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人として学生と向き合い、「目の前の人の可能性を広げる」ことを諦めない。(CA/印出実生)

【挑戦者側から、社会をおもしろくする。】
入社当初はSNSマーケティングを経験し、現在はキャリアアドバイザー(CA)として活躍する、入社2年目。
「他のCAと比べて、自分が一番だと思える部分はない」と謙遜しながら、今では中堅を担うまでになった社員のこれまでの悩みや覚悟……!!学生に向き合い続けるCAの働き方をお伝えします!!

スキルやキャリアよりも「目の前の相手」

「いわゆる“エージェント”にはなりたくないんです」

ナイモノで働き始めて、2年を経とうとしている。
入社当初は未経験でSNSマーケティングを担当し、入社半年でCAに異動して1年半。
その言葉の真意は、学生たちにとって「就活エージェントとしての印出」ではなく「心おきなく相談できる、一人の社会人としての印出」でありたい、という自身の理想。

ナイモノに転職する前は、新卒で入社した美容ヘルスケア商品を扱うWeb通販の会社で働いていた
学生時代に早くから就職活動を始めて、入社を決めた会社だった。夏のインターンシッププログラムを受けて、理念や人に「雷が落ちたような衝撃」を受けた。

内定を得た後は、3年生の12月から働き始めた。自分で選んだ道を「できることはやりきりたい」と、学生ながら週に4日、通常の勤務時間だけではなく毎回残業を繰り返して、仕事に没頭した。
入社してからも数百人の顧客をもちながら、一人ひとりに対して自分がかかわることの意味や介在価値を感じ、それが原動力になっていた。

「当時はあまりスキルやキャリアのことは考えていなくて、目の前にいるお客さんに向き合っていくのが楽しくて、仕事の指標や目標をクリアしていくことに集中していました」

未経験のマーケティング職への転身

社内のコンテストや目標数字でも、常に高い評価を残していった。だからこそ2年の経験を通して、そこではもう「やれることはやりきった」という感覚があった。
何より、美容・ヘルスケア商品の通販でも顧客からの信用は重要でありつつ、商品の特性としてあくまでも日常で利用する製品のひとつ。2年間でやりきったと思えたからこそ、より深く本質的な部分で顧客とかかわっていきたい、という欲求が生まれてきた。

それまで目の前の仕事に没頭し続けてきて、これからは「人の人生に向き合えるようになりたい。そのためのスキルを身につけていきたい」 そんな想いを抱いて、ナイモノに転職をした。

SNSマーケティングの知識もなく未経験でありながら、履歴書の端に書いたマーケティングへの興味や、学生時代の経験も踏まえて、配属が決まった。
就活は学生の人生にも、企業の将来にも大きな影響を与える仕事。新しい分野への興味とともに、拡大していくサービスの展開にかかわれることへの期待が、印出の背中を押した。

葛藤 「この仕事、自分でいいのかな?」

そして入社から5ヶ月が経った頃――。
ある日の夜いつものようにPCに向かいながらSNS向け広告の作成作業をしていた。気づけば、取りかかり始めてから5時間が経っていた。ふとした疑問が頭をよぎった。

「この仕事、私じゃない方がいいのかもしれない……」

ネガティブな感情ではなく、自身の性格や適性と、求められているもののギャップ。マーケティング業務としては、次々と数を増やしていくことが求められる一方で、細かい部分にこだわって「より良い見せ方」を考えて時間を割いてしまう自分がいる。

「SNSの広告って、たとえばベッドで寝転びながらとか電車の中でとか、ちょっとした時間の隙間に目にするものですよね。気軽な気持ちで見る、ほんの数秒。その広告作成にこんなに時間をかけてしまっているのって、仕事の目的を果たせているのかな、って」

本来求められているのは、ジョーカツの認知を広げて利用者数の増加につなげること。当然そこでは数もスピードも必要となる。
それを理解しつつも、印出としては数やデータとしてではなく、一人ひとりの学生を想像して、彼らが満足できるような方法を考え続けたい。

その想いとのギャップから、「この仕事を任されているのが自分でいいのか。もっと会社にも学生にも貢献できる方法があるんじゃないか」と、少なからず自分を責める気持ちがあった。

号泣、決意、覚悟、宣言。

仕事が嫌だというわけではなかった。ただ、何をもって成果とするのか、自分の仕事が誰の価値につながっているのか、他の人がやった方がいいんじゃないか……。プラスを生むことができていない自分と、それでも仕事を任せてくれている環境に対する申し訳なさ。

そんな迷いを抱えていた中で、同僚の女性社員4人と休日を過ごしたある日、感情が溢れた。

「自分でもびっくりするくらい、泣いてしまって(笑)
このままだと何も変わらないし、むしろ自分にとっても会社にとっても悪影響があるかもしれない。環境を変えることで、もっと良い価値を生み出すこともできるのかも、って感じた日だったんですよね」

SNSマーケティング担当として、任されたことを完遂できていないと感じながらも、自分から違う選択肢を求めることには大きな葛藤があった。しかし、もともと転職した理由は「自分がかかわることで、目の前の人にプラスの価値を届けたい」という欲求。

意を決して、翌日にCAのマネージャー辻川に連絡を入れ、抱えている想いをすべて伝えた。
――現状では会社のためになれていない。辻川のもとで、CAとして新しい挑戦をしていきたい。さらには引き受けた仕事から離れることへの自責の念と、これからの覚悟。何より会社に貢献できる仕事をしたい。自分とも近い時期に入社した他のCAと競いながら成長していきたい。

