成の重要性を伝えてプレゼンを締めくくります。
メンバースピーチ
なるテックが運営するイベントでは、欠かさず実施するメインコンテンツです。
メンバーから今後のビジョンや仕事にかける思いを引き出し、人生をかがやかせるためにどんな活動を行っているかをこれまでの経歴や学びとともに発表してもらいます。
スピーチを通してより多くの方に熱量を伝えご支援していただけるように、今回はなるテックで特に前進し続けるこちらの3名からスピーチを行いました。
・田口さん
・鈴木さん
・高橋さん
スピーチを行う田口さん
入社後の変化として「人が怖くなくなった」ことを挙げ、セールス職として月150万円の売上見込みを達成するまでの成長過程について話しました。
スピーチを行う鈴木さん
今年の2月になるテックに入社し東成瀬村に移住。「調整をする心」を身につけ、新しいことへの挑戦を続けている様子についてスピーチを行いました。
スピーチを行う高橋さん
海外での開発コンサルタント経験を活かし、地域でのIT教育支援を通じて、若者が秋田や東成瀬村に残れる選択肢をつくるため、DX研修や企業の業務改善の支援に注力していることを伝えました。
東成瀬村となるテックのこれまで
東成瀬村の村長である備前村長からは、東成瀬村の現状、課題、そして将来のビジョンについてお話いただきました。
東成瀬村の基本情報の説明に始まり、人口が昭和22年の6,122人をピークに現在では大幅に減少している現状を説明しました。村の特徴として、面積の93%が山林であり、豊かな自然環境を持つ一方で、過疎化や高齢化という課題に直面していることが述べられました。
村長は特に、人口減少対策として、若者の定住促進や子育て支援に力を入れてきた経緯を詳しく説明し、具体的な施策として住宅整備や教育支援などを実施してきたことを報告しました。
また、令和3年からIT産業の誘致に取り組みはじめ、なるテックの設立など新たな産業創出への取り組みについても言及されました。
将来の展望として、コンパクトシティ化や村内での経済循環システムの構築、IT産業を中心とした地方創生モデルの確立などが示されました。特に注目すべき点として、地域課題の解決、都市と地方の架け橋となって東成瀬村をつないでほしいと語りました。また人口減少への抑制が期待されています。
代表取締役社長挨拶
代表の近藤による挨拶で、なるフェス2024も終わりに差し掛かります。
現在のなるテックの活動は「起承転結」の「承」の段階にあると説明し、様々な課題に直面しながらも、一歩一歩着実に進展していることを伝えました。
特に、現在取り組んでいる事業は単に東成瀬村だけの問題解決にとどまらず、将来的には日本全国の人口3万人以下の自治体の課題解決にも貢献できる可能性があることを強調しています。また、プロジェクトの社会的意義や方向性について深く掘り下げる必要性を伝え、より多くの協力者を募ることの重要性を強調しました。最後に、ご来場いただいたお客様への感謝の思いを伝え、幕を閉じました。ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
なるフェス2024をプロデューサーの立場から振り返る
近藤と談話する佐々木さん(右から2番目)
なるフェス2024のプロデューサーとして統括を行った、佐々木さんにインタビューを行いました!
どのような思いでなるフェス2024を作り上げたのか、振り返っていただきました。
①どのようななるフェスを目指して、準備をしてきましたか?テーマとともに教えてください。
佐々木さん:今回のキャッチコピーが ノンフィクション「東成瀬」~これは東成瀬で起こっている実話です~ ということで、東成瀬村を舞台に起こっている出来事や取り組みを広く共有しようというテーマで企画しました。
東成瀬村での課題解決に向けた実践や成果をケーススタディとして、新しい「ローカル」のあり方や可能性を深め合う場とできればと思い準備を進めてきました。
②なるフェスの準備の過程や本番当日でうまくいったことについて教えてください。
佐々木さん:今回初の試みとしてメイン会場とサブ会場で分け、分科会という形式を取りました。それぞれのコンテンツの満足度は高く、取り組みを広く知ってもらうという点では良かったのかなと思います。
また、入社1年以内のメンバーを中心に企画、マーケティング、運営を行いましたが、未経験ながらもチームとしてやり遂げられたことはホッとしています。メンバーの成長にも繋がる良い機会だったと思います。
③イベント当日に起きたトラブルや、準備段階で直面した課題について教えてください。
佐々木さん:当日、分科会に参加者が流れない状況が発生しました。途中からメイン会場でのアナウンスや誘導により改善されましたが、タイムスケジュールやスタッフの案内も含め次年度では改善すべきポイントです。
また、ゲスト/登壇者が昨年の2倍程度いた影響で関係者との調整が準備期間では特に大変でした。各関係者との調整担当の明確化やいつまでにどの状態にするかなどのスケジューリングが改めて重要だと感じました。
④参加者からどのような反応がありましたか?
佐々木さん:会場を分けて実施したことから「全てのコンテンツを見たかった」「タイムスケジュールを調整してほしい」などの声を頂きました。次年度に向けて改善していきたいところです。
また、メンバースピーチや社長のプレゼンも非常に好評で、「熱量を感じた」「なるテックに更に興味が湧いた」という声も頂いており、東成瀬村で何が起きているかだけでなく、改めてなるテックやそこで働く従業員も注目されているのだと実感しました。
⑤なるフェスのプロデューサーとして自身のどのような成長につながりましたか?
佐々木さん:これまでは大人数をマネジメントする経験が無かったため、今回の経験を通じて「マネジメント力」が培われたと感じます。また、短い期間で様々なタスクや関係者との調整を進めていく、あるいはメンバーに進めてもらう中で、これまで自分の中で課題に感じていた「実行力」の向上に繋がっていると感じています。
回答いただき、ありがとうございました!本当にお疲れ様でした♪
広報部からの一言
なるフェス2024は大盛況の中、幕を閉じました。よかった点も改善点も次回に活かしていきたいですね。引き続き、皆様のご支援とご協力のほどよろしくお願いいたします。
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