日本初の通信キャリア・IT系4社からの資金調達を経て、次なるフェーズへ | 株式会社mov
はじめまして。株式会社movの代表をしております、渡邊と申します。この記事では、「今回のシリーズBでの資金調達を皮切りにmovはこれからなにをしようとしているのか?」を記載したいと思います。今回...
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株式会社mov(以下、mov)は、「日本のポテンシャルを最大化する」という使命を掲げるスタートアップです。その中心で強い推進力を発揮しているのが、専務取締役COOの 菊池 惟親(以下、菊池)。
幼少期から経営の現場を肌で感じて育った彼の仕事観、海外での挑戦を含むキャリア、そして仲間への強い責任感は、どこから生まれ、どこへ向かっているのか。
今回のインタビューでは、菊池のルーツから、インバウンド市場への想い、そして「これからmovで働く仲間に求めること」を深く掘り下げました。
Profile
福岡県出身。地元の老舗調味料メーカーで同社ブランドショップ店長・エリアマネージャーを経験後、2015年にアメリカ現地法人の立ち上げを担当。2018年、movに参画し、2020年に取締役就任。2023年に専務取締役就任。
ーー まずはじめに、今の仕事観のルーツを教えて下さい。
菊池:自営業の父を見て育った環境が大きく仕事感に影響していると思います。父の仕事はその地域の特性や住んでいる人々の需要に合わせて、多岐にわたる事業を次々と展開していました。
父は生活と仕事が完全に一体化していて、例えば幼い頃連れて行ってもらった「ドライブ」が実は視察だった、なんてこともありました(笑)。
しかし、父がしていた事業は、いわゆる「好きなこと」ばかりではなかったように感じます。それでも「家族のために覚悟を持ってやる」。その背中を見て育ち、経営に向き合う覚悟を自然と学びました。
また、父は時代に合わせて柔軟に新しい事業を次々に展開していくタイプで、そのチャレンジ精神や経営者としてのマインドにも影響を受けました。
今の自分の「常に事業にコミットする姿勢」「結果に対して責任を負う覚悟」といった仕事への向き合い方のルーツは、間違いなくこの幼少期の体験にあります。
―― そんな幼少期を過ごし、キャリアスタートはどんな感じだったのでしょうか?
菊池:意外と苦戦しました(笑)。
「やりたいこと」がなかなか見つからなくて。大学生の頃は、いずれ「経営に携わる仕事がしたいな」という漠然とした思いはあったものの、いざ新卒の就活をしてみると父とは違って「興味がないことには頑張れない」という自分の性格が露呈して(笑)。
転機は大学2年のときです。「人とは違う経験をしたい」という気持ちから、布団の中で突然「留学する」と決め、その足で父に電話して、留学サポートセンターに行き、イギリス・ブライトンに留学することがきまりました。行動力だけはあったんですよね。
留学の前後で就活をしてみて、何十社も面接を受けてみました。浅く広い業界知識はつきましたが、それでも「絶対これ」というものは見つからなかった。ただ、大手よりも、主体性とスピード感が求められるスタートアップに惹かれている自分に気づきました。
菊池:新卒後、コンサル会社を経て、福岡の調味料メーカー「茅乃舎」へ転職しました。現在では全国で約40店舗展開をしていますが、当時は福岡に3店舗のみで、ここから全国展開のタイミングでした。ほぼ未経験の状態から店長に抜擢され、関西旗艦店の立ち上げ、エリアマネージャーとして多店舗の運営に携わりました。
さらに、留学経験を活かしてアメリカ進出プロジェクトで現地駐在します。ここで日本の「だし」を広めるアウトバウンドの仕事を3年間経験したことが、のちのインバウンド領域への興味へとつながっていきます。
ーー どのようにmovに携わることになったのですか?
菊池:アメリカ駐在から帰国後、国内のブランドビジネスから転職のお誘いもありましたが、茅乃舎以上に愛せるブランドはないと思い、お断りしていました。実家の事業を継ぐ選択肢もありましたが、興味のないことにはコミットできない自分には合わない。
茅乃舎の経験から海外に関わる仕事がしたいなと次のキャリアを悩んでいたとき、新卒同期から「スタートアップの代表が営業を探している」という話があり、それがmovでした。
2018年、ちょうど「爆買い」がピーク。海外駐在していた自分には、日本の街の変化が衝撃的で、インバウンドの計り知れない経済効果とポテンシャルを肌で感じました。その勢いに惹かれて、最初は業務委託の形でmovにジョインしました。が、正直なところ、最初は新卒で入った会社の同期を助けるくらいの感じで、短期プロジェクトのイメージで参画していたんです。
しかしやってみると、当時はまだインバウンド市場がブルーオーシャンで、movの少数精鋭メンバーたちで次々と開拓していく感覚や熱量が面白かった。まだ誰もやってないからこそ、そこには沢山のニーズがあって、それに応えていく。そうやってビジネスとしてどんどんのめり込んでいきます。
―― 短期参加のつもりだったのに、なぜ今もmovに?