「エージェント」ではない関係を。

すぐに霜田を含めた3人での面談が設定され、翌週にはCAへの異動が決まった。
自分から言いだした異動で、結果を出さないわけにはいかない。とにかく動き続けることを意識して、結果を求めた。

とはいえ、CAという業務の特性上、すぐには結果につながらない。学生からの信用、選考プロセスによるタイムラグ、決断に至るまでの他社との選考の兼ね合いなどの要因が重なる……。最初の数ヶ月は苦しい期間をすごした。

ただ、その間も常に考えていたのは、「時間がかかっても必ずやりきる」こと、「自分がかかわる人の可能性を諦めない」こと。

改めて期待とともに挑戦の機会を与えられた以上、「必ずやりきる」。そして、転職を考えてナイモノに入社したときから抱いていた、「本質的な部分で深くかかわりたい」という想い。

「当時も今でも、他のCAと比べて“自分が一番”と思える部分はありません。
ただ、目の前の人からの信頼を得ることについては意識し続けていますし、自分を信じてくれる学生たちの人生を絶対に諦めたくない。そこは何よりも大切にしていたいんです」

「いわゆる“エージェント”にはなりたくない」という言葉は、印出本人がそれを目指すということではなく、あくまでも学生の目に映る自分の姿。
身をもって、それを実現するために日々全身で学生に向き合った。

毎日30分、学生に寄り添う。

その想いを実感することができたのは、ある学生との出会いだった。その学生は、もともと既存のCAが担当していて、印出はそれを引き継ぐ形でかかわることになった。

印出がかかわる中で複数の内定を得て、そのどれもが本人の希望や意向には合っている。しかし、どうにも決断には至らない……。
新しく違う会社を紹介してみても、反応は芳しくない。社内では「あとは本人が決めるまで待つしかない」とも言われた。

それでも印出は諦めたくなかった。

そもそも学生との会話の中で、小さな疑問を感じていた。
「本人は、決められないとか先延ばしにしたがっているというよりも、悩む過程を大事にしているように感じたんです。なので、その学生の悩むプロセスを一緒に考えていこうと思いました」

それから印出は、一週間以上にわたって学生の話を聞き続けた。抱えている不安や会社への印象だけではなく、その日の出来事や感情など、毎日30分の時間をとって寄り添った。

自分だからできること、やるべきこと。

数百人もの学生を担当する中で、一人の学生にかけられる時間は限られている。決して効率的ではないことは、印出自身も充分に理解していた。何より自分が置かれている状況で、早く成果を出さなければならない。

「だからこそ」という想いもあった。

一人の学生にそこまでの労力をかける。学生にも会社にもベストな結果にするために、できることをやりきりたかった。
まだCAとして一人前ではない中で、自分がCAをやる意味や、自分だからできることに向き合う意味でも、その選択をした。

結果的に、その学生は内定先への承諾を決めた。

「上司の辻川にも、“想いが強すぎて一本足になりがち”だとよく言われます(笑) 会社としては正しいやり方とは言えないですし、そこまでしなくても成果を残せるCAにならないと、とも思っています。
ただ当時はとにかく必死でしたし、自分が担当しなかったらあの結果にはなってなかったんじゃないかな、とは今でも思っていて。忘れられない経験でした」

次のフェーズを目指したい

その後、徐々に目標への数字も積み上げ、異動から半年で月間MVPの表彰を受けるまでになった。

「自分が向き合う学生たちの可能性を広げられる人でありたい。
学生の価値観や状況、志向や性格によって“ほしい言葉”や“刺さる言葉”も違うはずで、議論をしながら考えをまとめる人もいれば、やさしく寄り添うことを求めている人もいます。
場合によっては、大枠だけとか端的な言葉が響くこともあります。そんな学生たちに提供できるカードというか提示できる言葉を増やして、一人ひとりに信頼してもらえるCAになりたいですね」

SNSマーケティングからCAに移り、今ではナイモノのCAとして中堅と言われる立場。入社3年目を前にして、次の段階を見据えている。

「学生や会社のために、と考え続けてきたつもりだったけれど、振り返るとまだ自分を守ろうとする意識があったと思うんです。
最近は、その視野も変わってきていて、これまでとは違った意味で学生や会社に対して集中できている気がします(笑)
新しく入社してくる人も増えてきているからこそ、ナイモノのCAとしてみんなを引っ張っていけるような、お手本になれる存在を目指していきたいな、と考えています」

自分に対しても学生にも諦めることなくやりきる。人の可能性を広げていくために、更なる「上」を目指していく。


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キャリアアドバイザー
東京で働きたい就活生と首都圏企業を繋ぐ|人に寄り添う|キャリアアドバイザー
「挑戦者の、一番の応援者になる。」 たとえばスポーツと同じように。ビジネスの世界も、群雄割拠するからおもしろい。 新しい発想で勝負をかける対抗勢力や、自分たちらしさを大切にして、 オンリーワンのポジションを築く企業があるから、世の中はどんどんおもしろくなっていくと思います。 だから私たちは、「挑戦する企業や人」を応援していきたい。 私たちは、挑戦しようとするその想いの、一番そばで伴走しつづけます。 創業以降、採用支援・コンサルティング業務を軸に事業を展開し、 メイン事業として、上京を志す地方学生向け支援サービス「ジョーカツ」や、首都圏での就職を希望する全国の就活生向け支援サービス「スタキャリ」を運営しています。 また、フォロワー数3万人を超える就活生向けメディア「就活ちゃんず」なども運営しています。 関わる全ての方々に「ナイモノがあってよかった」と思っていただけるように。 これからも挑戦者の一番の応援者であるために。 ナイモノは "今までにない サービス" を生み出し続けます。
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