菊池:理由は大きく2つあります。
1つは「仲間」への根源的な責任感。もう1つはインバウンド市場の将来性への確信です。
2018年夏から、訪日ラボの知見を活かした代理店・コンサル事業を立ち上げるなど、事業の幅を一気に広げました。仲間が増え、組織が動き出したことで「この仲間の人生に責任を持ちたい」と思うようになりました。
movに関わってくれたメンバー一人ひとりが、私にとっては大切な存在です。それは離れていくメンバーに対しても変わらなくて、退職するメンバーがいても、ライフステージの変化なら無理に引き止めない。逆に「今が踏ん張りどき」と思うメンバーには率直に伝えることもあります。
movはスタートアップなので楽しいこと以上に大変なこともたくさんあります。だからこそ、movで苦楽を共にしながら一緒に働いてくれているメンバーには今この瞬間、この時間を無駄にさせたくはないんです。
せっかくmovで働くという選択肢を取ってくれた仲間に「movを選んだことを後悔させたくない。せっかくなら、movでの時間、仕事を最大限楽しんで欲しい」と、これは今でもずっと持ち続けている想いです。
―― 2025年8月にはmov初主催の大型カンファレンス『THE INBOUND DAY 2025』が開催されました。このカンファレンスへの想いや、インバウンド市場への期待を教えて下さい
菊池:日本は今、人口減少・国際競争力低下など、厳しい局面を迎えています。名目GDPランキングでは、ドイツに3位の座を奪われ、5位のインドにも肉薄されており、5位陥落も時間の問題です。
「失われた30年」「日本はオワコン」なんて言葉もよく耳にします。少子高齢化、人口減少、政治不信、国際競争力の低下。確かに私たちの前には多くの課題が立ちはだかっています。
でも、THE INBOUND DAYで感じたのは真逆でした。登壇者と参加者の熱量から、「日本にはまだ、圧倒的なポテンシャルがある」と確信したんです。
mov社内でも、THE INBOUND DAY終了直後のミーティングで『今日(THE INBOUND DAY開催の日)を上場の後に振り返った時に「あの日は何かが始まった日」になるかも』と盛り上がったほどです。
movの使命は「日本のポテンシャルを最大化する」ことです。
THE INBOUND DAYを開催するまでは、movはWebメディアの「訪日ラボ」の運営やコンサルティングを中心にした「裏方」に回っていました。今回、このカンファレンスを通して「表舞台」に立つことで、別の切り口から日本のポテンシャルの最大化に寄与できたのではと思っています。
初開催は「想いと運」で乗り切った部分もありますが、2回目こそがブランドを決定づける。次回も「予想は裏切るけど期待は裏切らない」カンファレンスにしたいと思っています。
―― 部門を超えて、共通して期待するスキル・マインドはありますか?
菊池:スキルよりも、まずはマインドです。
特に大切なのは、「日本のポテンシャルを最大化する」という想いに共感してくれていることが最重要だと思っています。
そして、
こういう人はmovで確実に活躍できます。
私は新卒の時にやりたいことがなかなか見つけられなかったタイプでした。ただ逆を言えば、『やりたいことがあればなんでもできる』タイプですし、実際そのようにキャリアを積み重ねてきました。
その経験からも、そういった人、つまり常に新しいことやチャレンジに挑み続ける人や、『やりたいこと』を貫き通せる人、がmovにはあっていると思います。
また、私が経営者として最も大事にしているのは『一貫性』です。自分の行動原理の一つとして、説明のつかないことはしない。私自身がこの一貫性を持って事業に取り組んでいるからこそ、一緒に働く皆さんにも、会社の使命に共感してもらい一貫性を持った行動をとってもらえるといいなと思っています。
最初はスキルがなくても「これに人生の一部をかけられる」みたいな強い思いがあれば、誰しも必ずできるようになると思っています。
菊池:movには「日本のポテンシャルを最大化する。」という強い想いが根付いています。それは国籍に関係なく、多様なバックグラウンドを持つ外国籍の社員も含めた、私たちの共通の使命です。
私たちは、日本を盛り上げていく産業に携わっています。そして、その活動において日本人だけが主人公になるのではなく、日本のことを好きでいてくれる、世界中の人々とWin-Winの関係を築くことを目指しています。
訪日外国人にも心から楽しんでもらえる日本をつくること、その相互利益の創出こそが、私の思う日本の真のポテンシャルです。そしてこの「日本のポテンシャルを最大化する。」という想いに共感してくれる皆さんには、改めてお伝えしたい。
movを選んだことを後悔させません。
同じ想いを持つ仲間と、一緒に働けることを楽しみにしています。
菊池の語りからは、覚悟と責任感、そして「仲間への愛情」が終始にじみ出ていました。もしあなたが少しでもこの熱量を「面白い」と感じたなら、ぜひ一度話してみませんか。
あなたのエントリーを心よりお待ちしています。
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